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http://mewrun7.exblog.jp/25075476/
2016-12-20 10:54
今上天皇が19日に予定されていた毎年恒例の安倍首相&閣僚らとの昼食会を欠席したという。(@@)
『天皇陛下 風邪の症状、閣僚との昼食会中止
天皇陛下が風邪のため、19日、予定していた安倍総理をはじめとする閣僚らとの昼食会を中止すると宮内庁が発表しました。
昼食会は年末の恒例行事で、冒頭に安倍総理が招待へのお礼を述べ、陛下がねぎらいの言葉をかけられるのが通例となっています。
天皇陛下は先週末から発熱を伴う風邪の症状が出ていて、今月16日にも行事への出席を取りやめられました。(JNN16年12月19日)』
まあ、実際のところ、天皇は先週16日にも風邪による発熱で行事の出席をとりやめていたので、まだ直りきっていない&週末からの誕生日に関わる諸行事のために大事をとっているのかも知れないのだけど・・・。<お大事に!m(__)m>
いや、明仁天皇は心の大きな&できた人なので、決してそんなことはしないとわかってはいるのだけど。
グレだらのmewは、ついつい「具合が悪い中、安倍と会いたくない&安倍の労なんかねぎらいたくないから昼食会はキャンセルしたのかも」と思っちゃったりもしたです。(@@)
<あくまでもmew個人の意見だけど。生前退位の問題のほかにも、安倍首相の安保外交政策や新自由主義政策は、おそらく平和主義や日本国および個々の国民の生活の安寧を心から願っている今の天皇の理念に反するものが多いし。ああいう独裁的&強引な議会運営も好きじゃないだろうし。もしかしたら、ニュースを見ていて、mewぐらいグレちゃいそうな心境になっているかも?(~_~;)>
* * * * *
今週23日に、今上天皇は83歳の誕生日を迎える。(・・)
天皇は、以前から生前退位や今後の天皇位の継承の仕方などについて考えていて、政府サイドにも打診していたのだが。日本政府、とりわけ自民党の保守派勢力は、なかなか天皇の意向を汲んで、現状を変更しょうとせず。
ついにしびれを切らした天皇は、今年の8月、(まさにギリギリのやり方で?)象徴天皇としての生前退位に関して、自分の考えを国民に語りかけるという手法を実行に移した。
そもそも憲法第一条によれば、象徴天皇の地位は「主権の存する日本国民の総意に基く」のであるわけで。おそらく天皇は(なかなか動こうとしない安倍官邸を快くなく思いつつも)、自ら動いてでも、主権者たる国民の理解を得ることが重要だと考えたのであろう。(++)
/
そこで、天皇はもしかしたら断腸の思いで、8月8日に国民に向けてメッセージを送ったのであるが・・・。(『天皇のメッセージを見て、安倍と違い(?)、国民やその生活への強い思いを痛感+メッセージ全文』)
このメッセージを受けて行なわれた世論調査では、国民の9割前後は、天皇の思いを理解し、生前退位に賛同。さらに賛同者のうち8〜9割(全体の7〜8割)が、今後の天皇にも適用できるように一代限りの特別法を作るのではなく、皇室典範の改正を行なうべきだと考えていることがわかった。(++)
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ところが安倍首相は、戦前志向の超保守派。安倍氏や仲間たちは、天皇を国の中心としての特別な存在(国体)だととらえており、憲法改正でも「元首」にしようと考えているほど。彼らの中には、生前退位自体を認めたくない人が多いことから、今上天皇や国民との考えに大きな乖離が生じていて。なかなか話を進めようとしないのである。(-"-)
とはいえ、野党や世間からの圧力もあって、安倍官邸はとりあえず、お得意の有識者会議を開いたのだが。(機会があれば、この会議についてもゆっくり取り上げたいけど)とんでも強硬な反対派、慎重派を半数近く用意。もう最初から「まずは一代限りの特別法で」「できるだけ摂政制度を利用して」という結論ありきの会議になっていたため、アチコチから疑問や批判の声が出ていたのだ。(*_*;
ちょこっとだけ例を挙げるなら・・・・
『天皇陛下の「退位」など公務の負担軽減について話し合う有識者会議が専門家を招いて2回目のヒアリングを行なった。
「退位」については専門家6人のうちジャーナリストの岩井克己氏ら2人が「世論調査の結果を見ても”譲位容認”が9割、それから”将来の天皇にも適用する”というのは6割から7割の方がそう思ってらっしゃる。共感が広がったからだとおもう」ということなどを理由に賛成、
また慶應義塾大学の笠原英彦教授櫻井よしこ氏など4人が「世論の9割が賛成しているので直ちに法的整備でいく、ということはそうそう簡単ではない」「情を大事にしながらも、利に足を置くべきとの結論に達し、譲位ではなく摂政の制度をその他の工夫も加えながら活用するのが良い」といった理由から反対または慎重な立場を示している。(TBS16年11月15日)
