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カジノ法案、14日成立の見通し−参院内閣委で可決、民進などは反対
延広絵美、広川高史
2016年12月13日 11:13 JST 更新日時 2016年12月13日 19:54 JST
参院内閣委員会は13日、カジノを含めた統合型リゾートの整備を政府に促す法案 (IR推進法案)を、ギャンブル依存症の防止の明示などの修正を加えた上で、自民党などの賛成多数で可決した。民進党や共産党などは反対した。これにより同法案は14日に成立する見通しとなった。
法案は超党派の有志議員でつくる「国際観光産業振興議員連盟」(IR議連、通称・ カジノ議連)がまとめた。カジノ、会議場、ホテルなどが一体となった施設を国が認定した「特定複合観光施設区域」に限って設置できるよう、政府は法律の施行後1年以内をめどに必要な法制上の措置を「講じなければならない」と規定している。
衆院内閣委では与野党対立の中、11月30日と12月2日の2日間審議した後、自民党の秋元司委員長が採決に踏み切った。参院では内閣委員長を民進党の難波奨二氏が務めているため、審議の見通しが不透明になっていた。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-12-13/OI2KLO6TTDS101
同友会代表幹事「審議拙速」
http://mainichi.jp/articles/20161214/k00/00m/020/045000c
「雇用数万人」「ヤミ金横行」カジノ法案、参考人が賛否
三輪さち子2016年12月13日05時03分
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参院内閣委で、参考人として意見陳述した美原融・大阪商業大教授=12日午後、岩下毅撮影
カジノを含む統合型リゾート(IR)の整備を政府に促す議員立法「カジノ解禁法案」を審議する参院内閣委員会で12日、参考人質疑があった。研究者や弁護士ら4人が出席。賛成派は経済効果を強調し、反対派はギャンブル依存症の増加の危険性を指摘した。自民党は会期末の14日の参院本会議で法案を可決・成立させる方針だ。
民進党など、法案に反対する野党4党は同日に内閣不信任決議案を出す構えで、与野党の攻防は激しさを増している。
参考人質疑は衆参両院の審議を通じ、今回が初めて。参考人は自民推薦が大阪商業大学総合経営学部教授の美原融、弁護士の渡辺雅之の両氏、民進推薦が日本弁護士連合会の多重債務問題検討ワーキンググループ座長で、弁護士の新里宏二氏、共産党推薦が静岡大学人文社会科学部教授の鳥畑与一氏。
経済効果について、美原氏は法案に賛成する立場から、「大都市ならば、数千億円以上の民間投資を呼び込む。展示場や会議場があれば、直接雇用は数万人をくだらないだろう」と意義を強調。これに対して、新里氏は「日本にはカジノ産業の蓄積はなく、海外のノウハウに頼らざるを得ない」と述べ、外資系企業の参入によって、日本人の金融資産が海外へ流れることに懸念を示した。
米ニュージャージー州アトランティックシティーのカジノのように収益が大幅に減った「失敗例」も示された。法案に賛成する渡辺氏は、「収益が減った理由は競争激化だ。日本は過当競争を避けるため、最初は数を限定し、段階的に増やすことを検討すべきだ」と指摘した。
法案に反対する新里氏は、すでに日本ではギャンブル依存症の疑いがある人が推計で536万人いることを指摘。視察した韓国のリゾート型カジノ「江原ランド」の近くの電話ボックスにはヤミ金の広告があったことを紹介し、「明らかにヤミ金が跋扈(ばっこ)している」と語った。
自民、民進両党の参院国対委員長は12日、国会内で会談し、自民側が13日の委員会採決を提案。民進側は拒否した。内閣委員長に就く民進議員が委員会採決を行わない可能性があるため、自民は委員会採決を省き、14日の本会議で直接採決する「中間報告」の手続きも検討している。(三輪さち子)
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http://www.asahi.com/articles/ASJDD5T59JDDUTFK00S.html
カジノ・年金法案で自民と民進が攻防 今国会成立巡り
2016/12/12 19:18
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自民、民進両党は12日、カジノを中心とした統合型リゾート(IR)を推進する法案(カジノ法案)と国民年金法改正案の参院本会議での採決をめぐり攻防を続けた。自民党は今国会会期末の14日に両法案とも成立させる方針。カジノ法案では委員会採決の省略を検討する。民進党は内閣不信任決議案の提出などで抵抗する構えだ。
カジノ法案を審議する参院内閣委員会は13日も審議する。同委の委員長は民進党議員。委員長が採決に応じない場合、自民党は審議を打ち切り本会議採決に持ち込む「中間報告」を視野に入れる。数日間、会期を再延長する案も出ている。
民進党は12日の執行役員会で、自民党が中間報告などの手段を取った場合は衆院に内閣不信任決議案を提出する方針を確認。野田佳彦幹事長は記者会見で「中間報告というやり方は極めて乱暴で、あってはならないことだ」とけん制した。
年金法改正案は13日の参院厚生労働委員会で安倍晋三首相が出席する集中審議と一般質疑を実施する。自民党は質疑後に委員会で採決する構えだ。
12日の参院内閣委員会ではカジノ法案の参考人質疑を実施。自民党推薦の美原融大阪商業大教授は「地域に大きな経済効果と雇用効果をもたらす」と述べた。共産党推薦の鳥畑与一静岡大教授は「地域経済の破壊やギャンブル依存症の誘発を発生させる」と指摘した。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS12H5H_S6A211C1PP8000/
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