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米国防長官に就く狂犬 アフガン戦争の射殺を楽しみと発言 日本外交と政治の正体
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/195499
2016年12月9日 孫崎享 外交評論家 日刊ゲンダイ 文字お越し
トランプ氏(左)とマティス氏/(C)AP
米国のトランプ次期大統領は、国防長官にマティス氏を起用すると発表した。トランプはマティスの隣に立ち、彼を「MAD DOG(狂犬)」と紹介。私は「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)で、「MAD」の日本語訳でうっかり放送禁止用語を使ってしまった(番組中お詫びが入った)が、MADは「気の狂った」という形容詞である。
一般社会の通念で、彼がどう「狂っている」のか。彼は2005年にこう発言している。
「あなたがアフガニスタンに行くとしよう。そこにはベールをかぶらなかったといって女性を殴る野郎たちがいる。彼らには男らしさがない。だから彼らを撃つのは楽しみ(FUN)だ」
マティスの異名は「MAD」だけではない。別のあだ名は「兵士の修道者」(Warrior Monk)。独身で、莫大な戦記物の収集家で知られている。狂犬のように戦い、戦記物には誰よりも精通――。それが彼の姿である。
およそ40年間の海兵隊の経歴を見ると、彼は常に最前線にいた。
01年の同時多発テロ事件1カ月後には、海兵隊を率いてアフガニスタンに拠点をつくったし、03年にはサダム・フセイン打倒のため、海兵隊を率いてイラク戦争に乗り込んでいる。
04年3〜11月には、米軍のファルージャ侵攻作戦に参加。数千人の市民虐殺に関与したとされる。このうち、死亡した市民の半分は、女性と子どもといわれている。この戦闘後、ファルージャは反米拠点化が進み、IS支配地区が広がった。つまり、「IS生みの親」と言ってもいいだろう。
10〜13年には、中東、東南アジアを所管する中央軍司令官を務め、オバマ政権の中東政策に異議を唱えてきた。議会に対しても「中東における米国の不関与政策が、中東での過激派の台頭を呼んだ。米国の政策は、しゃがみ込む姿勢を取っているようなものだ。我々の価値を守るため断固たる姿勢を取るべきだ」と強く主張していた。
このような人物が、安倍政権が強行採決した集団的自衛権を行使する時の米国の「パートナー」になる。米国は90年代から、対日要求のレベルを引き上げてきた。最初は「Show the Flag(旗を立てろ)」、次に「Boots on the ground(戦場に軍靴を)」――だった。そして、今は「Shed the blood(血を流せ)」である。
ここで日本国民があらためて知っておくべき事実がある。「テロとの戦い」で、決してテロは減っていない。逆に増加しているのである。自衛隊員が棺で帰る時代が、刻々と近づいている。
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