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イエメン西部ドゥバブで、反政府勢力との戦闘が繰り広げられるなか警戒に当たる政府側部隊の戦闘員(2017年1月11日撮影)。(c)AFP/SALEH AL-OBEIDI
イエメン内戦、連合軍による空爆などで24時間に66人死亡
http://www.afpbb.com/articles/-/3115027
2017年01月23日 10:35 発信地:アデン/イエメン
【1月23日 AFP】内戦が続くイエメンで、政府側部隊が反政府勢力を主要沿岸部から排除するなか、サウジアラビア主導の連合軍による攻撃などで、この24時間で双方の戦闘員少なくとも66人が死亡した。医療および治安筋が22日、明らかにした。
紅海(Red Sea)とインド洋(Indian Ocean)を結ぶ主要な航路で戦略的に重要なバブ・エル・マンデブ(Bab el-Mandab)海峡付近で、サウジアラビア主導の連合軍による空爆と戦闘があり、イスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装勢力「フーシ派(Huthi)」の戦闘員とアリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)前大統領を支持する戦闘員合わせて少なくとも52人が死亡した。
アブドラボ・マンスール・ハディ(Abd-Rabbo Mansour Hadi)暫定大統領を支持する政府側部隊は7日に、バブ・エル・マンデブ海峡を見下ろすドゥバブ(Dhubab)地区の奪還を目指して大規模な攻撃を開始していた。
軍事筋によると、連合軍の戦闘機とアパッチ(Apache)攻撃ヘリコプターが、紅海沿岸の都市モカ(Mokha)に進軍中の政府側部隊を支援し、反政府勢力に猛攻撃を加えている。政府側部隊は22日までにモカから10キロ圏内に達したが、反政府勢力が敷設した地雷の影響で進軍が停滞しているという。
反政府勢力が掌握する西部の港湾都市ホデイダ(Hodeida)にある軍の病院関係者がAFPに語ったところによると、この病院には反政府側の死者が21日に14人、22日に38人運ばれたという。負傷者も55人収容されたという。
他方、政府が拠点を置いている南部の港湾都市アデン(Aden)の医療関係者によると、政府側の戦闘員14人が死亡し、22人が負傷した。
世界保健機関(WHO)によると、イエメンでは連合軍が軍事介入を始めた2015年3月以降、死者が7400人を超えた。国連(UN)の報道官は、死者は民間人だけで1万人に達した恐れがあると述べている。(c)AFP
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