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ベルリンテロ事件 容疑者の男射殺 イタリア政府発表
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161223/k10010818091000.html
12月23日 19時14分 NHK
ドイツの首都ベルリンの屋外の市場に大型トラックが突っ込んで12人が死亡し、テロの疑いがもたれている事件で、イタリア政府は、事件に関わった疑いがもたれていたチュニジア人のアニス・アムリ容疑者(24)をイタリア北部で警察が射殺したと発表しました。
今月19日、ベルリン中心部のクリスマスの市場に大型トラックが突っ込み、買い物客など12人が死亡、およそ50人がけがをした事件で、ドイツの捜査当局は、テロの疑いでチュニジア人のアニス・アムリ容疑者(24)の顔写真を公開して、行方を追っていました。
この事件について、イタリアのミンニーティ内相は23日に記者会見を開き、イタリア北部ミラノの広場で、23日未明、警察が不審な男に気付き、職務質問をしたところ、男が突然、発砲してきたため、銃撃戦のうえ、その場で射殺したと発表しました。そのうえで、「殺害した男は容疑者で間違いない」と述べ、男はアムリ容疑者だと確認したとしています。
また、警察官1人が肩を撃たれてけがをしましたが、命に別状はないということです。イタリアのメディアは捜査当局の話として、指紋と外見から身元を確認したと伝えているほか、男のかばんからは、フランス東部からミラノまでの列車の乗車券が見つかったとしています。
アムリ容疑者は、去年7月にドイツに入国したものの、難民申請がことし却下されていて、ドイツの捜査当局は国外に逃亡した可能性もあると見て捜索の範囲をヨーロッパ全域に広げて行方を追っていました。ドイツの複数のメディアによりますと、アムリ容疑者はドイツ入国前に滞在していたイタリアで複数の犯罪で収監され、ことし9月までドイツ当局の監視対象になっていたということです。
容疑者が射殺されたことについて、ドイツ外務省の報道官は、「イタリア政府に感謝している。現地のドイツ総領事館はイタリア政府と直接連絡を取り、情報交換をしてきた」としています。
伊首相 国民に平静呼びかけ
イタリアのジェンティローニ首相は23日、急きょ会見を開き、「今回の事件は、各国が国内での取締りを確実に行うことと、国境を越えた協力を強化することの双方の重要性を示している」と強調しました。
そして、クリスマスを控えた国民に対して、「テロの脅威を過小評価してはならないが、われわれの捜査当局は市民の安全確保のため常に任務にあたっている」と述べ、国民に平静を呼びかけました。
アムリ容疑者とは
ドイツの有力紙ウェルトは、アムリ容疑者がどのような人物だったのかや、犯行に至るまでの動きなどについて、関係者の証言などから詳しく伝えています。
それによりますと、アムリ容疑者は、1992年、リビアとの国境に近いチュニジア東部の町に生まれました。
10人家族の家計を支えるため、少年時代から臨時雇いの仕事をする一方、トラックを盗んだ疑いで拘束されたこともあったということです。
アムリ容疑者は、中東各地に民主化のデモが広がった2011年の初めにチュニジアを出国し、難民としてイタリアに入国しました。
イタリアでは、暴力行為や放火などの罪で有罪判決を受けて収監され、2015年に出所すると、今度はドイツにわたり難民申請をしました。
ドイツでは、複数の偽名を使いながら、首都ベルリンを中心に、各地の難民保護施設などを転々とし、この間、イスラム過激派との関与が確認されたことから、捜査当局が警戒を続けてきました。
ベルリンの検察当局は、武器の購入資金を得るために強盗を計画している疑いがあるとして、ことし3月から9月までの間、アムリ容疑者を監視対象にしましたが、その後十分な証拠が得られなかったとして、監視対象から外していました。
アムリ容疑者はことし6月に難民申請を却下されましたが、チュニジアの当局が受け入れを拒否したため、送還されないままになっていて、今月からは行方がわからなくなっていたということです。
ミラノ 伊の第2都市
アムリ容疑者が射殺されたイタリア北部のミラノは、人口およそ130万で、首都ローマに次ぐイタリア第2の都市です。ファッションの街として知られるほか、大聖堂などの観光地もあることから、日本人を含めて世界中から多くの旅行客が訪れます。また、ヨーロッパ有数の工業都市でもあります。
外務省によりますと、去年10月の時点で、ミラノとその周辺の都市圏には、3400人余りの日本人が住んでいるということです。
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