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どうしたら北方領土の解決が出来るか。
サンフランシスコ条約と1956年の日ソ共同宣言を基礎とすれば解決がある。
考える機会だ。−(孫崎享氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1spehi7
15th Dec 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks
日本の外交全保障にとって、北方領土問題は極めて重要な問題である。
今回のプーチン大統領の訪日は絶好の機会だ。
私達は歴史を見極めて考えていきたい。
日本は、サンフランシスコ講和条約で独立した。国際社会に入った。
その時、どういう条件で入っていったか。
千島列島を放棄することを約束した。
そして重要なことは、サンフランシスコ講和会議で、
吉田首相は「国後択捉」を南千島と位置づける演説をしている。
サンフランシスコ条約以前様々な経緯、歴史がある。
それを総括して日本政府は千島を放棄したのである。
今一つの根拠は歯舞色丹である。
第二次大戦を終える時、日本はポツダム宣言で、
「日本の主権は本州、北海道、九州、四国及びわれわれの決定する周辺小諸島に限定するものとする」
とし、「連合軍最高司令部訓令第677号では、日本の範囲から除かれる地域に、
「千島列島、歯舞群島、色丹島」が入っている。
そのような中で、1956年日ソ共同宣言で、
「ソヴィエト社会主義共和国連邦は,日本国の要請にこたえかつ日本国の利益を考慮して,
歯舞諸島及び色丹島を日本国に引き渡すことに同意する。
ただし,これらの諸島は,日本国とソヴィエト社会主義共和国連邦との間の平和条約が締結された後に
現実に引き渡されるものとする」とした。
今日、ロシアの世論調査では70%以上が歯舞色丹の返還に反対している。
プーチンは読売新聞とのインタビューで「共同宣言には、平和条約を締結し、
その後、宣言が発効し、二つの島が日本に引き渡されると書いてある。
共同宣言は署名されただけではなく、
ソ連の議会であった最高会議と日本の国会によって批准された」として
共同宣言を基礎に解決を図る用意のあることを示した。
歴史的に見えば、1956年の日ソ国交回復交渉の際、
日本は2島返還で最終的解決を図ることを決めた。
しかしこれに対して、ダレス国務長官は「それをすれば沖縄を返さない」といい、
「ダレスの恫喝」を行った。
冷戦の中、米国は日本に米軍基地を継続する等の配慮から
領土問題という紛争の種を日ソ間に残すことを決めた。
これに外務省などが追随した。これが北方領土問題の経緯である。
こうした歴史的経緯を踏まえ、何が日本の国益になるか考える時である。
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