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分断された国民
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-12231161027.html
2016-12-23 11:19:15NEW ! simatyan2のブログ
先日、地方新聞の読者欄に下のような投書が載っていました。
マンションの管理組合の総会で住民から、
「知らない人にあいさつされたら逃げるように教えているので、
マンション内ではあいさつをしないように決めてください」
という提案が出て、その提案に全員が一致したので、それで
良いのか悩んでいるという投書なんですね。
これには驚きました。
ここまで人が信じられなくなったのか、と。
確かに最近のニュースを見ていると子どもが巻き込まれる事件が
多発してしてますからね。
誘拐、監禁、果てはバラバラに切り刻まれる猟奇事件が、当たり前
のように日常茶飯事化している時代ですから、昔には考えられ
ないことですが当然の結果かもしれませんね。
「きちんと挨拶しましょう」
と、昔は学校で習いましたが、それも出来なくなったようです。
知り合いや身内では心を許しても、一歩外へ出ると誰も信じられ
ない、下手すると身の危険が迫るという国に、いつしか日本は
なってしまったんですね。
つまり自分の身内(所属するグループ)以外、全員敵と見なす
殺伐とした社会です。
さらに自分の身内でも細分化されていきます。
親と子、夫と妻、老人と若者、など。
それぞれが独自の世界に篭るので、小さな出来事には敏感になり
ますが、大きな出来事には結構鈍感になっていくんですね。
家族や友達>会社や組織>地方の動き>国の動き>世界の動き、
など、範囲が大きくなるにつれてどうでも良くなっていくのです。
例えば、
○学校の成績や友達関係で頭がいっぱいな子ども、
○子どもの教育、近所づきあい、家計で頭がいっぱいな主婦
○残業、会社の人間関係、家庭内の問題で疲れた会社員
こうした人たちに下のような問題を提示しても、
税金が福祉に使われず、東電が責任の処理費用が国民
負担にされても、
ごく少数の人は反応を示しても大半の人は、
「あ、そうですか」「自分とは関係ないです」
で終わってしまうでしょうね。
ごく一部で反応を示した人も、テレビで御用評論家や局アナ、
ネットでは自民ネットサポーターなどが、
「原発問題もアベノミクスも道半ばで、もう少し時間がかかる」
「安倍さんはこうした問題に一生懸命取り組んでいるのです」
「全ては国のため、もう少し時間をください」
と擁護すれば、
「うーん、安倍さんに任せてもう何年になるかな?」
と疑問を持ちながらも、
「まあ、いいか・・・自分には何も出来ないし」
と、それ以上考えるのを止めてしまします。
下のような報道があっても、
「ああ、そう」
下のように、安倍政権になってから名目賃金と実質賃金の差が
どんどん開いているのを見ても、
「ああ、そう」
何しろ身近な問題で頭がいっぱいですから。
かくして無防備な国民を見下ろしながら国会議員も地方の市長
たちも、やりたい放題をやるのです。
それでも横との繋がりを分断された国民は、世の不条理を感じ
ながらでも声を上げる方法すらわからず、ただただ一攫千金で
他人より優位に這い上がる夢だけは持つのです。
宝くじを買うために4時間並ぶのも平気です。
政府は個人的な悩みで頭がいっぱいで、ただ黙々と並び、待つ
国民が大好きなんですね。
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