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陛下のお気持ちに関し、特別法で皇室典範を変えず終身在位制のままにするか、退位(譲位)制度を復活させるかは、専門家や国会任せにせず、国民の意見が反映しやすい国民投票で決めるべ重大な事柄ではないのか
http://gansokaiketu.sakura.ne.jp/20161124-heikano-okimotini-kanshi-tokubetuhoude-koushitutenpanwo-kaezu-shuushinzaiisei-wo-mamoruka-taii-jyouiseidowo-fukkatusaserukaha-------kokumintouhyoudekimerubeki.htm
【阿比留瑠比の極言御免・特別版】
譲位を政争の具にするな! 有識者会議に異論唱える民進&朝日に漂う嫌な空気
天皇陛下の譲位のご意向への対応をめぐっては「事柄の性質上、政争に陥ってはいけない」(民進党の江田憲司代表代行)のは大前提だ。このため政府は「まず有識者会議で議論を進め、一定の段階で与野党も交えて議論する」(安倍晋三首相)との手順を踏む考えだが、ここにきてまぜ返すような議論が目立ち始めた。国の根幹に関わる重大事が、政局に利用されかねない嫌な空気が漂う。
政府の「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」は、これまで4回の会合を開いている。専門家らからのヒアリングを重ねるなどし、「そろそろ水平線が見えてきたかなという所までは来た」(御厨貴座長代理)という段階だ。
ところが、民進党の野田佳彦幹事長は21日の記者会見で、「陛下のお言葉の政治利用と思われる発言は控えなければならない」「静かな環境で結論を導き出さなければいけない」と言いつつ、有識者会議に真っ向から異を唱えた。
「(陛下が)おっしゃった言葉と全く違う公務負担軽減とか摂政という項目が入って、それを検討している。退位を認めないような発言をする人たち(専門家ら)がいっぱいいる。不思議な現象だ」
「その(陛下の)意に反する発言をする人を呼び集めるやり方に強い違和感を覚える。国民世論からどんどんかけ離れていく」
そして「やっぱり政治家が、どこの段階でどう関わっていくかが大事なテーマになってくる」と強調した。まるで、有識者会議での議論は不適切で認めないと言わんばかりだ。
だがそもそも、政府が最初から陛下のお言葉とぴったり一致した議論を誘導するのであれば、有識者会議はもとより必要ない。「天皇は国政に関する権能を有しない」と定める憲法4条とも矛盾してしまう。
また民進党では、17日に1年5カ月ぶりに開かれた衆院憲法審査会で、枝野幸男党憲法調査会長がやはり有識者会議を批判し、天皇陛下のご譲位について憲法審査会で議論するよう要求したのが目についた。
「少数の恣意(しい)的に選ばれた有識者だけが議論し、国会が議論しないのは考えられない。国民を代表するわれわれが、憲法に密接に関連する基本法制を調査検討する審査会で、皇位継承問題を早急に議論する場を持ってほしい」
なるほど皇位継承のあり方などを定めた皇室典範は憲法に密接に関連する。だが、現状では譲位には皇室典範改正が伴うべきだとの結論が出たわけではない。
あるいは枝野氏が、譲位には憲法改正が必要だと主張しているのであれば、確かに憲法審査会での議論を求めるのも理解できるが、そうではあるまい。審査会は本来、憲法をどうよりよいものにしていくかを論じるべき場である。
第一、安倍首相は国会で議論しないなどとは一切言っておらず、一定段階での「与野党も交えての議論」に言及しているではないか。大島理森衆院議長も有識者会議が論点整理を公表後の国会議論のあり方に関し、与野党の幹事長らから意見を聴いていることは、枝野氏も承知していよう。
有識者会議での議論をまず優先した政府の手法は、国会外しが目的ではなく、「静かな環境での議論」を重視したからであるのは明らかだといえる。
にもかかわらず枝野氏らの主張に、早速、朝日新聞が賛同を表明したから気味が悪い。民進党と朝日はこれまでも「反知性主義」や「立憲主義」などの共通の特定キーワードを用い、政府・与党攻撃で連携してきた印象が強いからだ。
20日付朝刊1面の根本清樹論説主幹のコラムで、名指しはしていないもののこう書いている。
「天皇の退位も、憲法と深く関わる。皇位の世襲は2条が定めている。その継承のルールについて有識者任せにせず、憲法審査会でこそ議論すべきだとの主張は、うなずける。(中略)議員らが知恵を出し合うのは当然だろう」
とはいえ16日の参院憲法審査会でも17日の衆院憲法審査会でも、民進党委員には、憲法そのものの中身を論じるという姿勢は薄い。むしろ、1年以上前に成立した安全保障関連法や自民党の憲法改正草案の批判など、政権批判・追及に大きく傾いていた。
結局、民進党も朝日も、皇位継承という国民の最大の関心事を生煮えのまま憲法審査会に投じ入れることで国政に混乱を生じさせ、安倍政権にダメージを与えるのが狙いではないか−。政治記者をしているとひねくれてくるのか、こんな疑念すら浮かんでくる。
根本氏自身、かつて現代用語辞典「知恵蔵」で、憲法審査会についてこう解説していたではないか。
「初めて『憲法改正原案、憲法改正の発議』を審議できると規定された、憲法改正を具体的に進めていく場と位置づけられる」
そう、憲法審査会は「憲法改正を具体的に進めていく場」なのである。天皇陛下のご譲位問題は、決して政争の具にしてはならないし、そうなるリスクも慎重に回避すべきであることは論をまたない。(論説委員兼政治部編集委員)
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