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2016年11月19日 「ジャーナリスト同盟」通信
<ニューヨーク・トランプタワーでの内緒話>
日本時間11月18日、ニューヨークのトランプタワーのトランプ私邸に、小心者の安倍晋三は一人通訳を連れて乗り込んだ。次期米大統領は、話題の夫人を避けて、長女を同席させた。内緒話は90分。終わって、安倍はマイクの前で「胸襟を開いた話し合いが出来た」と自画自賛、会談の中身を懐に入れて立ち去った。
<今のアメリカは崩壊する、TPPは不可能だ>
永田町では、よく「胸襟を開く」という言葉を使う。ことほど政治会談は、無意味な嘘の対話が中心ということなのだ。安倍のいう意味は、本心を伝え、トランプからも本音を聞き出す。結果はそうだった、と胸を張ったことになる。むろん、胸襟を開いたかどうか、ハッタリかもしれないが、ここでは安倍の言い分を信じて、二人の本音を探ってみたい。
安倍の関心事は、とん挫したTPPを蘇らせることである。トランプはアメリカの労働者の惨状などから「TPPは公約。必ず止める」と押し切った。そのうえで「なぜ日本はTPPに熱心なのか。国民は反対しているのではないか」と逆襲する。
<中国の世界にさせてはならない>
「あなたは中国のことをよくわかっていない。このままでは、中国が世界制覇を果たしかねない。既に軍事的にはロシアと肩を並べている。経済的にも、おっつけアメリカを追い越す。これを阻止するためにTPPは必要不可欠なのだ」
「しかし、中国の経済発展は、世界経済に貢献している。日本も恩恵を受けているではないか。アメリカは中国の経済力を活用する。むろんのこと、それによるアメリカ人労働者の被害は許さない。中国とは対話、ロシアとも対話して軍事緊張を低下させて、アメリカ経済を再生させたい。これが私の信念だし、国民の願望でもある」
<軍事費の大幅負担増をたのむ>
「選挙でも公約したが、アメリカ国民の軍事費負担に対しての反対は強い。その金を国民福祉に回せ、という強い要求がある。したがって、米軍の費用負担増を日本や韓国にもお願いしたい。無理なら撤兵も考えている」
「それは違う。なぜ日本や韓国に米軍は駐留しているのか。ひとえに中国への警戒が、歴代アメリカ政府の方針だった。日本防衛というよりは、アメリカのアジア太平洋戦略のためなのだ。私は日米安保改定をした爺さん(A級戦犯の岸信介)から直接聞いて知っている」
「私は軍事費を減らして、国民の経済再生に向けたい。ぜひとも協力してもらわねばならない。それが大統領に当選した理由なのだから」
<米戦略のためではないか>
「それならば戦略を変えるというのか。変えられるのか」
「もちろん、変える。変えなければ、アメリカの強い再生はない。同盟国を守ることもできない。今のアメリカは、日本人が考えている以上に厳しい。内政を立て直すことが最も重要なことなのだ。プーチン・習近平とも話し合いをしながら、問題を処理したい。それが私の使命なのだ。従来のような戦略を推進することは、アメリカの没落を早めるだけである」
「アメリカを支援するために、日本政府は昨年、国民の反対を押し切って集団的自衛権の行使による米軍支援法を強行した。これ以上の支援には、どうしても70年前にアメリカが押し付けた憲法を変える必要がある」
「待ってくれ、我々が押し付けた?そうではあるまい。事実は日本国民が大歓迎している。あなたの祖父は戦争責任者だから、面白くなかったかもしれないが、日本の議会も国民も歓迎した憲法である。これは間違いのない事実である。憲法改正して核武装したいのか」
「一部にそうした意見はあるが、今は考えていない」
「私も日本や韓国の核武装容認と新聞に書かれたが、そんなことは言っていない」
<9条憲法を破壊しないと、これ以上の支援は無理>
「いずれにしろ、われわれは戦争放棄の9条を変えたい。そのために2度目の首相を引き受けた。ワシントンの親日派の意見もそうだ。9条が存在すると、これ以上の米軍支援はできない。理解してほしい」
「そうはいうけれど、人間の殺し合いほど悲惨なことはない。アメリカは戦後、朝鮮・ベトナムで多くの若者を亡くしている。古くは日本との戦争で。いまも中東で。それが原因で、アメリカ人は国際社会から非難されている。もう若者を犠牲にするな、が世論となっている。そうした弱者の多くが、私を支持してくれたのだ」
<日本は何をやりたいのか>
「しからば、日本は、あなたは9条を無くして何をしたいのか。あなたの夢を聞かせてほしい。中国と対決して得る者はあるのか。第一、中国を懲らしめることは、もはや不可能ではないか」
「われわれは、それゆえに日米安保条約を締結、多くの基地を提供している。こんな国はほかにない。中国を封じ込めるためには、どうしても日米同盟の強化が必要なのだ。そして経済面ではTPPによる中国孤立化である。オバマ政権も必死で取り組んできたものだ」
「聞くところに寄ると、あなたは国家主義者・国粋主義者と言われている。あなたの祖父の影響か。戦後レジームの脱却とは、戦後体制を崩壊しようというのであろうが、再びアメリカと戦争するつもりか」
<爺さんに聞かされた明治への回帰・大日本帝国復活だ>
「そんな風に受け取らないでほしい。今日は私の夢を語るためにここに来たものだ。私の夢は爺さんに聞かされたもので、それは明治に回帰する日本である。 戦前の日本人は、勤勉でよく働いた。政府の支持に奴隷のようによく従ってくれた。そんな日本にしたい」
「大日本帝国か」
「今のアメリカも帝国主義国家ではないのか」
<国家神道で国民を羊にできる>
「明治の日本は、天皇中心の神の国だった。国家神道のもとに国民は、羊のように従順で、国に貢献してくれた。それでもって、清国やロシアとの戦争にも勝った。国民は天皇のために命を進んで捨ててくれた。これこそが日本神国である。国家神道は、戦後において神社本庁として存在している。そこが靖国神社を支えているので、私は欠かさず参拝か参拝に代わる真榊を奉納をしている。私や仲間の日本会議にとって、靖国神社は戦争のために不可欠の神社である」
<神社信仰で変わるか>
「神社信仰は、そんなにすごいのか。日本に行ったら一度見てみたい」
「明治神宮ならいつでも案内できる」
「一体、それでどうかなるのか」
<神風が吹く>
「神風が吹く。昔、元の大軍が日本に襲ってきたことがある。このとき、台風が襲って元の大軍をみな海に沈めてしまった。太平洋戦争では、神風特攻隊が有名だ」
<70年前に敗北したのではないか>
「神風が吹くというが、それならばなぜ太平洋戦争で、日本は負けてしまったのか。神風論は出まかせでしかない」
<原爆のせいだ、今度は負けない>
「いや、あの時は原爆にやられたのだ。原爆がなければ、日本が負けることはなかった。そう考えている。今度は負けない」
「どうかな。国家神道も原爆には勝てない?いや日本は不思議な国だ。今日はいろいろ面白い話を伺って、参考になった。また機会を見て会おう」
以上がトランプ邸での90分会談の幻想に満ちた会談秘話予想である。当たるも八卦、当たらぬも八卦!
2016年11月19日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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