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2016/11/13 05:47
<米大統領選に勝利した共和党のドナルド・トランプ氏は11日、マイク・ペンス次期副大統領が政権移行チーム責任者を務めると発表した。トランプ氏はツイッターで「政権を運営する人々について、間もなく非常に重要な決定を行う」と表明し、閣僚候補などの人選を急ぐ考えを示した。
トランプ氏の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏や次男エリック氏、長女イバンカさんが移行チームの執行委員会に加わることも明らかにした。
選挙戦中から移行チーム責任者を務めたクリス・クリスティー・ニュージャージー州知事は副責任者に降格した。同知事の元側近らが4日、違法な道路閉鎖に関与したとして有罪評決を受けたことが問題視された可能性もある。
副責任者には、共和党の大統領候補の座を争った元神経外科医ベン・カーソン氏のほか、ニュート・ギングリッジ元下院議長、マイケル・フリン元国防情報局長官、ルディ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長、ジェフ・セッションズ上院議員も指名された。
執行委にはトランプ氏の3人の子供のほか、首席補佐官候補に挙がっているラインス・プリーバス共和党全国委員長とスティーブ・バノン氏も名を連ねた>(以上「時事通信」より引用)
トランプ次期大統領はいわゆるエスタプリッシュの出身ではない。米国政治の中枢を担ってきた軍産共同体のエージェントでもない。
トランプ次期大統領は実業界で成功したボッと出の、泡沫候補と見られていた大統領候補だった。だから政治家としての実績のない次期大統領に危惧を表明する評論家が多いが、しかし誰しも最初から「政治家」として生まれてきたわけではない。
それでも次期政権の中枢に子供たちを据えるトランプ大統領には一抹の危惧を抱かざるを得ない。素人政治家として斬新な手法と実業界の「常識」を政治の場に持ち込むのは反対しないが、政治が企業経営と異なるのはよりロングスパーで物事を見なければならないということだ。
日本では玄人政治家を自認する安倍氏が「お友達内閣」を造って、短期的に政治の果実を国民に見せようとアベノミクスなる御用マスメディアが進呈したが、中身は何もなかった。それどころが金融緩和政策と全く逆方向の消費増税というデフレ政策を実施したため、政権運営余念にも拘らず、当初二年間で達成すると安倍氏が目指したインフレ率2%の日本経済は実現できていない。
しかしそれでも家内工業的なホワイトハウスには危惧を抱かざるを得ない。世界の超大国を動かすのがトランプ・ファミリーというのは何とも頼りない。四年間もつのだろうか、という疑念さえ抱かざるを得ない。
だが、トランプ氏が選挙戦の最中に演説した通りに政治を執行するなら、日本は米国の箍から自由になる好機だ。米国が「内向き」の政治に没頭するなら、日本は日本の未来を日本国民が責任を持って考えなければならなくなる。そうした、日本の未来を日本国民が考えるのだ、という新鮮さが日本政治にインパクトを与えないわけがない。
TPPに反対するトランプ氏は歓迎だ。TPPは米国の1%だけが富み、他の米国の99%と、日本国民の99%が貧困化する貿易の仕掛けでしかない。TPPにより貿易の範囲が拡大する、というのはTPPの本質を知らない者の戯言だ。
そして日本に過大な防衛費負担を求めるなら、米軍撤退論が日本の世論になるだろう。それこそが日本の真の独立をもたらす。首都を瞬時にして制圧できる外国軍が駐留している独立国なぞあって堪るか。日本から米軍が撤退すれば、そこから独立国家日本の歴史が新たに始まる。
当然、戦時・戦時に対する史観も米国に遠慮する必要はなくなる。原爆記念碑に刻まれたバカな文句は変えなければならない。市民大虐殺でしかない原爆投下はいかなる効果を喧伝しようとも、その悪魔的な所業を覆せるものではない。
日本の近隣諸国の脅威は近隣諸国と米国との対立によってもたらされる脅威でもあった。米国抜きならば、日本には日本の採るべき道がある。アジアの盟主として、世界平和を日本から提唱する道がある。国連などといった常任理事国だけが優位な国際機関にどれほどの意味があるというのだろうか。国連は決して世界平和を希求する機関ではない。それは常任理事国の利害調整機関でしかない。
欧米による帝国主義を打破した日本は欧米主導の利害調整機関ではなく、世界市民が真摯に平和を希求する国際機関を創設し、すべての人種と宗教と民族が自由で平等な仕組みの国際機関を日本が提唱して創設すべきだ。そして本部は米国ではなく、アジアの地域に置くべきだ。
そうした米国支配から日本が解き放たれる絶好の機会が巡って来る可能性がある。米国のポチ安倍氏は尻尾を振って17日にトランプ氏と面会するようだが、「九月にはどうして面会を求めなかったのか」と皮肉を言われて追い返されるのがオチだろう。
トランプ次期大統領は未だ政権の骨格すら決まらず、家内工業の段階でしかない。この時期はじっくりとトランプ氏のお手並み拝見と高みの見物を決め込む方が有利なのだが、ポチ根性の安倍氏は尻尾を振りたくてたまらないのだろう。なんという情けない首相を日本は戴いているのだろうか。
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