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(回答先: メモ帳 _ アイヌ 投稿者 中川隆 日時 2020 年 1 月 04 日 10:19:17)
住宅資金を借りたアイヌは金が無ければ返さなくても良い
日本では借金を返せないと借りた人が非難されるが、アメリカでは貸した人が非難されます。金を貸す、借りるのは純粋なビジネスであり、貸す人は金利で利益を得る為に金を貸すのです。借りる人は借りたお金を元手に、事業を拡大したり生活のやり繰りをして、金利をつけて返します。
ここで借り手が事業に失敗したり失業して返せなくなったら、貸す人に人を見る目が無いのです。競馬で自分が投資した馬が負けたときに「バカヤロー」と馬に叫ぶ人が居ますが、どう見ても自分が悪いのです。日本の銀行や信販会社は、失業や事業の失敗で金を返せない人を罵って、追い立てていますが「私は馬鹿です」と言っているのと同じです。
一時期銀行や金融会社がバタバタと倒産しましたが、社員が馬鹿だったから会社が倒産したのです。借金を返せないのは貸し手が悪い金利とは何かというと、相手が破産して返せなくなるリスクと引き換えに受け取るもので、最初から破産前提です。相手が破産するリスクを引き受けたくない人は、そもそもお金を貸すべきではありません。借り手と貸し手は対等であって、貸し手が上という事ではありません。
戦前戦後にアメリカで活躍したジェシー・リバモアという投資家は生涯に何度も借金しては、何度も破産しました。借りるときは「私は投資で成功する自信があるのでお金を貸してください」と言ってお金を借ります。投資で負けて一文無しになると貸し手の所に行って「私に金を貸した貴方の見る目が無かったので、債権を放棄して下さい」と言いに行きます。
そしてさらに「再起するのに資金が必要なので、追加でお金を貸して頂きたい」と言うのです。日本でこれをやったら社会から追放されるかも知れませんが、驚く事にアメリカでは貸した方が納得して応じるのでした。結局リバモアは何度踏み倒しても一度も貸し手に謝罪したりせず、対等の立場を通しました。
だが日本では「金利」がリスクと引き換えだという事が認識されていないので、謝罪の意味だと考えている貸し手が多い。借金をする人は悪い事をしているので、お詫びの印にお金を払っていると考えている。だから相手が返せないと分かっているのに返済を迫り、借り手は謝罪しながら首をつったりする。こんなバカな話はない。返せない借金は踏み倒せ欧米では借金を返せない人が破産を宣言して返済を拒否するのは、経済的に良い事だと考えられている。いつまでも返せない借金を払い続けるのは、その人の経済活動が止まってしまい、社会を停滞させるからです。貸し手は金利を受け取るのと引き換えにリスクを「買った」のだから、権利を放棄するのが当たり前だという考えです。
どんどんお金を借りて何かにチャレンジし、返せなければ破産しろというのが資本主義です。これがあるから欧米では若者がリスクを負って起業できるが、日本は借金が一生ついて来るのでリスクを負えない。奨学金みたいなものでも、悪徳金融のようにつきまとって返済を迫って人生を台無しにしています。
リーマンショックの前年にサブプライムショックがあり、ホームレスや不法移民に高金利で住宅ローンを貸していました。無職で英語すら喋れない連中が、最初から返す気もなく借りていたので、破綻して当然でした。当然彼らの家を没収するべくローン会社が動いたが、その時CNNのレポーターは「借りた金を返せないからといって家を取り上げるのはおかしい」と言いました。
驚いたことに多くの人はその意見に賛成し、結局多くの人はローンを返さないまま家を手に入れました。(政府の救済策)「返せない人に金を貸す方が悪いのだから、家を取り上げるのはおかしい」これが資本主義の考え方です。返せない借金は堂々と「返しません」と宣言して債権放棄を求める方が社会の為です。
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