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トルコ政府がシリア侵略から手を引く動きを見せる中、イスタンブールのナイトクラブが襲われた
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201701020000/
2017.01.02 03:04:59 櫻井ジャーナル
トルコのイスタンブールにあるナイトクラブが新年を迎えた直後に襲われて39名以上が殺され、69名以上が負傷したと伝えられている。詳細は不明だが、アラビア語を話す数名がクラブに入り、そのひとりがAK-47ライフルを700名から800名いたという客へ向かって発射したようだ。襲撃されたクラブの経営者によると、何日か前にアメリカの情報機関から攻撃の警告があり、7日から10日前から警戒を強めていたという。アンカラでは12月19日にトルコ駐在のアンドレイ・カルロフ露大使が射殺されているが、警告はその直後だったのだろう。
現在、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン政権はロシアとシリアの停戦について合意、アル・カイダ系武装集団(AQI、アル・ヌスラ、ファテー・アル・シャム/レバント征服戦線と名称を変更したが、その実態は同じ)やそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)と敵対していると見られているが、2011年春にシリアへの侵略戦争が始まってからつい最近までは同盟関係にあった。
アメリカのネオコン/シオニストなど侵略勢力からトルコが離脱する動きが顕在化したのは2016年月下旬。エルドアン大統領はイスラエルとの和解を発表、イスラエルからトルコへエイタン・ナエーが大使として赴任し、エルドアン大統領はロシアのウラジミル・プーチン大統領に対してロシア軍機の撃墜を謝罪した。7月13日にはトルコの首相がシリアとの関係正常化を望んでいることを示唆している。
それ以前のトルコはシリアへ侵略している勢力の拠点で、アメリカやサウジアラビアが侵略の手先として使っているアル・カイダ系武装勢力やダーイッシュなどへ物資を輸送する出発点だった。兵站線はトルコからシリアの前線まで延び、同じルートで戦闘員も入っていた。
そうした状況だったこともあり、2014年当時には、イスタンブールの郊外でダーイッシュをイメージさせるTシャツ、帽子、カーゴパンツ、バンダナなどが売られていた。そうした服装で街を自由に歩ける雰囲気がトルコにあったわけだが、それだけでなく、そうした「テロ組織」の拠点が設置され、幹部たちが自由に外を歩いていたと言われている。
当然、アル・カイダ系武装集団やダーイッシュのネットワークがトルコには張り巡らされていたはずで、エルドアン政権の方針転換があっても、そうしたネットワークがすぐに消えるわけではない。勿論、トルコはNATOの一員であり、イタリアのグラディオと同じような秘密部隊が存在してアメリカやイギリスの情報機関が作成する作戦によって動いているだろう。
7月15日にトルコで武装蜂起があった直後、エルドアン大統領はフェトフッラー・ギュレンを黒幕だとして批判した。一時期エルドアンと手を組んでいたギュレンだが、1999年からアメリカでCIAに守られながら生活している。
ペンシルベニア州からトルコにある彼の「フェトフッラー・ギュレン運動」は動かされている。この運動は1990年代にネオコンがCIAと共同で彼らのプロジェクトのために作り上げたと言われているが、そのプロジェクトはオスマン帝国的な新たなカリフ国を建設することを目的にしているという。こうしたネットワークが今回のナイトクラブ襲撃に関係しているかどうかは不明だが、注目する必要はある。
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