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北朝鮮が秘密警察トップ解任 幹部多数処刑か、権力闘争の見方
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM03H6L_T00C17A2FF1000/
2017/2/3 20:35 日経新聞
【ソウル=峯岸博】韓国統一省は3日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の側近の1人で、秘密警察組織トップの金元弘(キム・ウォンホン)国家保衛相が1月半ばに解任されたと明らかにした。軍階級も大将から少将に降格された。韓国政府関係者によると、国家保衛省の次官級を含む多数の幹部が処刑されたという。北朝鮮内部の権力闘争との見方がでている。
解任の理由について韓国統一省は、保衛省による捜査の過程で、拷問などの人権じゅうりんや不正行為、越権行為があった点を挙げた。自らが重用する人物への対応に正恩氏が激怒したとの情報もある。朝鮮労働党組織指導部が保衛省への徹底調査を続けており、さらに重い処分が科されたり、対象者が広がる可能性もあるとみている。
金元弘氏は正恩体制発足直後の2012年4月に国家安全保衛部長(当時)に就任。13年12月、正恩氏のおじである張成沢(チャン・ソンテク)氏の粛清を主導した。北朝鮮では正恩氏の最側近の崔竜海(チェ・リョンヘ)党副委員長と並ぶ実力者で、同氏の失脚は党組織指導部が保衛省の勢力拡大を警戒し、政敵を排除しようとした権力闘争との見方が強い。
韓国統一省は金元弘氏の粛清が体制の混乱につながるかは疑問があるとしつつ「北朝鮮指導部の中枢エリートの間で恐怖心が強まるので、内部の結束に影響がでる」と分析。世宗研究所の鄭成長(チョン・ソンジャン)統一戦略研究室長は「まだ少将の階級を持っているので、復権の可能性が残っているとみるべきだ」との見方を示した。
米財務省は1月、北朝鮮で人権侵害に関与したとして、正恩氏の妹、金与正(キム・ヨジョン)党宣伝扇動部副部長とともに、金保衛相らを制裁対象に指定していた。
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