http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/405.html
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「身を切る改革」なんていったいどこに行ったのやら?
旧維新の党の“分裂”にともない、日本維新の会の所属議員らが昨年末、代表を務める支部で受け取った政党助成金を新設したダミー団体に「寄付」し、その後、模様替えした「おおさか維新の会」の支部に還流していたことが、本紙の調べでわかりました。国庫への返納を逃れるためのもので、その額は判明しただけで約8700万円にのぼります。
維新 政治資金移し替え議員続々
— 神志那 文寛 (@F_Koujina) 2016年12月29日
暫定の箱を作って年越しした次第です
足立議員のツイッター
『しんぶん赤旗』30日付 pic.twitter.com/OCSfmV6Yt9
≪検証 政治とカネ≫維新 政治資金移し替え議員続々/“暫定の箱を作って年越しした次第です”足立議員のツイッター
しんぶん赤旗 2016年12月30日(金)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-12-30/2016123011_01_1.html
政党の解散にともなって、本来、返納すべき政党助成金を「なんば維新」という政治団体をあらたにつくり、プールし、還流していたことがわかった日本維新の会の面々。そのほかにも、模様替えした「おおさか維新の会」の支部や、みずからの後援会も使って、使い残した政治資金の移し替えをしている議員もいました。
“暫定の箱”を使ったと手口を語っていたのは、維新の党から「おおさか維新の会」を経て、日本維新の会に移った“大阪組”の足立康史衆院議員(比例近畿)。
ことし5月26日、自身のツイッターで、「維新の党の残金は、当面の必要経費を除いて国庫に返納しました。必要経費については、残留組は維新の党として年越しできましたが、おおさか組はできません。そこで、なにわ維新という暫定の箱を作って年越しした次第です。ザッツオール」と“告白”していました。
「なにわ維新」も、「なんば維新」と同一場所に設立されたダミー団体ですが、“暫定の箱”として使われることなく、昨年12月31日に解散していますが、足立氏が支部長の「維新の党衆議院大阪府第9選挙区支部」は、昨年12月18日に500万円を受け取った1週間後の25日に、「おおさか維新の会衆議院大阪府第9選挙区支部」に121万円を「寄付」しています。
「なんば維新」に対する「寄付」の金額が大きいのは、清水貴之参院議員(兵庫)が代表の支部が1949万5円、室井邦彦参院議員(比例)の支部が1109万2819円など。全額政党助成金です。
このほか、各議員の解散した支部の政治資金収支報告書によると、二つの“暫定の箱”を利用して、残高ゼロにした議員もいます。
たとえば、日本維新の会共同代表の片山虎之助参院議員(比例)の「維新の党参議院比例区第1支部」は「なんば維新」に951万8972円(全額政党助成金)、模様替えした「おおさか維新の会参議院比例区第1支部」にも610万3006万円、谷畑孝衆院議員(大阪14区)の支部は「なんば維新」に997万4518円(うち697万4518円が政党助成金)、「谷畑孝後援会」に188万4259円など。
また、東徹総務会長(参院大阪)の支部が「大阪維新の会住之江」に660万6841円、馬場伸幸幹事長(衆院大阪17区)の支部が「馬場伸幸後援会」に1102万3623円のように、「なんば維新」とは別の“暫定の箱”に移し替えた議員もいます。
さらに、伊東信久衆院議員(比例近畿)の支部が816万2928円、松浪健太衆院議員(同)の支部が140万円のように、議員本人への「借入金返済」という形で、残高をゼロにしている議員も。
解散した維新の党の各支部が、「なんば維新」を使ったり、模様替えした「おおさか維新の会」の政党支部や、みずからの後援会に「寄付」するなどして、移し替えた金額は、総額約1億4550万円にのぼりました。
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