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2016-11-25 05:29
22日に、米次期大統領のトランプ氏が、初期100日の政権構想を発表。その中で、来年1月20日の就任初日に「TPPから脱退する意志を表明する」と明言した。(・o・)
TPPの発効には「TPP域内の国内総生産(GDP)の合計が85%以上を占める6カ国以上の批准」という条件をクリアする必要がある。それゆえ、GDPが域内約60%の米国、約18%の日本のうちどちらかが参加しなければ、発効することが不可能になってしまうのである。(-_-)
さすがに、TPP実現のため尽力して来た小泉進次郎氏(自民党農林部会長)が、このトランプ宣言を受けて「今、TPPが事実上消えた」と語っていたという。^^;
ところが、安倍首相らは、TPPが実現不可能になったことを、ど〜〜〜しても認めようとせず。 来年1月にトランプ氏が大統領就任してから、本当にすぐTPPを脱退するのかどうか確認した後に、日本の対応を決める方がいいと思うのに。何が何でも参院の特別委員会で行なっているTPP承認案&関連法案の審議を続けると言い張るのである。(@@)
ANNによれば、日本政府はすでにTPP関連で4800億円の税金を使用しているとのこと。国会だって、1日開くたびに億単位の費用がかかっているわけで。
安倍首相が、自らのメンツや野望のために、事実上消えてるはずのTPPにこだわればこだわるほど、私たちの税金がトンデモ無駄遣いされることも、国民はもっと意識すべきではないかと思う。(-"-)
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この1週間、TPPに的をしぼって言えば、安倍首相はまるでピエロみたいに見えるところがあった。(~_~;)
安倍首相は、17日に米国の次期大統領になるトランプ氏とニューヨークで会談を行ない、TPPへの参加を強く要請(説得?)。会談後、「わたしは、トランプ次期大統領は、まさに信頼できる指導者であると確信をした」などと語り、トランプ氏をヨイショした。(・・)
その後、首相はペルーで行なわれたTPP参加12カ国による首脳会合やAPECの会合に出席したのだが。いかにもリーダーっぽい感じで、「日本が主導してTPP、自由貿易を推進する」と主張。
各国首脳と、最後まで自由貿易推進やTPP発効に向けて最後まで努力することなどを話し合い、APECの首脳宣言には、(トランプ氏のことも意識して?)「あらゆる形の保護主義に対抗する」と記されたという。(~_~;)<ちなみに米国代表としては、TPPを主導したオバマ大統領が来たのよね。^^;>
そして、安倍首相は、外遊の最終日に訪れたアルゼンチンで会見し、改めて米国がTPPに参加することの重要性を強く訴えたのだった。(**)<トランプ氏に思いが届くように、力を込めて?>
『安倍晋三首相は21日午後(日本時間22日午前)、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで記者会見し、トランプ次期米大統領が離脱を表明している環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に触れ「米国抜きでは意味がない。根本的な利益のバランスが崩れてしまう」と訴えた。(産経新聞16年11月22日)』
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しかし、何と安倍首相の会見の約1時間後、米国でトランプ氏が、改めて自分の政権構想に関して語ったビデオ映像を発表。以前からの公約通り、「大統領就任の初日にTPPからの脱退を通告する」と明言したのである。 (゚Д゚)
『トランプ次期米大統領は21日、ビデオメッセージを発表し、来年1月20日の就任初日に「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)から脱退する意志を表明する」と宣言した。トランプ氏が大統領選後にTPP脱退に言及するのは初めて。
トランプ氏はメッセージのなかで「就任初日に起こせる行政府としての行動」を列挙。その一番目の項目としてTPP脱退の宣言を挙げた。そのうえで雇用や産業を米国に取り戻すため、二国間での自由貿易協定を目指すとしている。(産経新聞16年11月22日)』
