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北朝鮮、「核リュックサック」ははったり?[スプートニク日本語]
2016年04月09日 17:59
タチヤナ フロニ
韓国は北朝鮮の「核リュックサック」の謎を解明しようとしている。2013年と2015年、平壌でのパレードで、北朝鮮の兵士が胸に提げていた不思議なリュックサックのことだ。ラジオ局「自由アジア」の最近の報道では、このいわゆる「核リュックサック」は、「放射性物質入りの多目的爆発物」だという。
北朝鮮の消息筋によると、「核リュックサック」は、「衛星」と呼ばれる多目的爆弾の一種。タイマー機能、電磁干渉を発生させるシステムおよびミサイル誘導装置を搭載しているとされる。「衛星」の放射線危険度の兆候は、中に放射性物質が含まれていることを意味する。
「核リュックサック」は様々な演習で使用されているとの情報もある。北朝鮮空軍がパラシュートに「核リュックサック」をセットしたかと思えば、別の演習ではミサイル弾頭に使われる。重量は30キロ弱。有事の際には兵士1人につき「核リュックサック」2つが持たされるという。軍指導部は今年2月から、その使用法を説明し始めている。
平壌での軍事パレードと「核リュックサック」にまつわる北朝鮮の消息筋情報により、世界のメディアは、「北朝鮮はミニチュア核爆弾を持っているのではないか」と懸念しはじめている。しかし、北朝鮮の科学者やエンジニアに、そこまで先進的な軍事的核技術があるかは疑問である、とロシアの軍事専門家ウラジーミル・エフセーエフ氏。
「いわゆる核ブリーフケース、事実上の核地雷を作るためには、非常に高いレベルの核技術が必要だ。事実上、約1.5kgまで、使用されるプルトニウムの量を低減することができなければならない。北朝鮮はこのような技術を持っていない。北朝鮮はせいぜい約6.5キロまでしかプルトニウムを低減できない。よって「核リュックサック」やブリーフケースなどありえない。北朝鮮の技術は低く、少量の核分裂性物質で核爆発を起こすことはできない。これは純然なるイミテーションだ。もちろん、「核リュックサック」を、いわゆるダーティ・ボムとして用い、通常弾頭で爆破させて周辺に放射性物質を拡散させ、土地を汚染することはできる。
しかし、いわゆる「核リュックサック」ははったり、韓国への圧力要素だ。ミニチュア核兵器はロシアと米国、2つの国だけにしかない。しかし、それらも限られた時間しか有効でない。
製造後、小型核弾頭の機能を回復するために、所定の技術的手順をふむ必要がある。しかし、そのような仕事は、ロシアでも米国でも行われていない。
したがって、このタイプの弾頭は、ロシア、米国にもないのである。その使用は戦術核弾頭削減合意で否定されているのだ。
ミニチュア弾薬の保管は非常に深刻な問題を抱えている。最大のものは盗難だ。このタイプの弾薬を不正アクセスから保護することが困難なのだ。
このようなものがテロリストの手に渡ったらどうなるか。ミニチュア弾薬の保持を否定した時点では、テロの脅威はまだ今ほど強力ではなかった。しかし、今では、あの選択が正しかったことは明らかだ。今日、このような武器を持っているものは、世界に誰もいないと信じている。」
http://jp.sputniknews.com/opinion/20160409/1931629.html
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金正恩:ICBMエンジンテストで核攻撃能力を拡張する[スプートニク日本語]
2016年04月09日 15:20(アップデート 2016年04月09日 15:43)
北朝鮮の朝鮮中央通信は土曜、北朝鮮指導者が立ち合いのもと、ソヘ(トンチャンニ)発射場で大陸間弾道ミサイル(ICBM)のエンジンテストに成功したと発表した。
「テストの成功により、米国を始めとする敵に核攻撃を行う能力が手に入った」と金正恩氏は述べている。共同通信が伝えた。
金正恩氏は「米国の核の脅威に対応して、核攻撃の方法を多様化することができた。核兵器に対抗するには核兵器しかないからだ」と強調し、また、エンジンテストは5月に開催される「労働党大会への科学者と技術者からの最大の贈り物」と呼んだ。
http://jp.sputniknews.com/asia/20160409/1931122.html
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