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安倍・プーチン間で交わされた「密約」〜「進展なし」は本当か? 採用される「沖縄返還方式」(現代ビジネス)
http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/147.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 12 月 24 日 08:55:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


安倍・プーチン間で交わされた「密約」〜「進展なし」は本当か? 採用される「沖縄返還方式」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50565
2016.12.24 歳川 隆雄 ジャーナリスト 「インサイドライン」編集長 現代ビジネス


■メディアはどこも情報をつかめていない

今週初めの12月19日昼、英紙フィナンシャル・タイムズ、ザ・タイムズと仏紙フィガロの東京特派員とランチを一緒した。当然、話題は先週の日露首脳会談。そして筆者は、自分の取材を基にした分析を披瀝したところ、彼らは一様に否定的な感想を述べた。

筆者の分析は以下のようなものであった。

新聞各紙(17日付朝刊)の一面トップの大見出しが、『朝日新聞』の「北方四島で共同経済活動――日ロ 協議入り合意、領土交渉進展なし」と『読売新聞』の「北方4島 共同経済活動――平和条約へ“一歩”、領土進展みられず」を含めてほぼ同じであったのは、どのメディアも15日夜の4時間超に及んだ日露首脳会談中の1時間35分の安倍晋三首相とプーチン大統領のテ・タテ会談(日露双方の通訳のみ同席)の内容を掴むことができなかったからだと解説した。



その上で、メディア各社はそのテ・タテ会談後の安倍首相のぶら下がり会見20分と、翌日16日に山口県長門市の温泉旅館「大谷山荘」から東京・永田町の首相官邸に場所を移して行われた安倍・プーチン会談後の両首脳による共同記者会見(文書交換式を含めて)25分、さらに官邸や外務省周辺取材で書いている。

したがって、取材対象がほぼ同じなので、『朝日』『毎日』『読売』『産経』などリベラル系から保守系まで「領土進展なし」で一致するのだ、と説明した。

焦点の領土交渉報道では、『日本経済新聞』(同)の見出しだけが「日ロ共同経済活動で合意――四島に“特別な制度”検討、領土帰属進展せず」として「帰属」という言葉を入れていた。これがポイントの一つである。

では、「進展」があったのか? と問われそうだが、実はそれなりの感触を、安倍首相はプーチン大統領との95分間の差しの会談で得たのはほぼ間違いない。

まず、これまた『日経新聞』(20日付朝刊)だけが指摘している15日の首脳会談後の「バーでの懇談」である。

同紙は「地元・山口での首脳会談後、首相は会談場所の温泉旅館内のバーで岸田文雄外相や世耕弘成経済産業相らにつぶやいた。『いろいろ批判はあるかもしれない。私がしっかり説明していく』自らに言い聞かせるようにこうも語った」と報じている。

■交わされた「密約」の内容

安倍首相は、実は夜11時28分に終わったプーチン大統領とのワーキングディナー後、いったん自室に戻りカジュアルな服装に着替えてから、このバーに岸田外相、世耕経済産業相、今井尚哉首相秘書官(政務)、長谷川榮一首相補佐官を呼び出して翌日未明の午前1時半近くまで飲んでいたというのだ。

そして終始、上機嫌であったという。

その理由は、一切表に出てこない件の95分間のテ・タテ会談にあると思われる。

先述の「帰属」の絡みで言えば、安倍首相はプーチン大統領から2018年3月のロシア大統領選後、そして同9月の自民党総裁選挙後の然るべき時期に大統領の地元・サンクトペテルブルクで首脳会談を行い、その場で翌年19年中の平和条約締結と20年中の歯舞・色丹の「返還」を共同宣言で発表しようという言質を得たのではないか。

いわゆる「密約」だ。



プーチン大統領の認識は、北方2島の「返還」ではなく「引き渡し」である。すなわち、2島を日本に割譲するというものだ。それまでは国後、択捉を含めた北方4島での日露共同経済活動を推進し、成果を両国がウィン、ウィンで分かち合う。ということは、2島に限って日本の潜在主権を認めるという「沖縄返還方式」である。

