●安倍政権が「積み木のように崩れる」としたら、その切っ掛けは南スーダンへの自衛隊派遣かもしれない。軍事ジャーナリストの清谷信一氏によると、とにかく自衛隊は戦闘が出来るような組織ではない。まずは、自衛隊の医療体制が全くダメで、他国と比べると貧弱過ぎて最悪の場合、戦死者が続出しそうだと言う。というのは、他国の軍の場合、一般の兵士の医療知識が高いし、一人一人が個人的に携帯する装備内容が充実している。 また、ヨルダンのような途上国の軍でも、部隊に同行する衛生兵を15人に1人つけているのに、自衛隊は250名に1人。しかも、衛生兵の装備も貧弱で、他国では医者並みの治療が可能だが、自衛隊の場合、医師法などで規制され、部隊に同行するメディックは医療行為が出来ない。また、医務官を増員して派遣しても、最前線には医務官は行かないし、そもそも、自衛隊は現場から負傷兵を後送する「装甲野戦救急車」を保有していない。だから、負傷兵を運ぶ車両を現場に送るのは極めて危険で、却って犠牲者を増やしかねない。 3・11の時、ドイツでもアフガン出兵をすべきかどうかという大議論が起きたのだが、当時の政府が強行して3500名もの部隊をアフガンに送った。ところが、帰還兵からはPTSDの患者が多数発生した。また、現地のドイツ軍将校が誤って、アフガン市民を爆撃せよと米空軍に要請してしまったために、30〜40人のアフガン市民が誤爆で死亡する事件が起きたのだが、ドイツ軍が隠蔽して問題化したことがあった。このように、自衛隊か、あるいは相手先の国民から大量の犠牲者が出た場合の日本国民の反応が日本の未来を決めるかもしれない。 ●また、実戦経験が無い日本製の装甲車などは水準が低すぎて、ゲリラが使う銃の銃弾がスパスパ貫通する装甲車ばかりだと言う。また、日本製の装甲車はゲリラが多用する手製地雷にも耐えられない代物ばかり。手製地雷といっても、敵軍の装備に合わせて砲弾などと共に何個も埋める場合もあるから、地雷用の装備を施された専用装甲車でも、バラバラになる場合もある。しかも、運よく生き残ったとしても、脳が爆発の衝撃波でダメージを受け、後日障害が出る場合が多いが、証明が困難で補償されないから、手製地雷で攻撃されたら最後。生き残っても地獄の日々が待っている。★ 車両ばかりではなく、俄かには信じられないのだが、日本はライセンス生産の機関銃などの銃器さえもまともに造れない。2013年、機銃メーカーの住友重機械工業は、10年以上前から耐久性などのデータを改ざんして不良品を1000丁以上も納品し続けていたことがバレて、軽く仕置されたが、天下り先を確保したい自衛隊幹部は本物を輸入したがらず、そのまま住友重機械工業に担当させている。また、欧米のメーカーが新型を発売しても、わざわざ旧式を調達したり、ゲリラでも使用しなくなった旧式武器を、新たに開発して技術本部は自慢している。とにかく現場の自衛隊員が悲惨で、不良品と知りながら使い続けている始末なのだ。 しかも、自衛隊は天下りのために、平気でウソつく組織で原発推進組織と同じ体質。ルワンダに派遣したPKO部隊の医療班が30分も銃撃され続けたことがあったのだが、後で自分だけヘルメと防弾チョッキを着た幹部が来て、ヘルメットと防弾チョッキを着ていたことにしてくれと口裏合わせを強要したという。それで、幕僚監部も大臣もマスゴミも、誰も真相を知らなかったし、高機動車も2台盗まれたが、これも隠蔽したと言う。 ●戦闘が起きたら、超ベテラン兵以外は本能で動くものは敵兵と見なして全て撃つ。つまり、軍隊の近辺に居るのは非常に危険であり、これは日本が侵略された場合の自衛隊も同じで、自衛隊の側なら安全と誤解して接近し、誤射されても責められない面がある。
