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10日、米国のメディアが「トランプ米大統領の『炎と激怒』発言に対抗して北朝鮮が米領グアムへの弾道ミサイルによる包囲射撃に言及するなど、緊迫した対立状況の中でも韓国国民は落ち着いている」と報道したことが、韓国ネットで話題になっている。写真はソウル。
戦争の危機の中でも“驚くほど無関心”な韓国人に、海外メディアが驚き=「ソウルは戦争に無防備」の指摘も
http://www.recordchina.co.jp/b186969-s0-c30.html
2017年8月14日(月) 11時10分
2017年8月10日、米国のメディアが「ドナルド・トランプ米大統領の『炎と激怒』発言に対抗して北朝鮮が米領グアムへの弾道ミサイルによる包囲射撃に言及するなど、緊迫した対立状況の中でも韓国国民は落ち着いている」と報道したことが、韓国のネットユーザーの間で話題となっている。
韓国・KBSによると、米紙ロサンゼルスタイムズは9日(現地時間)、「韓国人たちは驚くほど無関心」と題する記事で「ソウルで会った韓国人の反応は非常に穏やかだった」と伝えた。
ロサンゼルスタイムズによると、ソウル新村に居たある大学生は「僕が生きている間に実際に戦争が起こると考えたことはない」と話した。北朝鮮との国境から1〜2時間の距離に住む市民も、弾道ミサイル以外にロケット砲の攻撃対象になる可能性があるにもかかわらず同様の反応を見せたという。
また、20代の韓国人青年は同紙とのインタビューで「戦争が起きても政府の指示に従って行動すれば安心だ」と述べた。ソウルには3000を超える防空施設がある上、国の対応システムとしてしっかりと整備されたモバイル通信網も用意されているという。
一方で、同紙はソウルの研究機関関係者の発言を引用し「ソウルの住民は事実上、戦争に無防備だ。形式的な避難行動方針があるだけ」と指摘した。
米UPI通信も「多くの韓国人はこれまでの経験から朝鮮半島で戦争が起きる可能性は低いと考えている」とし、「朝鮮半島で戦争は起こらない。ただ、北朝鮮と米国が最善ではないにしろ、緊張感を高めるための手段を選択することはある」というある市民団体関係者のインタビュー内容を伝えた。その上で「北朝鮮の核の脅威は異常だが、トランプ政府のようなアプローチ方法は問題解決の役に立たないとの見方が韓国内に存在している」と明らかにした。
この報道に、韓国のネットユーザーからは約4000件のコメントが寄せられているが、やはり戦争に対する緊張感はうかがえない。「毎日のように脅迫してくる北朝鮮と、すぐにでも戦争が起きるかのように騒ぐ大げさな友邦(米国)に挟まれて数十年間生活してみて。誰でも仏になる」「僕は米国人に『韓国人は毎日犬を食べるの?』と聞かれたら『米国人は毎日マックを食べるの?』と聞き返し、『韓国は戦争が起きる一歩手前の状態なの?』と聞かれたら『米国で散歩中に銃で撃たれて死ぬ可能性よりはるかに低い』と答えるようにしている。そうすれば一瞬で黙るよ」などのコメントが多くの共感を得ている。
そのほか「韓国国民は米国を信じない。これまでさんざん裏切られてきたからね」「米国さえ静かにしていれば戦争が起きることはない。米国が何とかして戦争を起こそうとしているのが目に見えて分かる。米国にとっては世界平和より国益が大事だから!」など米国に批判的なコメントもみられた。
また「だからどうしろと?韓国を脱出しろと言いたいのか?生活のためには明日も会社に出勤しないと」「どうせヘル朝鮮(地獄の韓国)は今も“人生の戦争”がし烈だ」など目の前の現実に手いっぱいの様子のユーザーも。
一方、少数ではあるが「避難訓練すら行わない韓国政府は万が一戦争が起きたらどう耐え抜くつもりだ?」「全く不安でないわけではない。ラーメンと水くらいは用意しておこうかな」と不安を示すユーザーや、「韓国人が落ち着いて見える理由は『対策がないから』。全体が不安不感症にかかっている。米国が守ってくれると信じるのは危険」と指摘するユーザーもみられた。(翻訳・編集/堂本)
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