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【ニューヨーク國枝すみれ】シリア北部イドリブ県で化学兵器が使用されたとみられる空爆について、国連安全保障理事会は5日、緊急会合を開催した。常任理事国の米英仏はシリア政府に調査受け入れを求める決議案の採択を目指すが、ロシアが反対。米国のへイリー国連大使は、安保理が行動しないなら「独自に行動せざるを得ない」と踏み込んだ。安保理は決議案を巡ってロシアと協議を続けている。
4日の反体制派武装組織が支配する地域への空爆では、子供25人を含む83人が死亡し、350人が負傷。猛毒の神経ガスであるサリンや塩素ガスなどの化学兵器が使用されたとみられ、シリア内戦で最悪級の化学兵器被害の可能性がある。
へイリー国連大使は緊急会合で、化学兵器の犠牲となった市民の写真2枚を掲げて「この写真を見ろ。目をつぶることはできない」と演説し、シリア政府をかばって決議案に反対するロシアを批判した。また、安保理が行動しなければ、ロシアやイランに支援されたアサド政権は「化学兵器を使用し続ける」と警告し、「国連が義務を果たすことに失敗し続けるならば、我々は独自に行動せざるを得ない」と述べた。
米国などが作成した決議案は、4日の空爆に関してシリア政府に化学兵器禁止機関(OPCW)などによる事実調査委員会に全面的に協力することを要求。シリア空軍基地への立ち入りや、航空記録、パイロット名簿の提出も求めている。
ロシアのサフロンコフ国連次席大使は緊急会合で、4日の空爆現場には国際テロ組織アルカイダから分離した「シリア征服戦線(旧ヌスラ戦線)」の武器倉庫があったと主張し、シリア軍による化学兵器使用を否定した。また、これまでの決議で「調査は十分できる」として新決議の必要性を否定した。
シリア政府代表は5日、安保理で「化学兵器を持ったことはないし、使用したこともない」と発言したが、国連とOPCWの調査では、少なくとも3回、アサド政権による化学兵器使用が確認されている。
https://mainichi.jp/articles/20170406/k00/00e/030/260000c
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