沖縄返還が実現するまで同地の潜在主権を認めるが施政権は米国にあった先例に倣うものだ。

だからこそ、『読売新聞』(20日付朝刊)が報じたように、安倍首相が土壇場で、当初はロシア側事務方が北方領土における共同経済活動の対象は歯舞、色丹両島のみと主張していたのを4島すべてにひっくり返したのだ。

これまた安倍首相が上機嫌であった理由の一つである。

ところがこうしたことを、冒頭の英仏人記者の説明したのだが、「プーチンはもともと嘘つきだ」「アベは狡猾なプーチンにしてやられたのだ」から「日本人は楽観的すぎる」「トシカワはアベに甘すぎる」とまで断じられてしまった。

いずれにしても、安倍首相は来年5月の大型連休中と9月初旬の2回ロシアを訪れる。それまでに日露経済協力8項目の進捗させることと、北方4島での共同経済活動の具体案策定することが、先の「安倍・プーチン密約」実現の成否の鍵を握っているのだ。



 

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コメント
 
1. 2016年12月24日 10:44:20 : 2VxazcwEtj : LkYd3S4cYsA[277]
安倍のおかげで歳川が儲かると言うような記事。

はっきりしているのは歳川は何も知らないということ。
分析の根拠が日経記事だってことだけだろう
しかも上機嫌だったという伝聞話からの(笑)

首脳会談後の岸田らとの「バーでの懇談」で
終始、上機嫌であったって不機嫌なんて
書けるはずがないだろう安倍の日経が。
失敗と認めたくないのだから。

テレビに出まくって失敗じゃないんだと
弁明してた安倍の姿が全てだよ。

プーチンが来る前に2島返還でも良いとか何とか
マスコミ使って世論操作させていたのは
どこの誰かって話。それを綺麗にスルー

しかしメディアの嘘のつき方ってのもアメリカのほうが
よっぽどうまいな。歳川のように可笑しいこの程度の誤魔化し嘘しか
書けないようではアメリカじゃあ使ってくれないんじゃないか?
あまりにお粗末だもの。

「日本ここがすごい」風味な番組があるようだが
歳川程度でもジャーナリストと名乗り、雑誌編集長が
務まるんだからこれこそ日本すごいなんじゃなかろうか?


2. 2016年12月24日 11:17:31 : RjnW5pHnpk : wnesb40kNZU[2]
安倍の親衛隊だからウソばっかり。

親分がウソ付くから、子分共も嘘八百三昧。


3. 2016年12月24日 12:54:39 : ZONVaw60jw : sw2NlRXxnX4[30]
沖縄返還方式は島民の抵抗運動によって、米軍が島民を弾圧する必要があり、直接は避けて日本にかわりに弾圧させるために必要だった形式的な返還だ。侵略と密約に基づくもので北方領土には適用できない。

4. 2016年12月24日 13:12:07 : G4tuheeRps : LXxQU9CLgXo[3]
はい 歳川隆雄

官邸ゴマすり側仕え「これは愚か者には見えない『密約』でございます」
産経「これはなんて すごい密約なんだ さすがは安倍総理だ」
長谷川なんとか等御用ジャーナリストもどき「ううむ この密約にはウならざるを得ない
まったく恐るべき密約だ」
幸福の道(幸福の科学)「また一つ安倍総理が成果をだしました!(以下略 ですね」


5. 茨城T[21] iO@P6VQ 2016年12月24日 15:45:56 : eqHA14qQqW : ivZ1BAzcSGg[2]
>プーチン大統領の認識は、北方2島の「返還」ではなく「引き渡し」である。すなわち、2島を日本に割譲するというものだ。それまでは国後、択捉を含めた北方4島での日露共同経済活動を推進し、成果を両国がウィン、ウィンで分かち合う。ということは、2島に限って日本の潜在主権を認めるという「沖縄返還方式」である。

