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復讐の足固めが順調な甘利明氏 (c)朝日新聞社
うやむや保育園問題 「日本死ね」投稿者の怒りは収まらず〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161221-00000206-sasahi-soci
週刊朝日 2016年12月30日号
「『死ね』が、いい言葉だなんて私も思わない。でも、その毒が、ハチの一刺しのように効いて、待機児童問題の深刻さを投げかけた」
2月、保育園の抽選に落ちた匿名の投稿ブログに端を発し、日本を席巻した「保育園落ちた日本死ね」という怒りの言葉。国会でも取り上げられ、論争を広げた。
12月、「新語・流行語大賞」のトップ10に入ると議論が再燃。タレントのつるの剛士は「とても悲しい気持ちになりました」と違和感を表明したほか、選考委員のツイッターアカウントには批判が集中した。
冒頭の言葉は、そうした動きを受け、選考委員の俵万智氏が10日、ツイッターにつづった声だ。
「日本死ね」と投稿した本人は今、一連の動きをどう見ているのか。メールでブログの主に接触した。ブログの主は、東京都内に住む30代の女性で、夫と共働き。2人の間には長男がいる。女性はこう回答した。
「独り言を書いたつもりがここまでの騒動になり、驚いています。あらためてネット社会なんだなと感じました。ただ、政府も今回のことがあって待機児童の対策をしているとは思いますが、実生活ではまだまだ実感できていません」
投稿に込めた「怒り」の“その後”はどうなのだろう。
「問題になるまで放っておいたことに対する怒りがあります。そして、(議論が)うやむやになってしまったとも感じています。いまだ待機児童に有効な対策はないし、保育士の待遇も悪い。小池都政には期待したいですが、正直わからない。舛添前知事の例もありますから……」
「日本死ね」があぶり出した子育て世代の怒りにどう対処するか。第二の噴火はすぐそこまできている。
悲観に満ちた声が国政に届く中、現金授受問題に揺れたのは、安倍首相の盟友、甘利明・前経済再生、TPP担当相。
東京地検特捜部と検察審査会にそれぞれ訴えられたが、不起訴が確定し、辞任騒ぎなどなかったかのように党本部や国会を闊歩(かっぽ)しているという。
「9月末には自民党税制調査会の『インナー』(非公式の幹部会合)のメンバーに選ばれました。会合のメンバーは野田毅最高顧問など、派閥の領袖(りょうしゅう)クラスばかり。安倍さんは甘利さんをそこに押し込み、情報を官邸に上げさせているんです。首相の夕食会にも堂々と参加し、地位はかなり回復しています」(自民党関係者)
甘利氏といえば、TPP交渉だが、トランプ次期米大統領にちゃぶ台返しされ、これまでの苦労は水の泡。だが、「現在の担当相は石原(伸晃)さんなので痛くもかゆくもない様子」(同前)という。
12月に発表された最もカネを集めた国会議員ランキングで2位(15年の総収入は1億9180万円)に入った甘利氏だが、カネ集めには理由があるようだ。
「旧山崎派(現石原派)の重鎮だった甘利さんの最大のライバルは伸晃さん。石原派を乗っ取ろうと大臣規範に抵触する派手なパーティーでカネを集めた成果でしょう(笑)。TPPがコケてパッとしない石原さんを尻目に復権を狙っています」(自民党議員)
予算規模が国家レベルの東京都政が投げ出されたのが6月。政治資金の公私混同疑惑で辞職に追い込まれた舛添要一氏は、公用車で通ったとされる神奈川県湯河原町の別荘を、疑惑への「けじめ」として「第三者に売却する」と宣言していた。
はたして売却されたのか。登記簿を取り寄せると、所有者は「舛添政治経済研究所」のまま。では、“第三者の目”で調査し、「違法ではない」が「不適切」とされた宿泊費6件と飲食費14件は解決されたのか。都庁や総務省の担当者に問い合わせたが、
「政治団体の話なので把握していない。舛添前知事にお聞きするしかないかと」
「お金の流れは収支報告書でしかわからず、返金したと公開する義務はない」
世田谷区の舛添氏の事務所を訪ねたが、玄関にかつて貼られていたにこやかなポスターはない。電話で問い合わせた。
「法的処理が済んでいないためお答えしていません」
電話口に出た女性はそう言った。法的処理で解決するのはいつのことだろうか。
都知事選に突如出馬への意欲を表明し、わずか3日後に断念したのが、タレントの石田純一。12月12日に都内で開かれたイベントに理子夫人とともに出席した石田は、都知事選に絡む取材陣からの質問に対し、苦笑いまじりにこう答えた。「大きなホコリがありましたね。多少の損害も出て、彼女(妻の東尾理子)にも心配かけたので謝りたい」
何があったのか。事務所に取材を申し込むも、「契約しているスポンサーやレギュラー番組との関係上、都知事選の話はお受けしない状況でございます」と、にべもない回答。
理子夫人の知人は言う。
「理子ちゃんは2人目のお子さんの出産直後でしたし、出馬騒動当時はかなり心労のたまった様子でした。『子どももいるのに、何考えてるんだろ』とぼやいていました」
2人の行きつけの飲食店店主はこう話す。
「騒動の後に2人で見えたとき、苦笑しながら頭を下げていました。理子さんが『話題に事欠かない主人ですみません』と」
12日のイベントで理子夫人は、
「(出馬騒動は)主人らしいといえば主人らしい。笑い話にはなりましたしね」
笑い話になったかどうかはさておき、昔と変わらぬ「ミスターお騒がせ」が証明された一年だった。
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