だから、南スーダンの自衛隊が、人が多い都市で「駆けつけ警護」などしたら、無関係な市民を射殺してしまう可能性が高いのだが、その場合、補償をどうするのか?するのか、しないのか? 補償しないのであれば、益々自衛隊は憎悪されて危険になるが、補償しても、ネコババされて遺族に届くとは限らないから、やはり、憎悪されるかもしれない。また、市民と見分けがつかないゲリラが多い。それで誤射なのかどうかの判定はどうするのか?あるいは、誤射した自衛隊員の処置はどうするのか?殺人罪で起訴するのか? ●これは、日本有事の場合も同じ。有事の場合、国民が自衛隊の基地に逃げ込むのは危険。なぜなら、軍事基地は第一の攻撃目標であり、敵から攻撃される可能性が高いから。 それで、日本が侵略された場合、日本国民は敵軍だけでなく、自衛隊からも離れていなければならない。 つまり、自衛隊の部隊が近くに存在しようがしまいが、国民は非武装でいなければ攻撃されるので、自衛隊が自分の住む都市に逃げ込んだり、場合によっては通過することも拒否した方が良い情勢になる場合さえもあるのが戦争の現実である。 なぜなら、自衛隊は撤退のための通過だけのつもりでも包囲されて、やむなく都市で戦うことになることもあるから。そうなれば、都市民は無差別攻撃されて、アレッポやモスルのような地獄を味わうことになる。 しかも、敵軍は自衛隊は市民を盾にしている、非人道的な軍だ、卑怯な軍だと世界中に宣伝され、ISのような極悪軍と見なされて、殲滅すべきということになってしまう。 ●自衛隊のような通常の軍(常備軍)は、第一に政府(日本の場合は天皇も)を守る組織であって、米軍でさえも9・11を阻止できなかったように、軍には国民を守り切ることは出来ない。 どこの国の軍も政府を守るのが第一。そして、どんな国の軍であっても、軍が守る政府が国民を守ることしか期待することはできない。軍に国民を守ると期待する方が間違いであり、自衛隊も血税でウソを宣伝せず、真実を伝えるべきだ。 かつて、天皇の軍である関東軍が満州の日本人を見捨てて逃げ、戦後に大非難されたが、実は、国民を捨てて逃げた関東軍は「正しい」のである。旧日本軍は天皇を守るのが第一の任務であり義務だから、満州の日本人を救うためとは言え、勝手に全滅する可能性が高い戦争をするのは任務・義務違反であり、絶対に許されない行為である。旧日本軍は全滅する場合も、天皇の許可が必要である。 これは、現在の<政府と天皇のための軍>である自衛隊の場合も同じで、国民を救うために、勝手に全滅することなど、したくても不可能である。それでも自民党とネトウヨは国防軍にすると言う。 ★自民党とネトウヨの言う<国>とは、政府と天皇のことであって、国民ではない。だから、国防軍などウソで、政府軍(日本の場合は政府天皇軍)なのである。 ★そもそも、有事には米軍が自衛隊を指揮する。自民党やネトウヨは、他国が指揮する軍が日本の国防軍だと真顔で言うので、笑うしかない。 ★中国やロシア、北朝鮮も含めて戦争放棄を明記した「東アジア平和条約」を締結し、今後、東アジアで国際戦争が起こらないようにするのがベストである。 無防備都市宣言 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E9%98%B2%E5%82%99%E9%83%BD%E5%B8%82%E5%AE%A3%E8%A8%80 ★最近は、イギリス海兵隊のように揚陸にはヘリを使うのがトレンドで、海からの強襲揚陸は危険すぎるので米海兵隊も例外でしかない。しかし、自衛隊はイラク戦でゲリラが多用した手製地雷で吹き飛ばされて多くの戦死者を出し、生産も終えた米国製水陸両用車「AAV7」を、わざわざ再度生産ラインを組んでもらい新品調達を行うと言う。 この「AAV7」は約50前に米軍に採用された超旧式タイプ。南西諸島に多いリーフや防潮堤を乗り越えられず、砂浜がないと上陸できない代物だが、陸幕はほとんど試験をせずに52両も調達を決めた。自衛隊は試験をする前に、米国の圧力で採用を決めていたとしか思えない採用経緯である。 また、自衛隊は冷戦終結で戦車の定数を300輌に減らされたら、まだ使える340輌もの90式戦車を潰し、代りにクーラーが無いので夏にNBC環境下で密閉状態にしたら、事実上使用不可となり、ゲリラが多用する対戦車兵器のRPGで、容易に側面を撃破されてしまう時代遅れの10式戦車を調達する放蕩組織。
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