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北京の中関村に登場した「シェア睡眠カプセル」が注目を集めている。北京警察によると、カプセルを利用する際に身分証明書などの情報を登録する必要がないことから、違法な犯罪分子が身を隠す場合などに利用されやすいことがわかった。
日本のカプセルホテルのような「睡眠カプセル」、16カ所が営業停止―中国
http://www.recordchina.co.jp/b185277-s10-c30.html
2017年7月24日(月) 9時40分
北京の中関村に登場した「シェア睡眠カプセル」が注目を集めている。北京警察によると、公安機関が関心を寄せ、調査を行ったところ、このカプセルは北京の企業が開発した宇宙船の船室に似た休息の空間だが、カプセルを利用する際に身分証明書などの情報を登録する必要がないことから、違法な犯罪分子が身を隠す場合などに利用されやすいことがわかった。またカプセルは閉鎖されたごく狭い空間で、火災発生時にすぐに消火活動にあたり避難することができず、治安や消防の問題があることがわかった。北京青年報が伝えた。
北京市公安局治安管理部門はカプセル運営会社の関連部門責任者を呼び、法律の規定を説明し、相応の法的手続きを履行すべきことを告知した。民間事業の経営許可を取得しなければ、法律に基づいて処分することも伝えた。同社の責任者は、「公安機関が法律法規方面の指導をしてくれたことに非常に感謝している。弊社は厳格に法律を守った経営を行う」としている。現在、同社が北京市内に設立したカプセル16カ所が営業停止になっており、近くカプセルの撤去作業を始めるという。
これに先立って中関村のビルの地下2階にあるカプセルを利用してみた。6つのカプセルが約10平方メートルの面積に並び、外からみるとロケットの船室やカプセルホテルの個室によく似ている。使い捨てのベッドリネン類を無料で受け取り、靴を脱いで中に入る。ドアを閉めると自動でロックされ、決められた手続きを踏まないと解錠されない仕組みになっている。価格は基本的に2コースあり、ピーク時間(11〜14時)は基本料金が30分10元(1元は約16.4円)で30分以降は1分ごとに0.33元が加算される。オフピーク時間(11〜14時以外)は基本料金が30分6元で30分以降は1分ごとに0.2元が加算される。一日の支払額上限は58元。1カ月間のパックもあり、料金は788元。関連部門責任者の説明によると、「一般的に昼の休憩時間はいつも満室で、夜は残業族が利用している」という。(提供/人民網日本語版・編集KS)
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