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米国新型レールガン、ロシアは恐れるにたるか?
http://www.asyura2.com/16/warb17/msg/804.html
投稿者 あっしら 日時 2016 年 6 月 05 日 03:25:54: Mo7ApAlflbQ6s gqCCwYK1guc
 


※関連記事

「米国 ロシアと中国から同盟国を守るためにレールガン使用へ:米国に無償供与するリニア技術も貢献:開発を競う新型射出兵器」
http://www.asyura2.com/16/warb17/msg/773.html

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米国新型レールガン、ロシアは恐れるにたるか?
オピニオン
2016年06月02日 20:54(アップデート 2016年06月02日 20:59)
タチヤナ フロニ

ロシアの軍事専門家らは米国の誇る新型「奇跡の兵器」の効果のほどに首をかしげている。新型兵器とはレールガンのことで、これには火薬や爆発物が一切用いられていない。

この大砲には電磁気レールが使用されており、これが弾丸を戦場で小惑星とまがう超スピードで飛ばす能力がある。このプロジェクトの支持者らは、電磁投射砲は将来、軍事戦略を変え、ロシア、中国の兵器をモデルに発達する武器に対する米国の優位を維持する力を持っていると考えている。

ところがロシア人専門家らは米国のこの「奇跡の兵器」はブレイクスルー的な発明ではないと捉えている。ロシア人軍事専門家のコンスタンチン・シフコフ氏は、戦闘の場面で電磁投射砲を使うのは無理との見方を示し、次のように語っている。

「電磁投射砲はソ連時代、80年代にすでに製造されており、かなり成功していた。その設計はかなりシンプルなもので、弾丸は火薬が燃えて出たガスではなく、電磁誘導により加速されて撃ち出される。電磁投射砲が火薬を燃やす従来の大砲に比べて一番の優れた点は撃ち出される弾のスピードに制限がないことだ。」

だがシフコフ氏は、金属的な弾の飛ぶ速度をとんでもないスピードまで上げるには途方もない量の電子エネルギーが要されるとして、さらに次のように語る。

「構造的には電磁投射砲はかなり大型の設備になる。自走砲の機械や戦車に設置するのは今の条件では無理だ。こうした大砲が設置できるのは排水量1万4千トンのズムウォルト級ミサイル駆逐艦のような巨大な施設の甲板のみだ。米国が今、実験を行ったのはそんなに金のかからないものだ。今のところのスピードは11キロの弾丸で毎秒1600メートル。比較のためにいうと、ロシアの戦車T−64、T−90の最新型の大砲で使用する20キロだと、初期スピードは毎秒1750メートルになるが、米国の大砲の口径はそれよりずっと大きい。」

シフコフ氏は米国の新型「奇跡の兵器」はロシアを軍拡競争に引き込もうとする試みに過ぎないとの見解を表し、次のように語っている。

「電磁投射砲が完成するに従い、これは実際に将来性のある兵器になる可能性もある。強力な磁場は最高で毎秒5000〜6000キロのスピードで弾丸を飛ばすことができる。これはもう宇宙的スピードだ。ここまでくれば電磁投射砲は関心をひく対象となるが、現在はまだ実験的なものであり、米国がこれを船に設置するとすればそれは演習目的にとどまる。11キロの弾を毎秒1600メートルの速度で飛ばしても何にもならないからだ。電磁投射砲でこれぞブレイクスルーといえるものはまだ出来上がっていない。」

米国防総省では、電磁投射砲に対する関心はまず、これが上空に飛来した敵機を従来のMDより抑えたコストで撃墜できるという点に集まった。が、電磁投射砲が最初の弾を発射すると、過熱した大砲の強力な電磁波熱放射はすぐさま敵のレーダーに対して、ミサイル駆逐艦のある場所を教えてしまう。そうなると間違いなく敵はミサイルまたは上空からの攻撃を行ってくるだろう。過熱された電磁投射砲が冷え、新たな射撃に備えられるようになるには数十分がかかってしまう。こうなると、ミサイル駆逐艦から発射された最初の一発は最後の一発になってしまう可能性がある。


http://jp.sputniknews.com/opinion/20160602/2238111.html


 

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コメント
 
1. 2016年6月05日 14:14:08 : no31X615y2 : MLXvQrwDTgc[79]
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>過熱された電磁投射砲が冷え、新たな射撃に備えられるようになるには数十分がかかってしまう。こうなると、ミサイル駆逐艦から発射された最初の一発は最後の一発になってしまう可能性がある。

オチがある記事だ、笑えるw
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