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安倍ちゃん・トランプ・蓮舫先生の「三角関係」と日本のキツい未来=ちだい(MONEY VOICE)
http://www.asyura2.com/16/senkyo216/msg/422.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 11 月 22 日 19:01:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


安倍ちゃん・トランプ・蓮舫先生の「三角関係」と日本のキツい未来=ちだい
http://www.mag2.com/p/money/27217
2016年11月20日 MONEY VOICE


安倍首相が17日、ニューヨークでトランプ氏と会談しました。日本のメディアは安倍首相と寿司友なので、「さすが安倍総理!」しか言いませんが、この会談をキッカケに、少し日本とアメリカの未来が見えてきましたのでコラムを書きました。マスコミの言うことをそのまま信じるのではなく、その奥にあるものを見ていきたいです。(『原発ニュース最新情報』ちだい)

マスコミが報じない安倍・トランプ会談、日米関係はどうなる?

■日本のジャーナリズムは死んでいる

日本経済を握っている経団連の皆さんにとって、TPPは悲願でした。農家が打撃を受けようが、国民皆保険が壊されようが、今、日本の経済を回している大企業の皆様にとっては、関税や規制がなくなる方が「おいしい」からです。

どこぞの片田舎で丹精込めて米を作られても、自動車の方が高く売れますし、「弱者が困るのは弱者だから」としか思っていないので、いちいち気遣うことはありません。

しかし、どんなビジネスでも、目先の利益を追い、誰かを不幸にするやり方は長い目で見ると失敗します。TPPは短期的には日本企業にもメリットがありますが、30年、50年という長い単位で見た時に、庶民の生活が完全にぶち壊され、TPPにギブアップしても、一度入ったら抜けさせてもらえないヤクザな話が待っていました。

きょうび、ヤクザの世界でさえ指を詰めて保険金を納めればカタギになれるのに、それを認めないのがTPP。そのヤバさを象徴するのが、TPPのポジションです。アメリカでは憲法の下に位置づけられているのに、日本では憲法の上に位置づけられる国際条約となっており、日本の憲法が何を言っていても関係ないのがTPPだったのです。

もちろん、途中で脱退する自由なんてあるはずがありません。これはスゴいです。日本で「憲法を変える」と言った日には、間違いなく国会の前にたくさんの人が集まり、山本太郎の必殺コント「一人牛歩」ぐらいは見られたことでしょう。

ところが、「憲法より上」という国際条約にもかかわらず、自民党・公明党・日本維新の会の強行採決でTPPの参加を決められる世界。どんだけ頭がイカれているのでしょうか。

しかも、企業からの広告料で運営されているマスメディアの皆様は「TPPはヤバい!」なんて一言も言いません。下手にTPPの真実を報じて広告料がもらえなくなったら、高給取りの社員たちが家のローンの心配をしてしまう。

いまや「ジャーナリズム」なんて、中東に行って拘束されるマヌケな三流記者が追い求めているものでしかなく、大手の新聞やテレビ局には「ジャーナリズム」のジャの字も残っていません。

なにしろ、福島第一原発事故という日本史に刻まれるレベルの大事故が起きた時に、真っ先に東京電力様の広告料がもらえなくなることを心配して、「メルトダウンなんてしているはずがない」「放射性物質が首都圏にも降るなんて恐怖心を煽る悪質なデマだ」と言い放ち、まだ放射性ヨウ素がモリモリ放出されまくっている中、「子供は外で遊ばせるべき」と社説を述べていた無能の極みが、日本のメディアの皆様です。

ほら、ジャーナリズムなんて残っていないでしょう?

■トランプはバカな男じゃなかった!

