http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/384.html
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「米軍人を悼むふりをしつつ、彼らを殺した最高責任者に「哀悼の誠を捧げる」。:山崎 雅弘氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/21387.html
2016/12/30 晴耕雨読
https://twitter.com/mas__yamazaki
保阪正康「首相、戦争をポエムのように語っていた」(朝日)https://t.co/fCmW2CQgL4
「『和解の力』という言葉は美しいかもしれないが、日本は米国とだけ戦争したわけではない」
「『点』から『面』へと拡大した戦場では、東南アジアや中国の人々らが犠牲になった。首相の演説は戦争の一部だけを切り取り、ポエムのように語っている感じだった」「学ぶべき教訓とは、政治が軍事をコントロールできなくなると人々をどれだけ不幸にするかだ。それを人類史の教訓として語れば、首相は謝罪という言葉を使わずに死者を悼むことができたはずだ」
首相は肝心な点をぼかしていた。
「あの日、日曜の朝の明るく寛いだ弾む会話の声。自分の未来を、そして夢を語り合う若い兵士たちの声。最後の瞬間、愛する人の名を叫ぶ声。生まれてくる子の幸せを祈る声。一人ひとりの兵士に、その身を案じる母がいて、父がいた。愛する妻や恋人がいた。成長を楽しみにしている子どもたちがいたでしょう。それら、すべての思いが断たれてしまった。その厳粛な事実を思うとき、かみしめるとき、私は言葉を失います」と、
安倍晋三首相はハワイで述べたが、なぜか「断たれてしまった」と他人事のように語り、日本国の首相として、戦時の大日本帝国首相であった東條英機とその指揮下の日本軍がそれを「断った」事実を認めることから巧妙に逃げてしまった。
安倍首相は以前、東條英機ら戦犯訴追者を「昭和殉難者」と呼ぶ戦争指導部擁護の動きに賛同し、自民党総裁名で哀悼メッセージを送っていた。
戦前回帰は戦前戦中の肯定と切り離せない。
「耳を澄ますと、寄せては返す波の音が聞こえてきます。降り注ぐ陽のやわらかな光に照らされた青い、静かな入り江」云々という出来の悪いポエムはどうでもいいが、安倍首相のハワイ演説には注目に値する一節があったようにも思える。
「そして米国は、日本が戦後再び、国際社会へと復帰する道を開いてくれた。米国のリーダーシップの下、自由世界の一員として、私たちは平和と繁栄を享受することができました」という文。
首相官邸が自発的に入れたのか、米国政府からの要請で嫌々入れたのかは不明だが、戦後の日本国憲法下での平和と繁栄の出発点が「アメリカの占領政策」にあったと認めている。
日本会議の歴史認識では、敗戦後の「アメリカの占領政策」は「日本を二度と立ち上がれないようにする策謀」であり、自由世界の一員であることを制度的に裏付ける日本国憲法は「国の根本を腐らせる」(初代会長塚本幸一)諸悪の根源であるはずだが、安倍首相はハワイ演説で、戦後の日本を肯定していた。
その腹いせなのか、稲田朋美防衛大臣は帰国してさっそく靖国神社を参拝し、日本会議などの戦前回帰勢力のご機嫌をとろうと努力している。
ハワイの米軍人墓地を訪れた直後なら、アメリカ政府も文句は言えまいという思惑だろうが、やり方が姑息すぎる。https://t.co/mgQOwQ4D6m
「稲田防衛相は『今の平和な日本は国のために命をささげられた方々の尊い命の積み重ねの上にある』などと参拝の理由を強調した」とあるが、この一見もっともらしい言説の「欺瞞」について、新書『日本会議』で詳しく説明した。
巧妙な論理のすり替えが途中で行われているが、大手メディアはスルーする。
『日本会議』でも説明した通り、戦後日本の平和と繁栄は「戦争中に天皇と天皇中心の国体を守るために戦った日本軍」が完膚なきまでに敗北し、彼らが「守ろうとした体制」が崩壊して、日本国憲法を土台とする「全く別の政治体制の国に生まれ変わった」ことで実現した。
靖国神社は何の貢献もしていない。
大手メディアは、事なかれ主義なのか、政治家の靖国神社参拝を報じる際「中韓の反発」という論点でしか問題視しないが、それ自体が靖国神社にまつわる「神話」を拡大再生産し、国民の心理に刷り込む「政治宣伝」として機能している。
「日本対諸外国」という図式に矮小化し、国民を前者の側に誘導する。
そもそも、靖国神社は真珠湾攻撃を決断し命令した最高責任者である東條英機をも「英霊」として神格化し顕彰し、参拝者が手を合わせて拝む対象にしている施設だろう。
「それら、すべての思いが断たれてしまった」とハワイで述べた安倍首相の舌の根も乾かないうちに、平気でこういうことをやってしまう。
大手メディアは、なぜこれらの「安倍晋三氏の言っていることとやっていることの乖離」を指摘しないのか。
稲田防衛大臣の靖国参拝は、首相の了承がなければ実行不可能であり、首相の名代として参拝したというのが実相だろう。
米軍人を悼むふりをしつつ、彼らを殺した最高責任者に「哀悼の誠を捧げる」。
>Reuters Top News Japan's defense minister visits Yasukuni shrine after Pearl Harbor trip https://t.co/vG5IjB12f5
>布施祐仁 ロイターはトップニュースで「日本の防衛大臣、パールハーバー訪問の後に靖国参拝」と報道。これが安倍首相の語った「和解の力」? アジアの人々に「寛容」を求めるのだろうか?
>清水 潔 平和とは国民が命を捧げるもの、という思想がくっきり。でも内閣のお偉方は高みの見物か。 「今の平和な日本は国のために命をささげられた方々の尊い命の積み重ねの上にある」 稲田防衛相が靖国参拝 不安視する声も|日テレNEWS24 https://t.co/9YzfWPz3JX
>kumamasa 安倍さんのお祖父さんのような「戦争を始められた方々」によって今の平和があるわけではないでしょ。戦後二度と日本が戦争に加担しないように70年以上にわたって努力してきた方々の命の積み重ねにこそ平和があるし、稲田さんのような方々によって日本と世界の平和が脅かされている訳ですが。
>靖国参拝! 稲田防衛相が過去に「靖国は不戦を誓うところじゃない」「後に続くと靖国に誓え」と発言https://t.co/49Fg42CH29志葉玲「安倍首相を敬語で讃えるワイドショーキャスター、真珠湾訪問報道の違和感」(Yahoo)https://t.co/CZDXZHvOu6
>かおなし 死にたくなかった人に祖国のために命を捧げてもらって感謝するって偉そう過ぎませんか?椅子に座って命令するだけの人は自分は命を捧げることがないことを知っている
「安倍政権の広告代理店?ワイドショー報道の酷さ」
「民放でのニュース番組関係者は、筆者に対し『この十年ほどの中で、今ほど自由にものが言えない時はなかった。少しでも安倍政権を批判しようとすると、政治部の幹部がすっ飛んできて口出ししてくる』と嘆く」
先日ツイートしたように、私も東京で複数のメディア業界人から同様の話を聞いた。
大手メディア各社が、安倍晋三様に追従・迎合する形でしか記事を書かないのは、官邸の圧力ではなく、同じ社内の政治部による圧力が最大の理由だと。
外部からの圧力ではないので、テレビ局の会長が「外部からの圧力はなかった」とコメントしても、嘘をついたことにはならない。
大手メディア各社の政治部記者は、今では実質的に、安倍晋三様の「親衛隊」のような存在になっているように見える。
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