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2016-12-02 04:54
今年のユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞が、「神ってる」に決まった。(@@)
これは、今年、プロ野球のセ・リーグで優勝した広島カープのた鈴木誠也選手が、2試合連続でサヨナラ本塁打を放った時に、緒方孝市監督が発した言葉。<「神がかっている」が変形されたっぽい?>
最近は、主にネット界や若い人たちの間で、何かに秀でた人のことを「神」と呼んだり、優れた対応をすることを「神対応」と表現するなど、「神」という言葉がよく用いられるものの、中高年以上には普及していないし。しかも、プロ野球もかつてほど注目されておらず。
おそらく、この言葉を知っている人は、下手すると国民の1〜2割もいないのではないだろうか?(~_~;)
mew的には、今年は「これぞ」という流行語、新語はなかったように感じる。<強いて言えば、言葉では、「びっくりぽん」かな〜。あと「PPAP」?・・・個人的に印象に残った事象は、流行語の候補にも挙がっていた「SMAP解散」。(ノ_-。)>
新語、流行語に限らず、今は、人々の関心がどんどん個別化、多様化、細分化されてしまっているので、国民の多くがor老若男女が共通して知っている人物、作品、言葉がかなり少なくなっているように思ったりもするです。_(。。)_
* * * * *
【ちなみにトップ10には、このような言葉が選ばれていた。(・・)
聖地巡礼、トランプ現象、ゲス不倫、マイナス金利、盛り土、保育園落ちた日本死ね、ポケモンGO、(僕の)アモーレ、PPAP
で、ノミネートされた30の言葉のうち、トップ10にはいれなかったのは・・・
アスリートファースト、新しい判断、歩きスマホ、EU離脱、AI、おそ松さん、君の名は。、くまモン頑張れ絵、斎藤さんだぞ、ジカ熱、シン・ゴジラ、SMAP解散/センテンススプリング、タカマツペア、都民ファースト、パナマ文書、びっくりぽん、文春砲、マイナス金利、民泊、レガシー
何か政治経済用語もイマイチかしらん?(>_<)
個人的には「新しい判断」を選んで欲しかったな〜。(・・)
安倍首相が6月に消費増税の再延期を発表した時に「これまでのお約束とは異なる、新しい判断だ」と説明したのだけど。要は、「判断を変えちゃって、公約とは異なる(反する)ことをしますよ」っていうことを示す言い訳、逃げの言葉なわけで。これを候補にしたのは、安倍首相へのイヤミのようにも感じられる。^^;
あと、小池都知事の「都民ファースト」は、何か新鮮なイメージで受け止められているのだけど。都政を「都民第一」で行なうのは、ある意味で当たり前のこと!(**)
そして、もちろん、国民主権の日本では本来、国政は「国民ファースト」で行なわれなければならないのだけど。自ら「立法府の長」とか言っている&「国民より国家」「国家が第一」の安倍首相に、誰か是非、「国民ファースト」という言葉を教えてあげて欲しいです。(@@)
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
でもって、 適菜収氏が、安倍首相の今年のXX発言について記事を書いていて。ちょっと興味深い内容だったので(&自国の総理のXX度を確認するためにも)かったので、ここにアップしておくです。(++)
<著者略歴は*1に。最近、適菜氏と考えや感覚が合うって感じることが多いのよね。_(._.)_>
『安倍晋三首相のアホ発言が炸裂した今年…「私は立法府の長」は流行語大賞レベルだった!