mewは、この時、超保守派の笠原教授らがマイクの前で堂々と、「世論の9割が賛成しているからって関係ない」みたいな言い方をしていたことに呆れてしまったところがあった。(・o・)
この人たちは(そもそも現憲法を認めていないこともあってか)、今の国民主権の日本、それに基づく象徴天皇制度のあり方を認めておらず。明治憲法を前提に会議を行なっているのだ。(-"-)
それじゃあ、現憲法&それに基づく象徴天皇制度を尊重し、身をもって実行している明仁天皇と考えが合うはずがない。(・・)>
* * * * *
いつも書いてしまうように、本当に「天皇の心、安倍知らず」なわけで。もしかしたら天皇および周辺も、安倍官邸が、相変わらず理解がない(偏った思想にこだわるXXX)なことに、忸怩たる(いら立つ)思いをしていたかも知れない。^^;
ついには、明仁天皇のご学友が、天皇自身から「退位の恒久制度化を望んでいたこと」「摂政制度は望んでいないこと」をきいたとメディアに発表するに至ったのである。(・o・)
これもかなり異例なことだと思うのだが。それぐらい天皇&周辺が、このままだと安倍官邸に天皇の意向を軽視した結論を出されるという危機感を抱いたのではないかと察する。(~_~;)
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
『天皇陛下、退位の恒久制度化望む…同級生に電話
天皇陛下が今年8月、退位の意向を示唆したお言葉を発表する前、同級生に対し、退位の恒久制度化を望むような思いや退位後は次の世代に託す考えを伝えられていたことがわかった。
陛下から直接、考えを聞いたのは、学習院の初等科から高等科まで、陛下の同級生だった明石元紹さん(82)。7月21日夜、身の回りの世話をする宮内庁職員を通じ、自宅に電話があったという。
陛下は、退位の意向について切り出し、「過去に譲位(退位)は数え切れないほどあった。長い歴史を考えれば、びっくりすることではないんだ」と説明された。
大正天皇の摂政を務めた昭和天皇が、母親の貞明皇后が摂政設置に大変反対したために苦悩したことや、宮中に天皇と摂政それぞれのグループができることなどを挙げ、「摂政はよくない」との思いも示された。(読売新聞16年12月1日)』(もう少し詳しめの関連記事*1に)
『天皇陛下、学友に「退位」電話相談!「そんなにびっくりするような話じゃない」
天皇陛下がこの夏、学友に電話で「退位」について語っておられたという。それも「恒久的な制度での退位を」と話は具体的。現在進められている有識者会議の検討内容ともふれあうものだ。これをまた学友がテレビに話すというのも、前代未聞。論議への影響はあるのだろうか。
学習院で幼稚園から高校まで同級生
これを明らかにしたのは、陛下と学習院で幼稚園から高校まで同級だった、明石元紹さん。陛下と同い年の82歳だ。「深夜に珍しいことなんですが、直接お電話をいただきましてね」という。7月21日(2016年)だった。「生前退位のご意向」の報道の1週間後、ビデオメッセージの2週間以上も前だ。
その内容は、皇室の歴史や新憲法を踏まえた深いお話だった。明石さんは、「明治以前の長い天皇の歴史の中では、生前に交代をするという話は、そんなびっくりするような話じゃないだろ、という言い方でした」という。
摂政についても消極的
「摂政」という制度についても話された。「昭和天皇が摂政をなさった時期があるんですけど、どうしても大正天皇を盛り立てようという勢力と昭和天皇に早く新しい時代を開いていただきたいという勢力が、半ば対立して国の意見が分かれたと聞いているから、摂政制度というのはあまりいいとは思っておりません、とおっしゃいましたね」
さらに「自分のことだけじゃなくて、象徴天皇を通す限りは、いつでも通用するものではないのか、というお気持ちだったと思う」。存命中の退位を恒久的な制度にすることを望んでおられた、と明石さんはいう。
FNNが11月に行った世論調査でも、「すべての天皇が退位できるように」70.3%、「今の天皇に限り退位できるように」22.3%、「退位を認めるべきでない」5.3%などだった。
司会の小倉智昭「陛下のお気持ちをどこまで汲み取るんですかね」(J−CAST16年12月2日)』
* * * * *
今週23日の天皇誕生日に、また天皇の話やインタビューへの回答が公表されるのではないかと思うのだけど。天皇が、この生前退位について改めて触れるかどうかはビミョ〜なところ。
安倍官邸&自民党には、天皇の大変な現状や心情を早く理解して、法的整備を急いで欲しいと強く願っているmewなのだった。(@@)
THANKS
*1
天皇陛下 退位恒久制望む 電話受けた学友証言「お言葉」20日前
2016年12月1日 東京新聞 朝刊
天皇陛下が八月にビデオメッセージを公表する約二十日前の七月、退位について恒久制度を望む思いを、学友の明石元紹(あかしもとつぐ)氏(82)に電話で打ち明けていたことが、明石氏の証言で分かった。陛下は「将来を含めて譲位(退位)が可能な制度にしてほしい」と語られたという。