日本のメディアは、さすがに政治経験のないトランプみたいなオッサンが大統領になるほどアメリカの国民が夢を追うことはないだろう、いくら何でも現実的なところを考えたらクリントンが大統領になるに違いない。そんな先入観のせいでデータを正しく分析できず、結果として、トランプが大統領になることを全然予想できませんでした。

ある論客は「アメリカ国民はバカばかり」と吐き捨てていましたが、バカは想定もできなかったオマエだろうって話です。

確かに、トランプは「メキシコとの国境に壁を作る」や「イスラム教徒は入国させない」など、過激な政策を掲げていました。ここだけ切り取ったら、めちゃくちゃヤバい奴です。

しかし、メキシコから流れてくる麻薬に頭を悩まされている人もいるし、IS(イスラム国)に殺された兵士の遺族もいるわけで、本当に実現できるかどうかはともかく、「よく言ってくれたぜ、トランプ!」と熱狂的に歓迎する人もいるのは事実です。

ところが、日本のメディアは本気でクリントンが勝つと信じ込んでいたし、ヤバいオッサンを倒して女性初の大統領になるクリントンをドラマティックに演出したかったのだと思います。だから、トランプの良いところをほとんど報じてきませんでした。

その結果、大統領選の開票結果を見て、「アメリカが終わった」と考えるジャパニーズが続出。一瞬にして1ドル102円台まで円高が進んでしまったのは、日本のオジサンたちがパニックになっていたからです。

ところが、肝心のアメリカでは、トランプに期待する声は大きいのです。当たり前です、少なくとも半分はトランプに投票しているんですから。クリントンに投票した人でも、ほとんどの人は「ま、いいか」と思っているに違いなく、トランプ大統領誕生に白目を剥いて失神している人なんてマイノリティーです。

結果、アメリカ市場がオープンした瞬間から激しくドルが買われ、この原稿を書いている時点で1ドルが110円台まで円安が進み、円安に伴って日経平均株価も急上昇。これまでの「アベノミクス」とやらが、一体、何だったのかと思うほどです。こんなことなら最初からトランプを応援しておけば良かったんじゃないでしょうか。

日本のメディアがトランプのことを頭のおかしい過激なオッサンとしか扱わなかったばっかりに、多くの日本人がトランプを「ヤバい奴」と認識し、大量にドルを売り払うマヌケな暴挙に出たわけですけれども、トランプは曲がりなりにも億万長者になった人物であり、圧倒的多数のアンチに囲まれながら共和党の予備選を「泡沫候補」と言われるポジションから勝ち上がってきたオジサンなのです。「無能のイカれた金持ちジジイ」の一言で片付けてきた日本のメディアの方が無能です。

アメリカでは今、国民がまともな医療を受けられないほど経済が国を支配しており、クリントンが大統領になったところで貧富の差に拍車がかかるだけなので、トランプの方がマシだという判断をしたアメリカ国民は、けっしてバカではないと思うのです。

少しくらい過激な発言に目を瞑ってでも、アメリカの将来を考えた時にはトランプの方がマシだと選択したのでしょう。そう、僕たちは日本のマスコミによる「トランプは無能」という先入観を取り払い、もっとフラットな目でトランプを分析する必要があるのです。

■安倍首相がトランプに会いに行く意味

安倍首相が急いでトランプに会いに行ったのは、日本政府がトランプにコネクションを持っていなかったからです。なにしろ、トランプが勝つなんて微塵も思っていなかったので、選挙前にはクリントンだけに会いに行って、「大統領になった時にはよろしくお願いします」と挨拶したのでした。

ところが、選挙の結果はトランプの勝利。日本政府はもちろん、外務省のエリート官僚の皆さんまでもが完全ノーマーク。いまや日本のお家芸になっている「想定外」だったのです。

これはすぐに関係を構築しなきゃいけないとなって、下っ端のポンコツ官僚がキャビンアテンダントに偉そうな態度を取りながらビジネスクラスでアメリカに飛び、「どなたか日本の話を聞いてもらえませんか?」とかやっても相手にしてもらえないので、トップ会談を仕込み、トランプとの関係を築こうとしました。

本当だったら、まだ大統領になっていない人物をもう大統領になったかのように扱って会いに行くなんて、現大統領に失礼なので遠慮するところですが、「アメリカに捨てられたら日本は終わり」と考えているので、デリカシーとか言っている場合ではないと判断したのでしょう。