<何か次期大統領が、you tubeで政権構想を発表するってのも、(昭和っ子の)mew的には「どうなのよ?」って感じなんだけどね。_(。。)_ 安倍会見の1時間後っていうのも、何だかな〜って感じ。(>_<) 偶然?それとも、どっちかが時間調整した?(@@)>
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『首相は、TPP参加各国が国内手続きを進めて包囲網を敷き、時間をかけてトランプ氏に翻意を促したい考えだった。だが、トランプ氏は動画メッセージであっさりと離脱を表明。首相に冷や水を浴びせた。
外務省幹部の一人は「トランプ氏も大統領に就任すれば軌道修正すると期待していたが…」と肩を落とした。政府関係者は「あそこまで言わなくてもよかった」と首相発言の間の悪さを認めた。
(時事通信16年11月22日)』
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一般的に考えれば、ここでもう「勝負あった」(将棋で言えば「摘んでいる」)はずなのだけど。
ところが、安倍内閣や自公幹部は、TPP発効が不可能になったことを認めようとせず。国会審議や手続きの継続に固執するのである。(@@)
『トランプ次期米大統領が環太平洋連携協定(TPP)から離脱すると明言したにもかかわらず、政府・与党はTPP承認案と関連法案を今国会で成立させる方針を堅持する。
今後もあらゆる機会を捉え、トランプ氏に翻意を促す構えだ。
菅義偉官房長官は22日の閣議後の記者会見で「わが国こそが早期発効を主導しなければならない」と強調。20日に閉幕したアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に触れ、「協定の経済的・戦略的重要性と、各国がそれぞれ国内手続きを進めることが確認された」と指摘し、「今後さまざまな機会を通じ、米国と他の署名国に国内手続きの早期完了を働き掛ける」と語った。
石原伸晃TPP担当相は会見で「わが国主導の機運を高めていく姿勢を止めるとTPPは漂流する。立ち止まることはできない」と表明。山本有二農林水産相も「今国会での協定承認に取り組む立場に変わりはない」と述べた。
自民、公明両党の幹事長、国対委員長はTPP審議が続く国会日程をめぐり東京都内で協議。この後、自民党の竹下亘国対委員長は記者団に、トランプ氏の発言について「前から分かっていたので、淡々とやる。日本としては(今国会で)関連法案を成立させることは変わらない」と語った。(時事通信16年11月22日)』
『菅義偉官房長官は23日のBS11番組の収録で、トランプ次期米大統領が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)からの離脱を表明したことを受け「政権がスタートしてからも、日本が先頭に立って説得していきたい。米国は自由貿易の大切さを分かっている国だ」と強調した。「トランプ氏はまだ『次期大統領』だ。大統領になってどういう発言をするかだ」とも指摘した。(産経新聞16年11月24日)』
『麻生副総理は24日、自らの派閥の会合で、アメリカのトランプ次期大統領が、TPP(環太平洋経済連携協定)からの離脱を、大統領選後、初めて表明したことを受けて、「アメリカが駄目なら、もう終わりみたいな話をしていますが、これが成立するように引き続き努力するべきであって」と述べた。
また、第1次世界大戦後、アメリカの大統領が提唱した国際連盟に、アメリカが参加しなかったことを例に挙げ、「アメリカは、そういう国だと理解しないといけない。自由貿易は、間違いなく日本のためになる」と、TPP発効の意義を強調した。(FNN16年11月24日)』
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昨日24日に行なわれた参院のTPP特別委員会には、外遊から帰国したばかりの安倍首相も出席した。
首相トランプ氏との会談でTPPについてどのような話をしたかは、約束なので言えないと一切明かさず。ともかく「TPPの重要性をしっかり発信することが日本の責任だ」として、あきらめない姿勢を打ち出していたのだが。
<相変わらず、(ネトウヨ同様)「民進党叩き」が好きな首相は、「日本がいち抜けたでいいのかどうかと、もし民進党であれば、いち抜けたということになるということだと思いますが、私たちは、そういう考えはとりません」などという、イヤミ答弁も織り交ぜてたりして。^^;>
