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韓国メディアによると、慶北奉化にある大企業『石浦製錬所』の工場内にある地下水を検査したところ様々な重金属の中にりカドミウムの量が実に基準値の3万7000倍に達する数値が検出され、近辺では魚や渡り鳥が大量死するなど問題が発生していると報じれています。
韓国メディアSBSによると環境省は石浦製錬所の敷地内にある33箇所での地下水試料を採取しそれぞれ検査したところ、33箇所すべて重金属であるカドミウムが基準値を大幅に超える数値が検出されたとしています。数値は最大3万7000倍以上という深刻さだったとしています。
記事によるとあわせて水銀、鉛、クロムなども検出され一部では基準値を超えていたとしています。問題はこの地下水が製錬所の前を通る川に明らかに流出し続けていることです。検査した数値については工場がある上流の水と工場付近の川の水を比較した場合、工場付近では重金属の数値が4,500倍ほど高かったとしています。
なぜ重金属で汚染されている汚染水が漏れ出しているのか。工場では製錬過程で発生した汚染水は浄化装置を通るようになっているもののこの企業は不法に配管を設置した未処理の汚染水を垂れ流している事実も明らかになったといいます。
この企業については少なくとも2014年ごろより環境汚染が発覚していたといい、過去には操業が停止させられるなど問題が繰り返されていたとしています。そしてこの企業が垂れ流していたカドミウムを含む重金属の汚染水は韓国南部の最大の水源にもなっている洛東江に流れ続けているという点です。
記事によると近年この河川で多くの魚と渡り鳥が大量死している現状が明らかになっており、環境活動を続けているグループの発表として期間は不明なのですが、27羽の鳥の死骸が見つかったとしており今日までに50羽あまり回収しているなどとしています。
カドミウムといえば日本人ならば誰もが知っている四大公害病の1つ富山県で発生した『いたいたい病』が有名です。これはカドミウムに汚染された水を飲んだりその水で作られたコメなどを口にすることで人体ではカルシウムの吸収量が減り、少しでも体を動かしただけでも骨折するなどの症状がでる病気です。
21世紀に入った現在でもこのような汚染水を垂れ流し続けている企業があるというのは驚きなのですが、韓国ではいたいたい病に似た症状は出ていないのかは記事を読む限りでは記載されていません。
2019年07月22日
ZAPZAP!
http://zapzapjp.com/55309183.html
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