>>6 >晴れ間さんのような無知な「反イスラム主義者」でも、困った時にはイスラム教徒は兄弟と見なして助けてくれます。なぜなら、イスラム教では、異教徒も潜在的なイスラム教徒と見なすからです。」⇒ あなたはどうして「一般論」でしか語らないのですか? あなたの話には「リアリティ」が感じられません。誰かの受け売りですか? 私も「専門家」ではありませんが、少なくとも「イスラム社会」の内部からイスラムを論じている人たちが書いた本を(ほんの少しですが)読んでいます。私が読んだり聞いたりした(リアルの)話と、あなたの(空想世界の)話は完全に位相が異なっており、全く相容れません。(私は「空想話」は信じません。) ⇒ 多くの人々がイスラムの名において殺されている事実に、あなたはどうして目をつぶるのですか? イスラム過激派は、決して「異端」でも「例外」でもありません。彼らは真正の「敬虔な」ムスリムです。「ジハード主義」はイスラムの「精髄」です。 「穏健なムスリム」ほど「過激化しやすい」と言われています。(日本語に翻訳されている本『ハマスの息子』にはそう書かれています。) コーランとハディースに忠実に生きようとすれば、そうなるのですよ。「過激化しない」とすれば、それはイスラムの教えに従っていないからです。コーランも「ムスリムのフリをしているだけで、アッラー神の教えに従わない偽信者」のことを「偽善者」と呼んでいます。 ⇒ そしてあなたはいつも「イスラム礼賛者」の言うことをそのまま書いていますね。あなたはイスラムに帰依した、アッラー神を讃えるイスラム信者ですか? 阿修羅でイスラムの宣伝(布教)をしているのですか? イスラムが「キリスト教よりも遥かに洗練された哲学的宗教」だなんて、誰が言ったのですか? 全世界で、倫理学的にも学問的にも全会一致の賛同を得ている見解ですか? 「異教徒と不信仰者は殺せ!」という宗教を「洗練された哲学的宗教」と見なすなど、あなたもそうとう狂っていますね。あなたはすでに「カルト脳」になっています。 ⇒ 「客人歓待」の風習は、世界中の至るところにあります。(過去にはありました。) イスラム社会の独占物ではありません。日本の中世にもあったではないですか。旅人を泊め、しかも家の女を夜伽に提供したなんて話を、私は高校の古文の授業で習いましたよ。 中東や北アフリカの地をヴェールも被らずに女が一人で旅すれば、強姦されたり殺されたりするのがオチだというのは、常識です。日本人の男も、何人も殺されているではないですか。「困ったときには助けてくれる」など、何を寝とぼけたことを言っているのですか? ⇒ イスラムが「異教徒も潜在的なイスラム教徒」と見なしているのは、全世界の全人類をムスリム(アッラー神に完全服従するイスラム信者)にして、イスラムの世界国家を創るのが目的だからです。あくまでも「イスラム信者」として「リクルート」するのが目的です。基本はカルトです。 所謂「啓典の民」、つまりユダヤ教徒とキリスト教徒(とゾロアスター教徒) がジズヤを払えば存在を許されたのは、あくまでも「イスラムに改宗するまでの過渡的な措置」に過ぎません。ジズヤとは、「最終的にはイスラムに改宗してもらいますが、改宗するまでは税を払い続けなさい」という「差別的措置」だったのです。多くの貧しい人たちは税の重みに耐えかねて、改宗したでしょう。そして極一部の人たちだけが、「差別」に晒され、重税を取り立てられながら生き延び、結局は欧州へと逃れいったのです。 コーランを読めば、いかにイスラムが異教徒を迫害したか、ユダヤ人を中東の地から追い出したかが、想像できます。(ワファ・スルタンも、子供の頃学校で宗教[イスラム]担当の教師からユダヤ教徒への憎しみを叩き込まれていたことに言及しています。) ------------------------- >ギリシャ文明はイスラム世界が引き継ぎ、イスラム教はギリシャ哲学と格闘しながら誕生した。だから、イスラム教はキリスト教よりも遥かに洗練された哲学的宗教であり、その核心には、仏教と同じ関係主義哲学があるという。」 ⇒ バカも休み休み言って下さいね。ヨーロッパ古代(ギリシャ・ローマ)文明の本質は、その「人間中心主義」(現世の肯定) にあります。「人権思想」の源流はそこにあります。 