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ミサイルの発射を見守る金正恩第1書記。その動向を米軍の特殊部隊も注視している(共同)
正恩氏、危うし 要人の「斬首」実行してきた米軍特殊部隊が韓国に集結
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160210/frn1602101140002-n1.htm
2016.02.10 夕刊フジ
北朝鮮による事実上の弾道ミサイル発射を受けて、米軍の動きが注目されている。朝鮮半島周辺に発射前から、原子力空母やイージス艦を展開させているだけでなく、米四軍(陸軍、海軍、空軍、海兵隊)の屈強な特殊部隊を、隣国・韓国に集結させているのだ。米軍の対北シミュレーションには、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の「排除」「拘束」作戦もあるとされるが、今後動きがあるのか。
「北朝鮮の振る舞いには懸念を持ってきた。独裁政権であり、挑発的だ」「安保理決議に何度も違反し、核兵器を製造、実験した」
オバマ米大統領は8日放映のCBSテレビのインタビューで、北朝鮮のミサイル発射について、怒りを込めてこう語った。加えて、中国の習近平国家主席との電話会談(5日)で「北朝鮮の首綱(くびづな)を締め上げる必要」について話したことも明らかにした。
最大射程1万3000キロとされるミサイルは、首都ワシントンがある米東海岸まで到達可能とみられる。北朝鮮が今後、大気圏再突入の技術を確立すれば、米中枢への直接的脅威といえる。
オバマ氏は日本時間の9日午前、安倍晋三首相と約35分間、電話会談した。両首脳は、国連安全保障理事会による「強い内容を含む決議」を早期採択する必要性で一致した。オバマ氏は、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領とも電話会談する。日米韓3カ国は、国際社会が結束して、北朝鮮に「強力な制裁」を加えることを確認する方針。
アーネスト米大統領報道官は8日の記者会見で、国連の制裁強化に加え、北朝鮮の指導層に対する金融制裁など「米国独自の追加制裁を排除しない」と明言した。
こうしたなか、朝鮮日報(日本語版)が5日報じた、「『斬首作戦』米特殊部隊が韓米合同演習参加」という記事が注目されている。
米韓両軍が3月に実施する合同軍事訓練「キー・リゾルブ」に参加するため、米第1空輸特戦団と米軍第75レンジャー連隊所属の特殊部隊が韓国に到着したことを、在韓米軍が発表したという。
両部隊は、イラク戦やアフガニスタン戦に参加した猛者らで、第75レンジャー連隊は米国の最精鋭特殊部隊の1つ。重要施設の破壊や空中強襲、特別偵察などの任務を遂行する。敵の要人を暗殺する「斬首作戦」も多数実行してきた。在韓米軍が、特殊部隊の動向を発表するのは異例だ。
さらに注目は、同紙の「このほかにも米海兵隊特殊戦部隊や米海軍特殊部隊Navy SEALs(ネイビーシールズ)も訪韓し、既に訓練している」という部分だ。米陸軍と海軍、空軍、海兵隊の特殊部隊が、韓国に勢ぞろいしていることになる。
特に、シールズは2011年5月、国際テロ組織「アルカーイダ」の最高指導者、ウサマ・ビンラーディン容疑者を潜伏先のパキスタンで急襲し、殺害した部隊だ。
米国は、核兵器やミサイルで周辺諸国を恫喝する北朝鮮を「ならず者国家」としてみなし、ひそかに“制圧作戦”を立てているとされる。
朝鮮半島周辺には現在、合同軍事訓練「キー・リゾルブ」参加のため、米原子力空母「ジョン・C・ステニス」を中心とする機動部隊や、最新鋭ステルス戦闘機F22などが集まっている。
北朝鮮のミサイル発射を受けて、米軍は何らかの動きをするのか。
軍事ジャーナリストの井上和彦氏は「韓国向けのパフォーマンスではないか」といい、続けた。
「特殊部隊は隠密で行動し、任務を遂行する部隊だ。その存在を発表するのは、北朝鮮への威嚇と同時に、韓国への『同盟国の役割を果たす=韓国を守る』というメッセージだろう。オバマ氏は南シナ海での『航行の自由』作戦もそうだが、パフォーマンスが目立つ。米大統領選も本格化しており、新たな軍事行動は取りにくい。北朝鮮はこれを見透かして、ミサイルを発射した。『強い米国』を取り戻す役割は、次期米大統領に期待するしかない」
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