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内戦が続くシリアで、アサド政権が制圧した北部アレッポの反体制派支配地域から住民や同派戦闘員を無事に撤退させるため、国連安全保障理事会は18日、国連などの監視団を現地へ派遣するフランス作成の決議案について協議した。同案は19日に採決され、採択される見通しとなった。当初はアサド政権を支えるロシアが反対していたが、修正案で決着したという。
フランスのデラットル国連大使によると、決議案には▽住民らのアレッポからの安全な退避▽支援物資の無条件での即時搬入▽医療施設や人員の保護――などが盛り込まれた。いずれもその実施を監視団が見守る。同氏は「採択できれば(シリア関連で)安保理で初めての合意になる」と意義を強調した。
米国のパワー国連大使はアレッポ東部での爆撃や住民への残虐行為を指摘した上で「監視団は万能薬ではないが、最悪の行為の抑止になる。人員規模は大きければ大きいほど多くの場所に配置でき、効果を発揮できる」と期待感を示した。
http://www.asahi.com/articles/ASJDM2R1JJDMUHBI005.html
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