http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/513.html
Tweet |
(回答先: ドストエフスキーの貧困生活 投稿者 中川隆 日時 2020 年 2 月 28 日 00:14:44)
トルストイとドストエフスキーの国 2014年5月02日
リーヴァイ・ブリッジス
https://jp.rbth.com/travel/2014/05/02/48137
ソロヴェツキー諸島の強制収容所、チェルヌイシェフスク村、ミハイル・ブルガーコフ博物館、もしくはトルストイ博物館のどれにしようか。ロシアNOWはロシア旅行の際、是非訪ねてみたい文学スポットのトップ10を選んだ。
多くの人は、ロシア文化と言えばトルストイやドストエフスキーなど、文豪の名前を思い出す。ロシアには豊かな文学の伝統があり、多くのロシア人小説家の名前は誰にでも知られている。今月、ロシアはロシア旅行の際、是非訪ねてみたい文学スポットのトップを選んだ。
10. ソロヴェツキー諸島でソルジェニーツィンの取材を辿る
アレクサンドル・ソルジェニーツィンは初めての小説『イワン・デニーソヴィチの一日』を1962年に出版した。この本はソ連の強制収容所の囚人の人生をテーマとし、ソルジェニーツィンはノーベル文学賞を受賞した。彼自身、強制収容所で長年を過ごし、その後、サンクトペテルブルクの北東に位置するソロヴェツキー諸島にある強制収容所を取り上げた『収容所群島』を書いた。
旅行会社のコーラ・トラベルは『収容所群島』に登場する場所を廻るツアーを企画する。詳しくはinfor@kolatravel.comにて。
9. ナボコフ博物館 サンクトペテルブルク
ナボコフが育ったサンクトペテルブルグの家=Lori/Legion Media撮影
ウラジーミル・ナボコフは1899年、サンクトペテルブルクの知識階級の家に生まれた。ロシア革命の時ナボコフの家族は亡命し、彼は人生の大半をヨーロッパとアメリカで過ごした。『ロリータ』や『青白い炎』など、彼の最も素晴らしい小説はアメリカで書かれた。
ナボコフが育ったサンクトペテルブルグの家(47ボリシャヤ・モルスカヤ通り)は博物館になり、写真やナボコフのタイプライターや蝶々のコレクションなど、思い出の品が展示されている。
8. ミハイル・ブルガーコフ博物館、モスクワ
ミハイル・ブルガーコフは医者として働き始め、ロシア内戦後、作家になった。ブルガーコフの戯曲はスターリンにより上演禁止とされた。 彼の最も有名な小説、『巨匠とマルガリータ』は悪魔がモスクワを訪れる話である。この本はブルガーコフとスターリン両者の死後25年以上経ってから出版された。
ブルガーコフ博物館(10ボリシャヤ・サドーヴァヤ通り)はモスクワのパトリアルシー公園近くにある。小説で悪魔はこの公園に現れる。ブルガーコフはこの家でこの小説を書いた。
7. ドストエフスキー博物館、オムスク
フョードル・ドストエフスキーは『カラマーゾフの兄弟』や『罪と罰 』を書いた、世界最高の小説家の一人である。ドストエフスキーの作品には、シベリアのオムスク近くの強制労働収容所で過ごした4年間の影響が見られる。
オムスク国立ドストエフスキー文学博物館(1ドストエフスキー通り)にはドストエフスキーがシベリアにいた時に住んでいた監房が展示されている。ロシアを旅行しているドストエフスキーのファンにとって、オムスクは外せない場所である。
6. チェルヌイシェフスク、東シベリア
ニコライ・チェルヌイシェフスキーの小説、『何をなすべきか』は19世紀後半のロシアで最も読まれていた本の一冊であった。小説は、裁縫のグループ作りから始まり、やがてレーニンやスターリンなどの革命家のお気に入りになった女性達をテーマとする。多くのロシアの小さな町は作家にちなんで名付けられている。シベリアのチタ市から東に300キロ程の所にあるチェルヌイシェフスクは目立つ丘の麓にあり、チェルヌイシェフスキーの像がある。シベリア鉄道でロシアを横断する際、ここで休憩して足をのばすと良い。
イルクーツクから毎晩4本、チェルヌイシェフスク行きの電車がある。(乗車時間は23〜27時間、運賃は50〜85$)
5. マクシム・ゴーリキー博物館、モスクワ
マクシム・ゴーリキーは19世紀後半のロシアの放浪者、作家、劇作家そしてマルクス主義者だった。ゴーリキーとレーニンの関係には浮き沈みが多かったが、スターリン時代、ゴーリキーは政府公認の社会主義リアリズムの作風を設立する役割を担った。
1931年、ゴーリキーはアールヌーヴォー調の豪邸を与えられた。現在ここにはゴーリキー博物館(6/2マーラヤ・ニキーツカヤ通り)がある。ゴーリキーの家はモスクワ随一のアールヌーヴォー調の建築物であり、文学ファンと建築ファンの両方が多く訪れる。
4.ツルゲーネフの家 スパスコエ・ルトヴィノヴォ
イヴァン・ツルゲーネフは1818年、オリョールに生まれた。ツルゲーネフの作品の中でも評価の高い『猟人日記』や『父と子』は19世紀ロシアの農奴の苦しい生活を描いたドキュメンタリー作品とされる。
ツルゲーネフは、オリョール郊外にあるスパスコエ・ルトヴィノヴォで『父と子』を書いた。ツルゲーネフの家のガイド付きツアーの予約はspasskoye@turgenev.mkrf.ru へ。
3. ナデージダ・マンデリシュタームの墓、モスクワ
ロシアの作家の妻達はしばしば夫の仕事を手助けした。ドストエフスキーには速記係を務めたアンナがいた。トルストイの妻ソフィアは夫の原稿を清書し、ロシア人詩人オシップ・マンデリシュタームには妻ナデージダがいた。
スターリンの大粛清の際、オシップはシベリアに送られ、ウラジオストク近郊で亡くなった。ナデージダは夫の詩を集め、スターリンの死後に出版した。
ナデージダも、ソ連での生活について語った自伝を2冊書いた。彼女の墓はモスクワのクンツェヴォ墓地にある。地下鉄駅クンツェフスカヤからバスでいく事が出来る。
2. トルストイの家、ヤースナヤ・ポリャーナ
ロシア文学を代表する『戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』はレフ・トルストイによって書かれた。トルストイはこれらの本をトゥーラ市近郊のヤースナヤ・ポリーャナにある邸宅で執筆した。緩やかな丘にあるトルストイの家は一世紀前からあまり変わっていない。観光客はトルストイの家を歩き回り、彼の墓を訪れ、馬車に乗って敷地内を見学することができる。 詳細は tour@tolstoy.ru へ。
1. アンナ・アフマトヴァ博物館、サンクトペテルブルク
アンナ・アフマトヴァはロシアで最も有名な詩人の一人である。1889年に生まれたアフマトヴァのキャリアはロシア革命前に始まり、革命後まで続いた。彼女は詩を通じて社会での女性の役割などを取り上げた。当時の慎ましやかな女性からは程遠かったアフマトヴァは、スリムなボディを見せる服を着ており、数多くの恋人がいた。
アンナ・アフマトヴァ博物館(53リテイヌイ・プロスペクト大通)はアフマトヴァが30年近く住んでいたサンクトペテルブルクのアパートにあり、そこには彼女の遺品や臨時展覧会がある。
https://jp.rbth.com/travel/2014/05/02/48137
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。