適菜 収 BEST TIMES 12/1(木)
「私は立法府の長」となんども発言をしている、わが国の総理大臣、安倍晋三。
三権分立について 二〇一六年五月一六日 安倍晋三の国会答弁
「議会の運営について
少し勉強していただいたほうがいい。
議会については、私は『立法府の長』。」
二〇一六年五月一六日、安倍は国会で民進党の山尾志桜里を「勉強不足」と決めつけた上で、自分は「立法府の長」と発言。
翌一七日にも「立法府の私」と繰り返した。
つまり安倍は、自分の役職も権限も知らずに、総理大臣をやっていたわけだ。
念のため説明すれば、立法府の長は形式的には衆議院と参議院の議長であり、総理大臣は行政府の長である。
この安倍の発言について、「言い間違い」だと自民党側は主張したが、過去(二〇〇七年五月一一日)にも同様の間違いをしており、行政(内閣)、立法(国会)、司法(裁判所)という三権分立を理解していないことは明らかだ。
小中学校で習う政治の基礎の基礎でしょう。
議会の運営について少し勉強していただいたほうがいい。
なお、山尾は安倍と議論した印象について次のように述べている。
「自分の庇護の下にある女性には紳士だけれど、自分の範疇を超えてくると、ものすごく不安になるんだなということがよくわかりました」「いざ対等になってくると不安になる。その不安がニヤニヤしたり、言い訳をひたすら続けたり、批判してかぶせてきたり、尋常じゃない対応になって表れるんだなと思いました」(『日刊ゲンダイDIGITAL』二〇一六年三月二二日)
さらに、安倍は次のような発言をした。
安倍晋三首相のアホ発言が炸裂した今年…「私は立法府の長」は流行語大賞レベルだった!
議事録を書き直すというなんて姑息なことをしてしまうのか? 本物の右翼なら許しがたい行為だろう。
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
失言について 二〇一六年五月二三日 安倍晋三の国会答弁
「もしかしたら言い間違えていたかもしれない。
基本的には行政府の長とお答えしている。」
二〇一六年五月二三日、安倍は国会で「立法府の長」発言について「もしかしたら言い間違えていたかもしれない。基本的には行政府の長とお答えしている」と釈明。
「もしかしたら」ってなに?
「基本的には」ってなに?
基本的ではないケースは存在するのか?
さらに安倍の発言は議事録で「行政府の長」に修正されていた。
民進党の山尾志桜里は、「議事録を書き換えることは、歴史を改竄することだ」と批判。また、「学校に忍び込んでテストの答案を書き換えるようなもの」と喩えた。
ホラ吹きがどれだけホラを吹いても記録自体が修正される。
昔、そんな小説を読んだことがある。
ジョージ・オーウェル(一九〇三〜五〇年)の『一九八四年』の主人公である役人ウィンストンの仕事は、歴史の改竄である。「党」にとって都合が悪い過去の事実を抹消し、新たに歴史を捏造する。そこでは、言葉の破壊活動が継続的に行われている。
「ニュースピーク」は、「党」が英語をもとに作成した架空の言語であり、その目的は「党」に反する思想を考えられないようにすることだ。
語彙の削減、意味の反転、略語の作成、イメージの置き換え……。たとえば強制収容所を「歓喜キャンプ」と言い換える。平和省は戦争を維持し、豊富省は国民から搾取し、真理省は歴史を改竄し、愛情省は尋問と拷問を行う。
もちろんこれらは全体主義国家のパロディである。フランス革命後の政治状況においては、自由の名の下に自由の抑圧が、社会正義と人権の名の下に大量殺戮が行われた。ナチスやソ連の独裁体制下においても、戦略的に言葉の言い換えが行われている。
わが国でも、移民は「外国人材」、家族制度の破壊は「女性の活用」、惨禍を招くグローバリズムは「積極的平和主義」、秩序破壊のための実験は「国家戦略特区」、不平等条約TPPは「国家百年の計」、南スーダンの戦闘は「衝突」といった言葉で誤魔化されているが、事実そのものが抹消・捏造されるなら、やがて歴史の解釈すら不可能になる。近い将来、わが国から「失言」は消滅するのかもしれない。』(著者略歴は*1に
* * * * * *
安倍政権下では、自分たちの都合のいいように言葉の使い方、解釈を変容してしまうとこがあるし。メディアが突っ込まないおかげで、首相や閣僚の失言や暴言、誤りも、ほとんど追及されず。
<あと、mewはいまやネトウヨがSNSで使うような言葉を、超保守系の政治家が平気で使うようになっていて、ぞっとしてしまうとこがあるのよね。^^;>
このまま政治家や国民が(メディアも)言葉を軽んじて、言葉の使い方に鈍感になって行くと、国政も愚鈍になってしまうのではないかな〜と案じているmewなのだった。(@@)
THANKS
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