http://www.asyura2.com/16/warb18/msg/447.html
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「日本は中国にこそ敗れた。:山崎 雅弘氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/20558.html
2016/8/15 晴耕雨読
https://twitter.com/mas__yamazaki
米シンクタンク、ランド研究所は先週、米中間で起こり得る軍事衝突はどんなものになるかについての考察を公表した(ロイター)http://bit.ly/2boQPo6
「ランド研究所は長年、米軍に対する主要発案者とみられてきた」
「中国の弾道ミサイルや巡航ミサイル、潜水艦の能力向上を指摘し、米国は中国との開戦まもない段階で、空母と複数の水上艦を失うと警告している」
「最近の他の報告書が指摘するように、中国軍事力の有効性は計測が難しいだろう。これは、同国が1979年にベトナムに侵攻して以来、大規模な紛争に参戦していないのでなおさらだ」
「大国同士が武力衝突した場合によくあることだが、真の消耗戦は経済面になろう。この点においては、中国は破滅的な影響を受ける可能性がある」
「米中は互いに最も重要な貿易相手国だ。報告書では、両国が1年間に及ぶ直接的な武力衝突に及んだ場合、2国間貿易の90%が停止すると見込んでいる。両国にとっての打撃となるが、米国は他の多くの国々と貿易を続けることが可能な一方、中国が輸出入する物品のほぼ全ては交戦地帯を抜けて、海上通航しなければならなくなる」
「中国は自国に不可欠な外部エネルギー源を遮断される一方、米国のエネルギー供給網に対する影響は、はるかに限定的となるだろう」
「米国との長期的な戦争は中国にとって致命的な打撃となる」という構図は、先の日米戦とも共通する部分があるが、日本がなぜ「戦争」をすべきでないかという問題の答えも示していると思う。
海外貿易に依存する日本が交戦国となれば、食糧とエネルギーが枯渇し、軍事面以外の理由で社会が破綻に瀕する。
自衛隊は優秀だから、中国軍に一撃を加えて膺懲すれば相手は引き下がる等の、この国を70年前に破滅の淵へと導くことになった主観的な「幻想」が、政治の中枢を含め亡霊のように蘇りつつあるのはかなり危険だと思う。
日本海海戦のような決戦でしか日本側に勝ち目はないが、相手側は当然それを避ける。
戦前の価値観を継承する人の中には「日本はアメリカには負けたが中国には負けてない」等の負け惜しみに執着する人もいるが、歴史的経過を無視している。
日中戦争で日本に敗北せず、外交的な窮地に立たせて「勝ち目がない対米戦」を始めさせた時点で中国側の戦略的勝利だった。
日本は中国にこそ敗れた。
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