〇これは、今までの流れからして、ありうる。
 いずれにせよ、このときは、日本が、アメリカから独立し、ロシアと平和条約を結ぶときであろう。トランプ大統領が、CIAの反対を押し切って、これを認めることができるか、簡単ではない。
 安部が、オバマに嫌われながらもトランプに会いに行った理由も、そこにあるのではないか。


6. 2016年12月25日 00:03:42 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-6696]
Domestic | 2016年 12月 24日 18:01 JST
ロシアに「親近感なし」76%

 内閣府が24日付で発表した「外交に関する世論調査」で、ロシアに「親しみを感じない」とする回答は「どちらかというと感じない」を含め76・9%だった。1月の前回調査より2・4ポイント減ったが、高水準のまま。北方領土交渉を見据えた日ロ関係強化の取り組みの効果は十分に表れていないと言えそうだ。中国は「親しみを感じない」が2012年から5回連続で80%を超えた。韓国は前回比5・6ポイント減の59・1%と、やや改善した。

 調査は、12月15、16両日の日ロ首脳会談より前の10月27日〜11月6日に実施した。全国の18歳以上の男女計3千人が対象で、回収率は60・1%。

〖共同通信〗

http://jp.reuters.com/article/idJP2016122401001367


7. 2016年12月25日 01:36:09 : CIEv6EX1DM : niT@Tle7J@U[3]
ロシア駐留軍付きで植民地になる?
それが日本では常識かもね

8. 2016年12月25日 09:49:34 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-6696]
2016年12月25日(日)
検証 日ロ首脳会談
安倍外交「新しいアプローチ」の正体

 安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領との首脳会談では、注目された領土問題はまったく進展がありませんでした。しかし、安倍首相は、両国が「北方四島」(国後(くなしり)、択捉(えとろふ)、歯舞(はぼまい)、色丹(しこたん))での「共同経済活動」を行うことで合意したことを、「新しいアプローチ」と称してアピールしています。その実態は歴代自民党政権の外交交渉からさえ大きく後退したもので、領土問題の解決をいよいよ遠のかせるばかりか、日本の主権に大きな障害をもたらしかねないものです。(藤田健)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-12-25/2016122503_01_0.jpg
領土問題を最初から棚上げ

 安倍首相は20日、都内の講演で「現実を直視したアプローチをとらなければ(日ロ間の)平和条約締結というゴールにたどり着くことは決してできない」と主張し、「共同経済活動」を「平和条約の締結に向けた重要な一歩を踏み出すもの」と自賛しました。

 首相の主張は、領土問題について「互いにそれぞれの正義を何度主張しあっても問題を解決することはできない」(16日の共同記者会見)として、最初から領土問題を棚上げするものです。

 ロシア側が、自国の正当性をいくら主張しようが、反論さえしないという卑屈さです。実際、プーチン大統領は来日前から「ロシアに領土問題は存在しない」と主張。首脳会談後の共同記者会見では「1945年の(第2次世界)戦争の後にソ連はサハリンを取り戻しただけでなく南クリル諸島(南千島)も手に入れることができた」と、歴史を都合よく解釈して“正当性”があると堂々と公言しました。

 それでも安倍首相は、反論はおろか、歴史的経過からも日本に領土の正当性があることすら主張しなかったのです。

 日本共産党の志位和夫委員長は、こうした首脳会談をめぐる安倍首相の態度について「大変だらしのない外交」(18日)と批判しました。「『新しいアプローチ』の名で、領土問題を脇に置く。そして、まずは経済協力だと。そうすれば、いずれは領土問題の解決に道が開けますというようなもの」「相手が『領土問題は存在しない』と言っているもとで、領土問題を脇においては、一歩も前進しません」ときびしく指摘しました。
「正義」を主張してきたのか

