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11日、フィリピン華字紙・菲律濱商報によると、フィリピンの首都マニラの慰安婦問題を象徴する女性像が先月末に撤去されたことを受け、像を製作した彫刻家のロセス氏は「非常に気分が悪い。被害者の気持ちが分かった」と批判した。
マニラで撤去の慰安婦像、作者が再設置呼び掛け―フィリピン華字紙
http://www.recordchina.co.jp/b600487-s0-c10-d0045.html
2018年5月14日(月) 17時30分
2018年5月11日、フィリピン華字紙・菲律濱商報によると、フィリピンの首都マニラの慰安婦問題を象徴する女性像が先月末に撤去されたことを受け、像を製作した彫刻家のロセス氏は「非常に気分が悪い。被害者の気持ちが分かった」と批判した。中国新聞網が伝えた。
像が撤去された4月27日、そばで一部始終を見守ったというロセス氏。像の構想に3カ月、製作に2カ月費やしたといい「非常に気分が悪かった。撤去の6時間前には涙が出てきた」と振り返った。さらに、慰安婦にされたフィリピンの女性たちの恨み、悲しみが「理解できた」と説明。「彼女たちは私たちの母親、祖母の象徴であり、戦争中に痛みを受けた」と語り、なぜ撤去されたのか理解できないとしている。
ロセス氏は、「歴史を重んじなければ、私たちフィリピン人は無知な民族となってしまう」と語った。像は現在ロセス氏の手元に返還されているといい、「政府はもう一度設置する場所を探し、像の再設置に同意してほしい」と述べたという。(翻訳・編集/大宮)
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