民進党の蓮舫代表の「日本が国内の批准手続きを終えたらトランプさんが翻意をする、やっぱりTPPには参加をすると、そういう確信を総理はお持ちなんですか」という質問には、「そういう確信はございません」と答弁し、自信のなさを伺わせた。_(._.)_
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【先に問題を一つ。「右顧左眄」の読み方は?<回答は記事内に。>・・・mewのXX年の人生で(大学受験用の四字熟語集の「難レベル」で)たった1回しか見たことがない言葉だ〜〜〜。何でこんな難しい言葉が使えるのに、小学生レベルの漢字にルビふってもらったり、憲法の基本知識を知らなかったりするんだろう?(・・)>】
『民進・蓮舫代表、安倍首相とトランプ氏との会談について追及
国会では、TPP(環太平洋経済連携協定)に関する参議院の特別委員会で、集中審議が行われた。質問に立った民進党の蓮舫代表は、安倍首相に対し、TPPからの離脱を明言した、アメリカのドナルド・トランプ次期大統領との会談について追及した。
蓮舫代表「ともに信頼を築いていけることができる、そう確信の持てる会談だと。何をもって、信頼関係が持てると確信したんですか」
安倍首相「現職の(オバマ)大統領に、敬意を、この人はしっかりと持っているな、米国に2人の大統領が存在するということを、世界に示してはならないというですね、しっかりとした考え方を示していただいた」
蓮舫代表「すいません、何を言っているか、さっぱりわかりませんでした」
安倍首相「日本がいち抜けたでいいのかどうかと、もし民進党であれば、いち抜けたということになるということだと思いますが、私たちは、そういう考えはとりません」
蓮舫代表「民進党ならいち抜けたというような無責任なことは、わたしは一言も言っていません。勝手に忖度(そんたく)して発言しないでください」
特別委員会では、蓮舫氏が安倍首相とトランプ氏との会談についてただしたのに対し、安倍首相は、具体的なやりとりについては言及を避けた。
安倍首相は、TPP発効について、「状況はさらに厳しくなっている」と指摘したうえで、「右顧左眄(うこさべん)すべきではない。自由貿易の旗手として意思を示す必要がある」と述べ、あくまでも国会でのTPP早期承認を目指す方針に変わりはないことをあらためて強調した。
ただ、委員会では、安倍・蓮舫両氏の議論がかみ合わず、たびたび中断する場面もあった。(FNN16年11月24日)』
『蓮舫代表に「トランプ氏が脱退するとされるなか、国会で貴重な時間・税金を使ってこの審議を進めるのか」と問われると、安倍総理は「状況は厳しい。だからこそ腰を据えていきたい」と述べ、今後も国会での承認を目指す考えを示した。
日本政府はすでに、TPP関連で4800億円の税金を使用している。(ANN16年11月24日)』
『「トランプさんがメッセージでTPP脱退を明言しました。恥をかきました。このメッセージが出るということを総理はご存じだったんですか」(民進党 蓮舫代表)
「申し上げることは控えさせていただきたいと、このように思います」(安倍晋三総理大臣)
「日本が国内の批准手続きを終えたらトランプさんが翻意をする、やっぱりTPPには参加をすると、そういう確信を総理はお持ちなんですか」(民進党 蓮舫代表)
「そういう確信はございません」(安倍晋三総理大臣)
「確信がない。じゃあ、この国会、何だということになるじゃないですか」(民進党 蓮舫代表)
アメリカが批准しなければTPPは発効しないことから、蓮舫氏は時間をおいて別の方策も検討すべきだと求めましたが、安倍総理はTPPの意義を示すためにも今の国会での承認を目指す考えを重ねて強調しました。(JNN16年11月24日)』
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まあ、安倍首相としては、アチコチにアレコレお約束しちゃった分(&盟友・甘利元TPP大臣の頑張りに報いたいという思いが強い分)、いまさら後に引くわけに行かない状況に陥っているのかも知れないのだが・・・。
もしかしたら、このTPPへのこだわり(異常とも思える執念)が、安倍政権の足元を揺るがす要因になるかもと、(ちょっと期待込みで?)思ったりもしているmewなのだった。(@@)
THANKS
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