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(回答先: 中国軍機が永暑礁に初着陸、重病人3人を搬送:中国軍用機が人工島に着陸 米国防総省がけん制 投稿者 あっしら 日時 2016 年 4 月 19 日 16:29:04)
南中国海での米国の横暴な行動も中国を動かせない
人民網日本語版 2016年04月18日13:13
カーター米国防長官はこのほど南中国海で任務遂行中の空母「ステニス」に乗艦した。この行動は注目され、AP通信などは南中国海における中国の「軍事建設」への不満を表明するものだと報じた。(文:蘇暁暉・中国国際問題研究院国際戦略研究所副所長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
カーター長官が中国に圧力をかけるのは初めてではない。5カ月前にも南中国海周辺を航行する空母ルーズベルトに乗艦し、「最先端」の装備をアジア太平洋地域に配備して南中国海問題に対処すると公言した。
米国は昨年から南中国海問題について茶番を繰り返している。
武力の誇示がその要だ。米国はイージス駆逐艦「ラッセン」を中国の南沙(英語名スプラトリー)諸島周辺海域に不法に進入させた。B-52爆撃機を中国の島・礁近くに「誤って入れた」。さらにカーター長官も自ら参加して、米軍は居丈高な姿勢を示している。
「道義を説く」のも必須だ。米軍は中国に威力を示す一方で、いわゆる「航行の自由」の維持を強調し、中国に対して「国際法を遵守し」、平和的方法で争いを解決するよう呼びかけている。米国は「道徳的模範」のイメージを極力作ろうとしている。
様々な入念な演出は、実際には自国の利益のためだ。
第1に、直接の目的は南中国海での中国の活動を妨害することにある。米国は南中国海の領有権問題で特定の側につかないと口先では言っているが、実際の行動ではしきりに一方の肩を持っている。フィリピンなどの挑発行為に見て見ぬふりをする一方で、中国の正当な活動に対してはあれこれと妨害する。南沙諸島における中国の民用施設建設は、南中国海沿岸国と同海域を航行する各国船舶に資するものだ。米国はこれについて四の五の言い、灯台建設すら問題視している。対中防備の心理は明々白々だ。
第2に、米国から見て南中国海はアジア太平洋における地位に関わる。近年米国は相対的に力が低下し、地域の同盟国の訴えを満たすことができないばかりか、多くの分野で同盟国に自らの戦略実施に協力し、責任を分担することを求めている。こうした中、中国の脅威を騒ぎ立て、フィリピンの後押しをすることで、威信を確立し、同盟関係の重要性を高めようとしている。米国は南中国海巡航への参加を地域の同盟国に促してきたが、日本やオーストラリアは慎重な姿勢だった。そこで米国はフィリピンを引き込んで体裁を繕わざるを得なかった。
だが米国の懸命な行動も中国を思い通りに動かすことはできない。南中国海における中国の行動はすでに効果が現れ始めており、引き続き事を進めていく。
米軍があれこれと行動しているのに比べ、中国は悠然と構えている。国防部(国防省)ウェブサイトによると、範長竜中央軍事委員会副主席はこのほど南沙諸島を視察し、駐屯する将兵と建設労働者を慰労すると同時に、施設建設の状況について把握した。中国は3つのメッセージを発している。第1に、中国の主権の範囲内での活動にとやかく言う権利はどの国にもない。第2に、中国は平和的発展を堅持する。南中国海の平和を維持するとともに、より多くの公共財を提供することを望んでいる。第3に、中国には主権権益を維持する決意と能力がある。中国は強権を恐れず、虚勢はさらに恐れない。他の国々は中国の立場を誤って判断するべきではない。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年4月18日
http://j.people.com.cn/n3/2016/0418/c94474-9046009.html
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