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1月28日から2月4日まで、私は故郷である中国の福建省福州市に滞在した。つまり、今年の旧正月の最初の一週間、中国で過ごしていた。筆者撮影。
<在日中国人のブログ>中国で一番贅沢なものは「おいしい空気」=今、田舎がにぎやかになっている
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2017年2月14日(火) 15時40分
1月28日から2月4日まで、私は故郷である中国の福建省福州市に滞在した。今年の旧正月の最初の一週間、中国で過ごしていたのだ。
今回は故郷の周りの田舎を見て回った。近年、中国では、都市が著しく成長している一方、現在は田舎の風景も大きく変わっている。特に旧正月では、田舎のほうがにぎやかだという。例えば、普段1万人が住んでいる村に、旧正月では、突然2万人がやってくる。正確には、大勢の若者が故郷に戻ったと言うべきだろう。彼らはいわゆる出稼ぎ労働者で、1年中故郷を離れて都市で働き、旧正月に帰郷する。
そのこともあって、旧正月の田舎の街にはお洒落な若者の姿をよく見かける。彼らは歩きながら、歓声を上げたりしている。活気が溢れて、田舎の風景がぱっと明るくなったようだ。ただし、現在は旧正月だけではなく、休日に田舎の「客」が随分増えるという傾向がある。
そういえば、経済の発展につれて、中国人のライフスタイルが段々変わっている。多くの家庭が車を持っていて、休日はドライブで遠くまで行ける。企業を経営している、ある古い友人は、休日にいつも車で山の中へ行くそうだ。彼は山の中に小さな田んぼを所有していて、そこで野菜を育てている。休日に自分の手で無農薬野菜を収穫するのは最高の楽しみだそう。スーパーの野菜には少量の農薬が残留しているので、健康に良くないという。
つまり、経済的に裕福な人が田舎を好きになったというわけだ。空気がいいし、健康食品も手に入る。お金持ちの人たちは田舎あるいは山中に別荘を建てている。企業の経営者だけではなく画家や芸術家なども田舎に移住する傾向がある。都市の中心部から車で1時間ぐらいの郊外あるいは山の中に行くと、空気が都市より随分良いという。現在の中国で、一番贅沢なものはおいしい空気であるのかもしれない。
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