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2017/01/08 10:00
8日のTBS報道番組のサンデーモーニングには驚いた。反・グローバル化の動きを「壁」を造ることだと規定して、「壁」を造ることは心の中にも「壁」を造って他者を差別し排斥することだと批判した。
それに対して反論する識者を登場させることなく、異口同音に反・グローバル化の動きを批判し、挙句の果てには在日某大学教授に反・グローバル化はナチスに到る、とまで言わしめたのには驚きを通り越して怒りすら覚えた。
その番組のメイン・コメンテータ寺島某はグローバル化で世界をマトメ、見識ある秩序社会を構築しようとした役割を世界の指導国たる英国や米国が放棄したのは遺憾だ、と反・グローバル化の指導者の登場を嘆いて見せた。
反・グローバル化は「心に壁を造る」ことであり、「差別」し「他者を排斥する」ことだと極め付けてグローバル化万歳の輪唱を番組時間中で繰り返した。そして格差拡大社会の中で取り残され貧困化した人々に「迎合」するポピュリズムの台頭を嘆いて見せるのはまさしくグローバル化を推進してきた日本のマスメディアのパラダイム・転換への批判を代弁している。
米国の1%が世界中から富を収奪するのに都合の良い「単一仕組み社会」を世界中に構築するために政治を牛耳っていたのがここ30年以上に及ぶグローバル化だ。それに対し台頭してきた反・グローバル化は大衆迎合のポピュリズムで民主主義の原理により大衆が政治の主導権を握るのは当然だが、それによりマイノリティが差別されるのではないかと杞憂している。
国民大衆が貧困化し、僅か1%の人たちが国の富の50%を占める極大化された格差を問題にしない方がマイノリティを心配するよりも大きな問題ではないだろうか。
勿論、マイノリティを差別してよいとは言わないし、彼らを無視しろとは言わない。彼らもまた納税者であり国民の一部なら「国民の生活が第一」の政治の恩恵を彼らも受けるだろう。
日本でもグローバル化の教師を務めてきたマスメディアが主張してきたのはマイノリティを保護すべきだ、というスローガンだった。在日を優遇し、反日国家の言い分を日本国民は辞を低くして一方的に受け容れろ、と日本国民に強いてきた。
サンデーモーニングに登場した在日某大学教授が反・グローバル化の流れが世界第三次大戦へと導くと、根拠のない漫画的な論理を展開していたが、むしろ紛争常習地域の中東やアフリカで「民族自決」を促し、欧州列強がかつて植民地主義という19世紀のグローバル化で勝手に引いた国境線を否定する方が自然だということになぜ気づかないのだろうか。
紛争や世界大戦が起こったのは特定の国のグローバル化への貪欲な渇望だ。今もなお自国の制度や仕組みを近隣諸国や世界に「宗教」のように布教しようとしているロシアや中国こそが紛争の火種を世界にばら撒いている。
他者を思いやることは他者の自立を認めることだ。また当たり前のことだが、人々は自分の足で立たなければならない。国境をなくして「ヒト、モノ、カネ」が自由に行き来する世界が平和な世界ではない。それぞれの国が自立し独立して国民が飢えから解放されることがまず何よりも優先される。
ここ30年来の米国の1%によるグローバル化は兵器に代わる金融という武器で他国を侵略し、他国の富を根こそぎ奪い取ることだ。そのことに気付いた国民が自国の独立を願うのは当たり前だ。そうした自然な国民としての危機感や欲求を無視する反・グローバル化の流れを「危険」だという漠然とした恐怖を煽るTBSの報道姿勢を批判する。
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