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昨年、がんで母親を亡くした韓国の当時小学6年の少女が「一番もらいたい賞」をテーマに書いた一編の詩が、読む人の心を揺さぶっている。写真は韓国の家庭の食卓。
韓国の少女が詩で訴えた「一番もらいたい賞」、ネットの涙誘う=「小学生に頭が上がらない」「読んだ自分が賞をもらった気分」
http://www.recordchina.co.jp/b179750-s0-c30.html
2017年6月1日(木) 14時20分
昨年、がんで母親を亡くした韓国の当時小学6年の少女が「一番もらいたい賞」をテーマに書いた一編の詩が、読む人の心を揺さぶっている。韓国・ハンギョレ新聞が伝えた。
「1日に3回ももらえる床/朝ご飯、昼ご飯、夕ご飯…この世で一番もらいたいお母さんのご飯/もうもらうことはできません…でも今でも懐かしいお母さんのご飯/もう二度ともらえない、世界で一番もらいたい、私のお母さんの顔(相)」(一部抜粋)
少女がもらいたいのは、いわゆる「賞(韓国語でサン)」ではなく、同じく「サン」と読む「床(食卓、ご飯の意)」だった。最後にかっこ書きされた、顔を意味する「相」の字も、韓国語で「サン」と読む。
この詩を書いたのは、今年中学に進学したイ・スルさん(13)。詩は昨年地方教育庁が主催した公募展の児童詩部門で最優秀賞に選ばれ、同庁のブログに掲載されて広まった。
当時審査委員を務めた益山(イクサン)市の聖堂(ソンダン)小学校のイム・ミソン教頭は、「初めて読んだ時、何も言えなかった。審査委員3人が満場一致で優秀作品に選んだ。何よりも日記のように書き記した子どもの文字と、書いては消してという紙1枚の原本が心に深く残った」と選定理由を話し、「(イさんは)将来詩人になるだろう。職業としての詩人ではなくても、人生を詩的に生み出す力を持った大人になると信じている」と評価した。
イさんが書いた詩の横には、お母さんのために用意したテーブルいっぱいの料理の絵が描かれており、詩の後半には「これからは私がお母さんにご飯を作ってあげる。お母さんが好きだったおかずだけをいっぱい入れます」と書かれている。将来の夢が料理人だという彼女は、兄と一緒にご飯を作って食べることにも慣れてきたという。そんな彼女は今、「天国にいるお母さんを思いながら、勇気を失わず、屈せずに前進していきたい」と誓っている。
韓国のネットユーザーの間では詩について「お母さんに対する懐かしさをご飯で表現した最高の詩。感動」「宝石のような詩。汚れのない詩の世界にどっぷり浸りたい」「小学生の詩を読んで涙を流したのは初めて」「小学6年生に頭が上がらない」「こういう詩が教科書に載ったらいいな」「この詩を読んだ自分が賞をもらった気分」と称賛の声が続々上がっている。
また、イさんに対して「お母さんは天国から君を見守っているよ。頑張って」「しっかり大きくなってね。君の夢を応援してるよ」「失う悲しみより、記憶できる幸せをかみしめて、正しく光輝く道に進んで行けますように」など応援コメントもあった。
中には、「こういった記事がたくさん書かれて広まれば、社会がもっと温かくなると思う」と願う声も上がった。(翻訳・編集/松村)
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