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11日、韓国内への高高度防衛ミサイル配備に対する中国政府の経済報復に加え、米韓自由貿易協定の再交渉、労働組合との対立など大型の悪材料が重なり、韓国自動車産業が崖っぷちに立たされている。写真は現代車などが並ぶ韓国の駐車場。
半世紀好調だった韓国の自動車産業が崖っぷち状態に=韓国ネット「当然の結果」「自国民をカモにしてきた付けが回ってきた」
http://www.recordchina.co.jp/b193500-s0-c20.html
2017年10月12日(木) 11時10分
2017年10月11日、韓国内への高高度防衛ミサイル(THAAD)配備に対する中国政府の経済報復に加え、米韓自由貿易協定(FTA)の再交渉、労働組合との対立など大型の悪材料が重なり、韓国自動車産業が崖っぷちに立たされている。韓国・中央日報が伝えた。
韓国の自動車最大手・現代(ヒュンダイ)自動車は、今年第3四半期(7〜9月)の国内外市場での販売台数が前年同期比1.2%減の107万2000台となり、第3四半期ベースでは2012年(99万8000台)以降で最低の数字を記録した。現代自傘下の起亜(キア)自動車の販売量(69万1000台)は前年同期から0.9%伸びたが、現代・起亜合計では14年以降から下降傾向となっている。
今年1〜9月の韓国自動車メーカー5社の自動車販売台数(599万5000台)も前年同期(633万9000台)比で5.4%減少、輸出・国内販売ともに後退した。
このうち国内販売は12〜15年こそ年間450万台レベルを維持していたが、昨年は423万台に減少、今年は8月時点で281万台となっている。今年通年でも減少となれば、韓国は8大自動車生産国の中で、直近の2年続けて生産が減少する唯一の国となる。
韓国自動車産業協会(KAMA)のキム・ヨングン会長は、「自動車は韓国製造業生産の13.6%、雇用の11.8%、輸出の13.4%を担当する国の基幹産業」とし、「過去50年間、前進してきた韓国の自動車産業が後退の節目に立っている」と憂慮した。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「自国民をカモにしてきた付けが回ってきたんだ」「市場の流れを読み間違え、投資ができなかったのが原因だと思う」「予測されてたこと」「当然の結果だろう」など、販売不振に陥ったのは必然とする意見が寄せられた。
また、過激なストライキを繰り返す組合に対して「貴族労組(製造ラインの組立て工の平均年収が1000万円に達すると言われている)のせいだろう」「労組がなかったらもっと売れてる」など、厳しい意見がみられた。
また一方では、「不況だから売れないだけでは?」と楽観的なコメントもあった。(翻訳・編集/三田)
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