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カジノ法案は安倍晋三からトランプへの貢ぎ物
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-1531.html
2016-12-03 反戦な家づくり
議員立法にもかかわらず、審議入りの与野党合意もなく、たった2日で6時間の審議で衆議院の強行採決したカジノ法案(IR推進法案)。
安倍内閣はどんな酷いことでもする、と思っている私でもびっくりするほどの、超強行だ。
安倍晋三応援団の読売新聞もさすがに驚いたらしく、こんな社説を出している。
カジノ法案審議 人の不幸を踏み台にするのか
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20161201-OYT1T50136.html?from=tw
2016年12月02日 読売
カジノの合法化は、多くの重大な副作用が指摘されている。十分な審議もせずに採決するのは、国会の責任放棄だ。
(略)
法案は2013年12月に提出され、14年11月の衆院解散で廃案になった。15年4月に再提出された後、審議されない状況が続いてきた。自民党などは、今国会を逃すと成立が大幅に遅れかねない、というが、あまりに乱暴である。
(略)
そもそもカジノは、賭博客の負け分が収益の柱となる。ギャンブルにはまった人や外国人観光客らの“散財”に期待し、他人の不幸や不運を踏み台にするような成長戦略は極めて不健全である。
さらに問題なのは、自民党などがカジノの様々な「負の側面」に目をつぶり、その具体的な対策を政府に丸投げしていることだ。
(引用以上)
と、読売らしからぬきわめてマトモな論説を書いている。
ただし、この後を読むと「なんだ公明党の言い訳記事だったのか」とも見えるけれども、それでもあの読売がここまで書くとは、本当にどん底最低の法律であり国会運営だってことだ。
カジノ禁止は、銃の禁止などと並んで、いわば日本の国是ともいえる。
もちろんパチンコや競馬などいくらでも抜け道はあったけれど、少なくとも一線は引いていた。
その日本のあり方にかかわるような決まりを、たった2日6時間の審議で強行採決とは、安倍政権側の「常識」で考えてみても、やはり異常である。
なぜ、安倍晋三はそのような異常行動に走ったのであろうか。
たぶん、原因はトランプだろう。
これまでの日米安保に巣くってきた連中の感覚では、トランプが日本に何を望んでいるのか、見当がつかないに違いない。
めるで目隠しをして歩かされているようなモノだ。だから、泡を食って安倍晋三は50万円のゴルフクラブを捧げてトランプタワーに駆け込んだ。
しかし、トランプはやり手のビジネスマンだ。自分のほうから要求をだすようなヘタな手は打たないはずだ。徹底的に相手をオロオロさせて、勝手に貢ぎ物をもってこさせて、その様子を見てからおもむろに要求を言い渡すつもりだろう。
トランプタワーから出てきた安倍晋三は、オロオロと考えた挙げ句に、ゴルフクラブの次はカジノ法だ、と決めたのだ。
トランプ様のご要望は皆目見当がつかないけれども、あの方のことだから日本にカジノ事業をできるようにすればきっと喜んでくれるだろう。そう思い至ったのだ。
トランプ様のご機嫌をとらなければならない事態は、実は太平洋の向こうからの圧力だけでなく、オホーツク海のかなたからもやってくる。12月15日に。
オバマとはうまくいかないプーチンは、日本を抱き込んでアメリカに圧力をかける戦略をとってきた。ヒラリーが勝っていれば、プーチンはこれまでの戦略通り、北方4島に関するなんらかの目に見える成果を安倍晋三にプレゼントするつもりだったのだろう。
ところが、気脈を通じるトランプが勝ったことで、プーチンにとって安倍晋三は利用価値がなくなった。
手のひらを返したように、国後島と択捉島に地対艦ミサイルを配備し、「主権はロシア」と明言した。12月15日、安倍晋三は故郷に錦を飾るどころか、故郷で大恥をかかされることだろう。
こうなったら今度は、トランプ様を通じてプーチンに圧力をかけてもらうしかない。安倍の脳みそはそう考えたのだろう。
その結果、読売新聞ですらひっくり返って批判記事をかくくらい非常識きわまりないカジノ法の強行とあいなった。
来週からは参議院に回される。
最後に、その参議院で奮闘する山本太郎さんの記事を貼っておく。
ぜひお読みいただきたい。
山本太郎ブログアップしました!
— 山本太郎事務所・広報 (@taro_koho) 2016年12月2日
『カジノで大もうけ!?』
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