生身の人間を否定して、アッラー神(商人にして部族軍の指揮者ムハンマドが創始した宗教の神)と来世(天国=死後の世界)を称揚する宗教が、「 [...] よりも遙かに洗練された哲学的宗教」だというのですか? コーランにジハード戦争で得た戦利品(敵から奪った土地・家畜・女・奴隷)の分配の方法が明確に定めてあるのは、イスラムが「哲学的な宗教」だからですか? コーランでは「戦利品の1/5が預言者と神(預言者のアバター)に帰属する」と規定されていますが、この戦利品の分配の方法に、どのような「哲学的意図」があるというのですか? イスラムがムハンマドの死後、スンニ派とシーア派に分裂したのは、教義上の対立の故ではなく「遺産争い」が原因だったそうですが、「哲学的宗教」の信者は「カネを巡る争い」で血を流すことを厭わないのですか? ⇒ 十字軍以前に、イスラムはヨーロッパに侵入しているのですよ。現在のフランスまで来ました。「トゥール・ポワティエ[間]の戦い」なんて、学校でも習いましたね。8世紀のことです。イスラムはそこで押し返されて、それでも長期間イベリア半島に居座りました。イベリア半島(アンダルシア)でキリスト教徒と「平和共存した」などというのは真っ赤な嘘。最近の研究では、考古学的にも殺戮の証拠が見つかっているそうです。(米amazon に本があります。私は本のレビュー等を読んだだけで、現物は読んでいません。専門外ですからね。) ⇒ キリスト教徒はイスラムに抵抗したけれど、仏教徒は抵抗しなかったから、インドで仏教が決定的に衰退する原因(の少なくとも一つ)になった、と言われています。インド亜大陸でイスラム勢力によって殺された「異教徒」は8000万人に上る、という数字もあります。バーミヤンの石仏の爆破なんて、仏教遺跡破壊の最近の一例に過ぎないんですよ。 ⇒ 武力で侵入してきたイスラムに武力で抵抗したヨーロッパのキリスト教徒と、殺生を否定するが故に全く抵抗せず、殺されてしまった仏教徒。対照的な運命ですね。 そういう数々の事例を無視して、「仏教と同じ関係主義哲学がある [...] 」なんて呑気にとぼけていられるあなたは、どこの住人ですか? モスクか天国にでも住んでいるのですか? ⇒ それから、イスラムは「哲学」ではありませんよ。イスラムは「神権支配国家の樹立を目指す政治的宗教」=「イデオロギー」です。私のイスラム教徒の友人たちが一致して言っていましたよ。「仏教は宗教ではない」「ああいうのは宗教とは言わない」「仏教は[単なる]哲学だ」と。(彼らから見れば、そうなんです。) ---------------------------------- ⇒ 「ギリシャ文明→(イスラム世界)→ルネサンス」の話は、長くなるから止めておきましょう。 西ローマ・カトリック世界で文献が消失していたとしても、東ローマ帝国滅亡に伴って多数の亡命者が保存されていた文献を西に運んだそうですから、遅かれ早かれ「復興」はあったでしょう。 ⇒ それから、ヨーロッパの言語を見て下さい。今も、ギリシャ・ローマに由来する言葉が多数使われていますよ。古来、知識人の共通言語がギリシャ・ローマの言語だったからです。今もそこから新語が続々と生まれています。フランス語で風力発電の風車のことを éolienne と言いますが、この語源はギリシャ語です。科学技術や医学等々で使われる学術用語の語源は、大抵ギリシャ語かラテン語です。アラブ語もありますけどね。ガーゼや綿(コットン)とか、方位角とかの天文学用語とか。そうそう、私たちもお世話になっている「アラビア数字」もあります。私の大好きなオレンジもペルシャ語→アラブ語の由来です。 でも、科学技術がなぜその後(特に近代以降) 西洋で発展し、イスラム世界では滞ったのか、その原因は何なのか。要因を見極めねば、何も変わらないと思いますよ。「西洋」を恨み、「植民地主義と帝国主義」を告発し、「ジハード」を叫ぶだけでは、彼らは絶対に勝てません。 AIの時代に、ロバで移動しても、追いつけません。自動運転車もソーラー飛行機も、石油は消費しません。それが分かっている人は、「反西洋」が唯一の大義とばかりに反動思想にしがみついたりしません。そんな空論は、何の解決にもならないからです。
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