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2016年12月18日 「ジャーナリスト同盟」通信
<米・ウクライナに次いで、3番目の敵性国家>
柔道好きのプーチン・ロシア大統領の接待に汗をかいた安倍・自公内閣も、プーチンの背負い投げに、あっけなく1本取られてしまった。既に、安倍がきちがいのようになって、大金をばらまいて欧米・ASEAN各国でわめいてきた南シナ海問題は、フィリピンのドゥテルテ大統領に、鮮やかな寝技で敗れている。経済的な中国封じ込め策のTPPは、ワシントンの次期大統領によって葬られた。四面楚歌の安倍・日本会議も、足元から揺らぎ始めている。
<揺らぎ始めた安倍・日本会議>
苦渋の日々を過ごしてきた外相の岸田も、決断の時を感じ始めている。極右・博打外交の先頭を走らされてきた彼は、さしずめ大石内蔵助であろう。仇討ちの近いことを、ロシア外交で感じ取っているとみたい。
岸田に参謀がいれば、辞任する好機であろう。
いち早く飛び出した石破は、ようやく精神の安定を確保した。北京とのパイプを自認する幹事長の二階の、次なる一手は、旧田中派の結集と、その先の大角連合の復活かもしれない。不気味なカルト教団に魅入られた安倍一派との決戦は、まもなく訪れる予感がする。
<4島返還には日米安保解消が前提>
日本人だけが知らないことに、モスクワにおける日本の地位である。新聞テレビが紹介できないために、あえて言及すると、日本は3番目の敵性国家に位置付けられている。
第一は、アメリカである。次はウクライナ、そして3番目が日本なのである。4島返還など最初から、あり得ないことだった。それを「ありうる」と鈴木宗男らを躍らせて宣伝に努めてきた。
新聞テレビも官邸の指令に従って、国民を狂わせてきた。
はっきり言うと、日米安全保障条約を解消しなければ、領土問題は入り口に立つこともできないのである。
<日本は独立国にあらず>
敵性国家に領土を返還する国家が存在するであろうか。
小学生でも回答できる問題である。「ウクライナ問題に対して、ロシアに経済制裁をする日本は、独立国とは言えない」というのが、事の是非は差し置いて、これがモスクワの認識である。ロシア国民の総意なのである。
独立国として自立外交の出来ない日本外交である。戦後70年も続けてきた。これからも?「独立国でない日本に領土返還?ありえない論理である」がロシア政府の立場といっていい。
<米国の属国>
日米安保によって、アメリカの属国となってしまった日本の戦後である。その米国とロシアは、激しい軍事的対立を繰り広げてきている。ウクライナ問題・シリア問題がその典型である。
米国の属国に、自立した独立外交など想定できるものではない。モスクワの立場が揺らぐことはない。せめて米国との対等関係を構築する必要があろう。
鳩山由紀夫内閣は、このことにこだわりを見せた。その瞬間、彼のスキャンダルが噴き出した。支え役の小沢一郎にも、それが襲い掛かった。二人とも、あやうく獄につながれるところだった。CIAに監視される日本の指導者たちなのだ。
<米国のアジア覇権は日本のお陰>
米国の属国そのものであることが、アジア諸国に様々な悪影響を与えることになる。日本の米軍基地の存在が、アメリカのアジア覇権に多くの役割を果たしている。
アジア太平洋に対する米国の主導権確保は、日本の米軍基地化と深く関係している。日本属国がワシントンの暴走を可能にさせている。これまた、間違いのない事実であろう。モスクワのかくかくたる分析である。
<安倍がすり寄るので応対したまでのこと>
そんな日本に、なぜプーチンは安倍にすり寄るのか?
こうした愚問にモスクワっ子は笑いながら「プーチンが安倍にすり寄る?それは逆だよ。安倍がすり寄ってくるので、応じているだけ。モスクワは安倍を通じてワシントンの情報を手に入れているのだから。断る理由はない」という返事が帰ってくるという。
確かに、安倍は父親の晋太郎外相(中曽根内閣)の秘書官としてモスクワを訪問している。領土問題は解決しないという事実を確認している。
それでいてなぜ領土問題にこだわるのか。答えは「中露分断策にある」のである。安倍・日本会議の中国敵視論は、祖父の岸信介譲りなのだ。「中国を叩く」ことが日本会議の悲願といってもいいだろう。
安倍・日本会議の野望は、ことごとく崩壊したことになる。中露関係は堅固である。日本の針路は、日中友好による東アジア共同体実現にある。
2016年12月18日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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