私的な会話とはいえ、退位の在り方について陛下の具体的な考えが明らかになったのは初めて。父である昭和天皇の大正時代の経験を踏まえ、摂政設置によって混乱が生じることへの懸念も示したという。
明石氏は「陛下からの電話だったので内容を注意深く聞いていた」と話した。
明石氏は学習院幼稚園から高等科までの学友。七月十三日夜の報道で退位の意向が明らかになった後の同二十一日午後十時ごろ、陛下の身の回りの世話をする内舎人(うどねり)から「陛下が直接お話ししたいと言っている」と電話を受けた。
明石氏によると、陛下は退位について「随分前から考えていた」「この問題(退位)は僕のときの問題だけではなくて、将来を含めて譲位が可能な制度にしてほしい」と話した。
明治時代より前の天皇に関しても触れ「それ(退位)がいろいろな結果を生んだのは確かだ。譲位は何度もあったことで、僕が今そういうことを言ったとしても、何もびっくりする話ではない」と語ったという。
「摂政という制度には賛成しない」と明言。理由として、大正天皇の摂政だった昭和天皇の例を挙げ「(大正天皇派と昭和天皇派の)二派ができ、意見の対立があったと聞いている」と振り返った。
明石氏は「私は多くのメディアの取材を受けていたので、間違ったことを言ってほしくない、真意を伝えたいとの思いがあったのではないか」と心情を推し量っている。
◆「僕の時の問題だけではない」と陛下 明石氏の主な証言内容
天皇陛下とのやりとりに関する明石元紹(あかしもとつぐ)氏の主な証言内容は次の通り。
私が(皇后の)美智子さまの体調について以前、テレビで「お体が悪いのではないか」ということを語ったことに対して、陛下は「美智子のことを心配して、譲位を訴えているようにとられるので困る。そういうことを言うと、既成事実になってしまうから言わないでほしい」と話された。
陛下は「今度の(退位の)話については、僕は随分前から考えていた。天皇の在り方は歴史上いろいろな時代があった。特に明治以前の天皇については途中で譲位をしたり、いろんな形でいらした天皇はたくさんいる。それが、いろんな結果を生んだのは確かだ。けれど、譲位は何度もあったことで、僕が今、そういうことを言ったとしても、何もびっくりする話ではない」と話した。
陛下は「摂政を置いた方が良いという意見もあるようだが、僕は摂政という制度には賛成しない。その理由は、大正天皇のときに、昭和天皇が摂政になられたときに、それぞれの当事者(大正天皇と昭和天皇)として、あんまり、こころよい気持ちを持っていらっしゃらなかったと思う」と話した。
陛下は「その当時、国の中に二つの意見ができて、大正天皇をお守りしたい人と摂政の昭和天皇をもり立てようとする二派ができ、意見の対立のようなものがあったと聞いている。僕は、摂政は良くないと思う」とも語った。
陛下は「この問題(退位)は僕の時の問題なだけではなくて、将来を含めて譲位が可能な制度にしてほしい」と話した。
陛下からの電話だったので内容を注意深く聞いていた。
◆冷静に考えるのが筋
評論家の八幡和郎(やわた・かずお)さんの話 八月の天皇陛下のお言葉を聞き、退位を容認すべきだとする国民の気持ちがある。今回も、陛下が恒久的な制度を望んでいるという意向を尊重すべきだという国民感情が大きくなるだろう。大正天皇と摂政となった昭和天皇のことを踏まえ、陛下が退位制度を望む気持ちを持ったことは、心情として理解できる。だが、制度を改正するなら、将来に起こり得るさまざまな状況を想定しながら、陛下の意向とは切り離し、冷静に考えるのが筋だろう。
◆4歳から遊び相手 学友の明石元紹氏
明石元紹氏(82)は幼稚園に入った四歳から、天皇陛下の住まいがあった東京の赤坂離宮に通って遊び相手を務めたほか、一緒に疎開を経験するなど、戦前から現在まで同じ学年の学友として関係が続いている。
明石氏は一九三四年一月、貴族院議員を務めた男爵元長(もとなが)の長男として誕生し、天皇陛下とは学習院初、中、高等科で共に学んだ。祖父元二郎(もとじろう)は第七代台湾総督、伯父の堤経長(つつみつねなが)は昭和天皇の学友。
戦前の初等科時代は天皇陛下と共に栃木の日光へ疎開し、終戦を経験。戦後は、天皇陛下の家庭教師として米国から来日したバイニング夫人の授業も一緒に受け、高等科では馬術部のチームメートとして友情を築いた。
天皇陛下が学習院大、明石氏は慶応大と進路が分かれた後も絆は変わらず、二〇一三年に出版した「今上天皇 つくらざる尊厳」では「その在りようは精神力と努力の蓄積だけのものではなく、生まれながらの宿命と対峙(たいじ)する精神的な気高さが存在する」と記した。
ゆっくりと話す機会は減っているが、クラス会や記念行事では必ずあいさつを交わし、外国訪問時には皇居の御所で送迎することもある。退位を巡っては「象徴天皇としての在り方を考え抜いた末、結論としてのお気持ちの公表だと思う。賛成する」と語っていた。
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