まずはトランプと個人的に仲良くなること。これこそ安倍首相に課せられた最大のミッションであり、ついでに今後の自民党のCMに使えるトランプとの仲良し写真を撮影できたらいいなと思っていたに違いありません。

さて、肝心の結果はどうだったのかと言うと、どうやら安倍首相は完璧にミッションをこなし、トランプと仲良しになることに成功。

安倍首相とトランプには「大のゴルフ好き」という共通点があり、外務省の職員が本間ゴルフ八重洲店で買ってきたゴールドの特注ゴルフクラブ(1本50万円)をプレゼントすると、トランプは「飛びそう!」とご満悦だったそうで、トランプも安倍首相にシャツなどのゴルフ用品をプレゼントしたそうです。

当初は45分の会談予定が90分になるほど盛り上がり、感情でモノを決めそうなトランプに「安倍ちゃん大好き!日本最高!」と思ってもらうことに大成功。トランプは叩かれまくったのでマスコミが大嫌い、安倍首相は寿司とゴルフでマスコミをアンダーコントロールしているので、どんな会談だったのかという話は「非公開」とされ、どうでもいいゴルフの話ぐらいしか出てこないのですが、まずまず悪くはなかったものと思われます。

今回は政治的な話というより、個人的に仲良くなることが優先されたかもしれません。米軍の基地問題やTPPの話がどこまでできたのかはベールに包まれたままですが、いきなり難しい話を切り出すよりは、「引き続き日本をよろしくね!」という挨拶がメインだったと思われます。

■会談の非公開にブチ切れて嫌われる民進党代表・蓮舫先生

安倍首相とトランプの会談が非公開になった一番の理由は「隠したいから」ではなく、現在の大統領はあくまでオバマ大統領なのに、もうトランプと仲良く政治の話をしているなんて失礼すぎちゃって、とても言えないからです。

ところが、「なんで非公開なんだ!」と噛みついちゃったのが民進党代表の蓮舫先生。会談後の記者会見で安倍首相が述べた「信頼できる指導者だと確信した」という感想に対しても、「どこが信頼できるんだ!」とツッコんでしまったため、全国のネトウヨから「国籍がわからないオマエより信頼できるだろ!」とツッコまれる始末。

そもそも安倍首相は何を食っても「ジューシー」しか言わないくらいなので、どの大統領に会っても「信頼できる指導者だ」と言っちゃうでしょうし、いちいち「どこが」とかツッコんでいる方が面倒臭いはずなのに、何から何まで批判したい精神で批判してしまい、蓮舫代表も嫌われるし、民進党も嫌われるしの悪循環になっています。

政治のバランスを考えると、もうちょっと民進党にも頑張ってもらわなければいけないのですが、ツッコミが下手すぎて漫才にもなりゃしません。アンチ安倍派の皆様には悲しいお知らせかもしれませんが、このままでは「安倍無双」が永久に続いてしまう予感がします。

■今後の米軍基地問題はどうなるのか

今日も沖縄では米軍基地問題に揺れていますが、トランプは「すべてはアメリカのため」という思想の持ち主。「米軍は日本から撤退するべき」と言ったのは、日本が嫌いというより、単純に「お金がかかって赤字じゃん!」という話です。

しかし、日本はアメリカ様に守ってもらうために、毎年7612億円という巨額の負担をしており、米軍が駐留するのにかかる経費の約75%を負担しています。これはアメリカの同盟国の中では、ぶっちぎりのトップ。さらに、日本には橋下徹先生に代表されるように、「いっそのこと全額払ったらいいじゃん!」のオッサンたちもいるので、日本が一番恐れている「米軍撤退」というシナリオは回避されそうです。

ただ、「毎年7000億円以上もかかっているなら、その財源を社会保障に回せるだろ!」という話は議論しにくくなりました。

アメリカ様から「じゃあ、撤退する?」と言われた時に「それだけはご容赦を!」というのが現在の日本のスタイル。もはや日本には巨額の用心棒代を請求される以外の選択肢が思いつかないのです。