 安倍首相は“正義を何度主張しても問題は解決しない”といいますが、これまでの自民党政権は領土問題で「正義」を語ってきたでしょうか。

 日ロ間で平和的に画定した領土にかんするとりきめは、1875年の「樺太(からふと)・千島交換条約」で、樺太全島をロシア領とする代わりに、千島列島全体を日本領としたことにあります。

 ところが、旧ソ連のスターリンが、第2次世界大戦の際に、「領土不拡大」という連合国の戦後処理の大原則を踏みにじって、千島列島の引き渡しを要求。米英がこれに応じて「ヤルタ秘密協定」に書き込まれました。その後、旧ソ連は北海道の一部である歯舞、色丹まで占領し、国内法で「領土」に編入したのです。これがプーチン氏のいう第2次世界大戦の「結果」でした。

 自民党政府が領土で「正義」を主張するなら、この戦後処理の「不公正」の是正をこそいうべきでしたが、そうではありませんでした。

 1951年のサンフランシスコ平和条約では、「ヤルタ協定」の延長線上で「千島放棄」を宣言。その後、旧ソ連との交渉のなかで、従来、千島列島と認めてきた国後、択捉の南千島は“千島列島にあらず”という国際的に通らない主張を展開し、歯舞、色丹とあわせた「4島返還」論に固執してきたのです。
経済と並行させた歴代政権

 こうして歴代政権の交渉も戦後処理の「不公正」を問題にしない、だらしのないものでしたが、それでも旧ソ連や、その後のロシアとの交渉で、日本側が領土問題を棚上げすることまではしませんでした。

 1993年のエリツィン大統領との「東京宣言」では、「4島の帰属の問題を解決して平和条約を締結し、両国関係を完全に正常化するとの手順を明確化」することで合意、その立場は、橋本政権下の「クラスノヤルスク会談」(97年)「川奈会談」(98年)でも引き継がれました。

 次の小渕政権では、98年の訪ロの際に今回と同じように「共同経済活動」をすすめることで合意しましたが、その際も「共同経済活動委員会」と「国境画定委員会」を併設し、それまでの3会談の合意を再確認しています。

 ところが、今回の安倍・プーチン首脳会談では、最初にみたように領土問題は完全に棚上げされ、「プレス向け声明」には「領土」という言葉さえ入りませんでした。安倍首相は「原理原則という殻に閉じこもり、4島を返さない限り何もしないという強気の発言を続けていけば、世論の拍手喝さいを受けるかもしれないが、現状は1ミリたりとも動かせない」(20日)と開き直り、領土問題棚上げを正当化しています。

 しかし、領土問題が「1ミリたりとも」動かなかったのは、「正義」を主張し続けたからではなく、日本側の主張に大義と道理がなかったからにほかなりません。
解決遠のかせる展望ない道

 しかも、「プレス向け声明」で、「共同経済活動」を「平和条約の締結に向けた重要な一歩」と位置付けたことは重大です。

 そうだとすると、「共同経済活動」で協議が整わなければ領土問題の交渉に入れないことになります。仮に協議がまとまった場合には、ロシア側が「ロシアの主権に議論の余地はない」(大統領報道官)と主張しているもとでは、4島に対する日本の主権が損なわれることになります。

 いずれも領土問題の解決をいよいよ遠のかせる、展望のない道に迷いこんだというのが「共同経済活動」の実態です。

 今回の日ロ首脳会談は、歴代自民党政権が戦後処理の不公正の是正を領土問題解決の中心に据えず、ヤルタ協定とサンフランシスコ平和条約の手のひらのうえで交渉してきたやり方が大破綻した会談でした。それとの対比で、日ロの領土問題の解決は、「領土不拡大」という戦後処理の大原則に背く不公正を是正することを中心にすえ、全千島の返還を堂々と求める交渉をやるべきだという日本共産党の立場しかないことが浮き彫りになりました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-12-25/2016122503_01_0.html


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