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20日、新快報は日本の医療事情に関する記事を掲載した。執筆したのは日本で中国語の医療通訳を行っている人物だ。資料写真。
日本人には安いが外国人には高い日本の病院―中国紙
http://www.recordchina.co.jp/b175808-s0-c30.html
2017年4月21日(金) 7時20分
2017年4月20日、新快報は日本の医療事情に関する記事を掲載した。タイトルは「日本人には安いが外国人には高い日本の病院」。執筆したのは日本で中国語の医療通訳を行っている人物だ。
著者は冒頭で「多くの日本人は日本の医療制度を素晴らしいものと考えている」と指摘し、国民皆保険に言及。これに続けて触れたのが日本の少子化問題で、「住民の数を増やしたい各自治体はインフラ整備や自然環境、教育レベルに加えて『子どもの医療』を誘致PR項目に据えている」と述べ、さらに「日本で生活している中国人は現在60万人余り。医療面で外国人は日本人と同じ保険を利用でき、多くの大都市に自分のような医療通訳が存在する」と説明、「数年にわたる仕事の中で出会った感慨深いケース」として次のような体験を挙げた。
著者が最初に紹介したのは健康診断のために日本を訪れる中国人旅行者の例で、文章では「近年は多くの中国人が観光ではなく健康診断目的で日本を訪れている。日本の医療保険に入っていない彼らは全額自己負担となるわけだが、金持ちはそんなことは気にしない」と一般的な検査で十数万円使った人がいたことを指摘。この一方で日本の農村に嫁いだ中国人女性ががんで亡くなったケースを「忘れられない経験」と語り、「女性の嫁ぎ先は裕福とは言えないが看病に励んだ。だが、がんに侵されると治療や入院代でお金はどんどん出て行ってしまう」。著者はここで「しかし、日本では…」と一定の額を超えると国が負担してくれる制度があることを紹介し、この女性の家族の毎月の負担が8万円だったことを説明。「病魔は彼女の命を奪ったが、家族の生活が病気のせいで崩壊することはなかった。医療保険は患者の命だけでなく、家族の生活も守るのだ」とまとめている。(翻訳・編集/野谷)
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