庶民の暮らしは日に日に貧しくなり、米兵様の食べるステーキが豪華になる未来です。

■TPPでどうなる日本。日本の政治家は「脳味噌フラワーパーク」

TPPはどうなるかと言うと、トランプは「アメリカの経済を守ることが最優先」と考えているので、時には規制も必要だと考えています。燃費の良い日本の車が関税ゼロで入ってきたら、ショボいアメリカの自動車メーカーは倒産してしまう。

消費者にとっては燃費の良い車が安く買える方が嬉しいかもしれないけど、ショボい自動車メーカーで働いている人が大量に職を失うことまでは喜べない。トランプはTPPのメリットとデメリットを天秤にかけた時、「デメリットの方が大きいやろ!」と考えているのです。

ただ、日本の企業にとっては、TPPに参加した方がメリットは大きいです。なにしろ、関税がかからなくなれば、今よりもっと売れるからです。なので、今も日本では「アメリカがいなくなってもTPPを進めるぞ!」と無能な政治家の皆さんが奮闘中。

しかし、TPPは冒頭に述べたように憲法より上の国際条約であることに加え、「企業が儲かるための自由の押し付け条約」なので、トランプによって白紙撤回されたのは、とてつもない命拾いです。

例えば、遺伝子組み換え食品を販売する自由の押し付け。日本は「遺伝子組み換え食品は避けたい」と思っている消費者がほとんどです。いくら商業科学のオッサンたちに「遺伝子組み換えは科学的に問題ない」と言われたところで、本能がダメな予感を感じているからです。

ところが、TPPに参加すれば、「遺伝子組み換え食品を避けるのは自由貿易が損なわれる」とイチャモンをつけられ、「そもそも遺伝子組み換えかどうかを確認できるシステムになっているから避けられるんだ」と言われ、「遺伝子組み換え食品かどうかを表示することは禁止」になり、「遺伝子組み換え食品を食べたくない人が安全なものを選ぶ自由がなくなる」という、販売者の自由ばかりが拡大し、消費者の自由がなくなる現象が起こります。

こんなことがアチコチで起こるので、企業は儲かるけれど、庶民の生活はボロボロになる。あとでみんなが「もうTPPとか言ってられないよ、勘弁してくれ!」と言い出した時には、TPPの中の「ラチェット条項」という「一度自由にしたら規制するのは許さない」のルールが適用され、「勘弁しませんよ」という話になります。

「そんなのおかしいよ、憲法で国民の財産を守る権利が保障されているんだから!」と言っても、「は? 憲法? バカなんじゃねぇの、TPPはオマエの国の憲法より上だぜ!」と言われ、蟻地獄のように二度と元には戻れない。

1%の経済支配層の皆様には最高の喜びだけど、99%の庶民には苦しいTPPなんてろくなもんじゃなく、せっかくトランプ様のミラクル当選によって命拾いさせてもらったのに、まだTPPを進めようとしている脳味噌フラワーパークの政治家がたくさんいることにはビビらされます。

もっとも、彼らは国民のためではなく、1%経済支配層の皆様のために汗を流されているので、ある意味、きっちりお仕事をしているとも言えるのですが。

そして、国民のために政治をしない政治家たちの筆頭が安倍首相であるにもかかわらず、トランプと仲良くなったぐらいで安倍政権の支持率が上がってしまう現実。庶民の生活が苦しくなるのは自業自得。自分たちで首を絞めているのに、それに気づかないのだから仕方がありません。やはり僕たち国民は、もっと真剣に政治のことを考えなければならないのだと思います。



 

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コメント
 
1. 2016年11月22日 21:11:17 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[1016]
北丸雄二氏
「日系人も、『帰れ』って言われてるんですよ」
https://www.youtube.com/watch?v=o05np6XNr_g#t=1h13m41s

前途多難ですなぁ…
『帰れ』などとは申しません。米軍は要らないので、お帰りくださいませませ。


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