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2016年12月29日 「ジャーナリスト同盟」通信
<ゴルフと靖国参拝>
安倍と稲田の絶妙なコンビは、いずれ作家が面白おかしく作品として世に問うことになろう。本人同士しかわからない深い関係であろうが、それでも安倍夫人なら鋭い嗅覚の持ち主だから、ほぼ正確に分析しているだろう。ハワイでは、安倍と稲田の子守役となった岸田も知っているかもしれない。二人は政府専用機で仲良く真珠湾から帰国すると、翌日は安倍がゴルフ、稲田は靖国神社参拝と、見事な役割分担をして、内外に波紋を投げかけている。
<真珠湾で不戦の誓い・靖国では報恩の誓い>
それにしても、不思議なハワイ訪問であったろうか。安倍が一人出向けば済む。質素倹約の時代であるから、なおさらのことである。「わざわざ稲田を同行させるために、岸田も同行させた目くらまし作戦だ」という外野席の指摘は、今後も話題を提供することになろう。季節は東京よりもいいハワイである。安倍夫人が一番先に手を上げる場面であるが、彼女はなぜか排除された。「安倍夫人は不戦にふさわしくない。稲田のほうが好ましい」と日本会議が判断したものか。
案の定、安倍不戦の誓いは、オバマのアメリカ向けの挨拶に終始した。「オバマの犬であることを感謝したような文面だった」との酷評もある。
日本の侵略戦争は、大陸を中心に悲惨な殺戮が繰り広げられた。その肝心要をはずした、形だけのハワイ懺悔にいかほどの価値があろうか。
その正体を稲田が証明して見せた。戦争神社・靖国参拝である。これにはアメリカ国民もびっくりしたであろう。アジア諸国民は怒り狂っている。安倍の方は、ゴルフですっきりと白い歯を見せた。
参拝後の稲田は「私は忘恩の徒ではない」と開き直ったのだ。「靖国は不戦の誓いの場所ではない」と小さな胸を張っていた彼女は、侵略戦争を強いられ、戦場に散った兵士の無念を感じ取って政治をしてゆく、というのであろうか。日本会議流だと「英霊に報いる」ということらしい。怖い稲田の本心をさらけ出している。「靖国は真珠湾ではない」といいたいのであろう。
<女は何をしても許される?>
女性の閣内への大量登用は、小泉内閣からである。これを安倍も喜んで採用した。ただし、一つの条件は「新鮮味のある女性に限る」ということらしいが、それが稲田になる、と永田町では信じられて久しい。
政治的な思惑もある。「女に対して世論は甘い。同じことをしても批判は弱い」という民族の特性を計算に入れている。安倍のしたたかな作戦である。多くの国民は稲田起用を「日本の恥」と思っているが、安倍はそれに反発している?
そういえば、特定秘密保護法から戦争法と、一連の安倍・改憲軍拡路線は、彼女なりに悪しき貢献をしている。「どんなことでも安倍に従う女性」のようだが、したがって29日の靖国参拝も「私の代わりに頼む」ということではなかったのかとの憶測を呼んでいる。
<信頼されない真珠湾不戦の誓い>
一連の安倍の軍拡改憲路線は、日本会議や国家神道に全く無知なオバマのお陰で、無事に推進することが出来た。安倍にとって、オバマは操りやすいワシントンの主だった。伊勢神宮参拝も実現した。中国封じにも協力してくれた。
なにか恩返しをしなければならない、という事情から、真珠湾での不戦の誓いとなったものだろう。引退間際のオバマ大統領への最後の御礼である。したがって、そこにはアジアは入っていない。アジアへの歴史認識は、依然として変わっていない。結果、真珠湾の誓いは、荒唐無稽な発言に終始した、と総括できるだろう。そこへと稲田を巻き込んだ安倍である。2017年も二人のコンビに関心が集まることになろう。
2016年12月29日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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