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フリン中将はトルコ大統領に近い企業のロビー活動をしたと登録したが、その背後にイスラエル
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201703290000/
2017.03.29 06:31:42 櫻井ジャーナル
ジェームズ・ウールジーはウォール・ストリート・タイムズ紙やCNNでマイケル・フリンとトルコ政府高官に関する話をした。昨年9月、ウールジーとフリンはトルコ政府の高官と会ったが、その際、CIAと緊密な関係にあり、アメリカに住んでいるフェトフッラー・ギュレンをアメリカからトルコへ送還する話をしたとウールジーは主張している。
言うまでもなく、ウールジーはネオコンで有名な元CIA長官。政権移行時のドナルド・トランプに雇われていた。この事実からトランプの背後にはイスラエルが存在していると言われたものである。ほどなくしてウールジーはトランプに解雇された。今回の発言もネオコンとしてのもの。
フリンも国家安全保障問題担当補佐官を辞めているが、その直後にトルコ大統領と関係のあるイノボ社のロビー活動を昨年8月から11月までしたと登録した。そのイノボ社がフリンを雇った理由は、イスラエルの企業が天然ガスをトルコへ売るためだったという。
本ブログでも書いたことがあるように、地中海の東岸、エジプトからギリシャにかけての地域に大量の天然ガスが存在している。2009年に発見されたのだが、USGS(アメリカ地質調査所)の推定によると9兆8000億立方メートルの天然ガス、そして34億バーレルの原油が眠っているという。
シリアは1991年の時点でネオコンが殲滅すると宣言していた国であり、リビアはアフリカを自立させようとしていた国。こうしたことから侵略され、リビアのムアンマル・アル・カダフィは倒されたのだが、この資源も「アラブの春」を引き起こした一因であり、イスラエルがガザ攻撃を激化させたのもそのためだと考える人もいる。
以前から、イスラエルにはシリアを経由し、トルコへパイプラインで運ぼうという計画がある。シリアのバシャール・アル・アサド体制がすぐに倒れていればイスラエルにとって問題はなかったのだろうが、ロシアの介入でその目論見は狂った。シリアの体制を転覆させるために送り込まれたアル・カイダ系武装集団やそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)は敗走している。新たな戦闘集団をCIAは編成しているとも言われているが、厳しい状況だ。アサド政権と話をつけるため、ロシア政府に接近したようにも見える。
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