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記事入力 : 2016/04/22 09:27
「北朝鮮、ムスダン発射失敗で現場の技術者らが死亡」
「ワシントン・フリー・ビーコン」が報道
北朝鮮専門ウェブサイト「38ノース」は「豊渓里で車両の移動続く」
直ちに核実験を実施する可能性も
今月15日に北朝鮮が移動式の中距離弾道ミサイル(IRBM)「ムスダン」の発射に失敗した際、現場にいたミサイル技術者らが死亡、もしくは負傷し、移動式発射車両も破損したという。
米国の保守系メディア「ワシントン・フリー・ビーコン」は20日、米軍関係者や外交消息筋の話を引用し「北朝鮮は東海岸にムスダンIRBM2基を配備し、発射試験を準備した。ところが1発目のIRBMが発射からわずか5−6秒後、90メートルほど上昇したところで爆発し、もう1基は発射もできなかった」「ムスダンの発射失敗に関する報告書の内容をよく知る外交消息筋は『ムスダンの発射失敗の原因は、燃料システムやターボポンプの問題とみられる』と語った」と伝えた。また同メディアは、北朝鮮によるムスダン発射前のプロセスを米軍が空中偵察装備や衛星を用いて監視し、映像を撮影したと報じた。
北朝鮮は、戦略爆撃機などが配備されたグアム島の米軍基地まで届く射程3000−4000キロのムスダンを2007年に実戦配備したが、発射試験を行ったのは今回が初めて。同メディアは「ムスダンは、ロシアのSSN6潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を改造したもので、1990年代にロシアから隠密裏に持ち込まれたと考えられる。ロシアが数回にわたって試験発射を行い、北朝鮮も地上発射試験を行ったので、実戦でも問題ないだろうとみていたが、地上試験と実際の発射試験は全く違っていた」と伝えた。
一方、北朝鮮専門ウェブサイト「38ノース」は20日、衛星写真を分析した結果「咸鏡北道豊渓里の核実験場で、多くはないが、車両や装備、人員の移動が続いている。09年以降 2−4回目の核実験を実施してきた北側の坑道入り口で、持続的にこうした動きが捉えられている」「北朝鮮は、先の4回目の核実験で示したように、事前の準備の兆候もなく核実験を行える能力を備えた。核実験を直ちに実施する可能性もある」と報じた。
ワシントン=ユン・ジョンホ特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/04/22/2016042200895.html
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