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【カイロ秋山信一】シリア内戦の情報を収集している在英の民間組織「シリア人権観測所」は6日、少数民族クルド人中心の武装勢力「シリア民主軍」が、過激派組織「イスラム国」(IS)の実効支配が続いてきた北部マンビジュをほぼ制圧したと明らかにした。マンビジュは、ISが「首都」と位置付けるラッカとトルコ国境の中間にある交通の要衝。トルコからの補給路遮断が実現すれば、ラッカの孤立化が進み、ISへの打撃になる。
シリア民主軍は米軍主導の有志国連合と連携しており、人権観測所によると、中心部や市北部の一角を除くマンビジュの大半を制圧。クルド系メディアによると、シリア民主軍の広報担当者は優勢であることを認めつつ、「戦闘はまだ続いている」と述べた。
マンビジュでは5月末以降、激戦が続き、民間人が巻き込まれる例も続出。人権観測所は、5月末以降にマンビジュ近辺で民間人432人が死亡、うち203人は有志国連合の空爆で死亡したとしている。シリア民主軍は269人、ISは932人が戦死した。
ISは前身組織時代の2014年初めごろに反体制派からマンビジュの支配権を奪取した。マンビジュを失えば、ISがトルコからラッカに戦闘員や物資を運ぶ際、大きく迂回(うかい)せざるを得なくなる。シリア民主軍や反体制派は国境沿いで攻勢を強めている。
一方、有志国連合は、イラク国境沿いでもクルド人部隊や反体制派と連携し、ISへの攻勢を強化。四方からのラッカ包囲網を構築してISを疲弊させた上で、ラッカ攻略に移る戦略とみられる。
http://mainichi.jp/articles/20160808/k00/00e/030/198000c
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