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韓国KBS社長解任 越年の労組スト終結へ/nhk
1月23日 4時05分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180123/k10011298251000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_026
韓国の公共放送KBSの理事会は、労働組合から「前の政権に近い」と見なされた社長の解任を決め、去年から労働組合が続けてきたストライキはようやく収束する見通しになりましたが、社長は「公共放送の中立性を損なう」と強く反発しています。
韓国の公共放送KBSでは労働組合が、「前のパク・クネ(朴槿恵)政権に近い」と見なすコ・デヨン(高大栄)社長がパク前大統領をめぐる一連の事件などをめぐって批判的な報道を抑えたと主張し、去年9月、社長の退陣を求めて全面的なストライキを始めました。
このためKBSでは、ニュース番組が短縮されたり北朝鮮が核実験を行った際も組合員の記者たちが取材を拒否したりするなど影響が広がっていました。
ストライキが年を越して長期化する中、社長を解任できる理事会は、最近、労働組合から公金の不正疑惑を指摘された野党系理事が解任され、与党系理事が多数を占めるようになったことを受けて、22日、コ社長の進退について協議しました。
KBSではこれまでも、保守と革新の間で政権交代が起きると社長が時の政権に近い人物に交代させられてきた歴史があるため、理事会の中でコ社長は「政権が交代するたびにトップを替え続けるようでは公共放送の政治的中立性は保てない」と訴えましたが、結局、与党系理事の賛成で解任が決まりました。
この結果、ストライキはようやく収束する見通しになりましたが、コ社長は強く反発し、韓国メディアは解任無効を求めて法的手段も検討していると伝えています。
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