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2016年12月25日 「ジャーナリスト同盟」通信
<お笑い芸人に変身した真珠湾訪問3人目の首相>
出来の悪い大学生生活を過ごした安倍晋三が、今や母親に言わせると「運命の人」となったとたん、中曽根康弘の首相在任期間を超えたという。中曽根の意識が真っ当であれば「ほう、晋太郎のせがれが」と苦笑いして、椅子から転げ落ちるだろう。そんな人物が真珠湾・アリゾナ記念館で不戦の誓いをする、と新聞が報道している。首相の正体を知っている日本人であれば「とうとうお笑い芸人に変身したのか。世界最大の覇権大国を翻弄するためなら、どんな役でもこなせる男か」と、真珠湾訪問3人目となった安倍を、腹を抱えて注目している。
<アメリカの良識を欺く策略か>
アメリカは超軍事大国である。日本に強力・広大な軍事基地を保有、それの維持管理に日本国民の血税を1兆円近くむしり取っている。
「日本防衛」というまやかしの理由をつけて、実際はアジア太平洋、特に中国・ロシアに対して、にらみを利かせている。これを尻尾を振って、喜んで受け入れる安倍・日本会議である。ワシントンにとって、こんな割のいい軍事戦略はない。
筆者は1993年春、クリントン政権が発足した直後にワシントンを訪問して、クリントン政権の軍縮政策を取材した。財政悪化を解消するため、本気で軍縮を推進していた担当者は「在日米軍は対象外」と断じた。理由を尋ねると、日本政府の支援があるので、軍縮の必要がない、というコメントが返ってきた。ことほど日本政府の手厚い支援の大きさを裏付けていた。
日本のような国は、滑稽な国はほかにない。
彼ら軍縮担当者は、日本の軍拡説明についてひどく驚いていた。そのあと「日本はまたアメリカと戦争するつもりか」という発言が返ってきた。
日本を警戒しながらも、仰天するような支援を、当たり前のように拝借する覇権大国なのだ。恐らく侵略戦争を「アジア解放のため」と信じ込む安倍・日本会議が続行する、ハイレベルの軍拡に対して、重大な警戒心を抱くアメリカの良識を取り込むための不戦の誓いではないのか。
<日米戦争の原因は中国侵略>
日米戦争前後の史実を学校で教えられなかった筆者は、読売紙上で、匿名で軍部批判をしてきた宇都宮徳馬に「なぜ日米戦争だったのか」と何度も聞いたものである。
真珠湾攻撃に至る前に、日米交渉が繰り返して行われていた。その核心は日本の中国侵略だった。「日本軍撤退」を強く主張するワシントンと、これを拒絶する東條内閣の激突だった。もしも、日本軍が中国から撤退していれば、日米開戦はなかった。真珠湾がなければ広島も長崎もなかったかもしれない。安倍・日本会議は、この史実を受け入れて不戦の誓いをするのであろうか。
<本来は南京・ハルビン訪問>
日本の中国侵略の象徴は、前にも触れたが、南京大虐殺とハルビンの731部隊の生体実験である。南京は世界遺産になった。次は731部隊の番であろう。
証拠資料は腐るほどある。
盧溝橋の抗日戦争記念館を訪問した首相には、靖国参拝を繰り返し強行した小泉純一郎がいる。ここにはすべての悲惨な史実が展示されている。日本の政治家は、すべて参観する義務があろう。
<大矛盾の真珠湾不戦の誓い>
安倍の不戦の誓いは、南京・盧溝橋・ハルビンでなければならない。
米艦の自衛隊による護衛を常態化、戦争を招き寄せる安倍・自公内閣である。その一方で真珠湾訪問での不戦の誓いという大矛盾に、どれほどの価値があるであろうか。
2016年12月25日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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