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「有言実行」の広島黒田と「不言実行」の日銀黒田総裁/(C)日刊ゲンダイ
不言実行と口先だけ 「2人の黒田」の出処進退を思う 日本経済一歩先の真相
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/193555
2016年11月11日 日刊ゲンダイ
同じ「黒田」でも、こうも違うのか。任期中での物価2%目標達成を断念した日銀の黒田東彦総裁と、25年ぶりのリーグ優勝で有終の美を飾った広島カープの黒田博樹投手のことだ。2人の黒田の隔たりの激しさには改めて驚かされる。
黒田総裁が物価目標の達成見通しを後ろにずらしたのは、今回で実に5回目だ。就任直後の2013年4月には「2年程度を念頭にできるだけ早期に実現する」と宣言。15年4月には達成するはずが、何だかんだと引き延ばし、ついに「18年度ごろ」に先送り。「18年4月まで」という自身の任期内に目標を達成するのは、事実上困難であることを認めた。
それでも黒田総裁は「石油価格の下落などで、欧米の中央銀行も予測を後ずれさせている」と主張したが、みっともない言い訳にしか聞こえない。「2年で達成」という公約を倍以上の「5年」に延ばすバンカーは世界に1人もいない。いや、いい大人が同じことをやれば信用を大きく失墜するのは間違いない。
中央銀行の総裁なら、何よりも信用を重んじるべきだ。黒田総裁は金融政策の最高責任者として不適格だと断言せざるを得ない。
同じ2年間でも、広島の黒田投手はどれだけのことを成し遂げたことか。14年のオフにメジャー数球団の高額オファーを断って古巣に復帰。その男気で投手陣を引っ張り、チームを変えた。今季もしっかりと2桁勝利をマークし、リーグ優勝の原動力となった。
黒田投手が「不言実行」のタイプなら、黒田総裁は典型的な「有言不実行」の人物である。
「黒田バズーカ」と呼ばれた「異次元レベルの大規模緩和」に踏み切り、日本の金融史上初の「マイナス金利」も導入した。前例のないことをやってのけ、「できる男」をアピールしても、成果が伴わなければ単なる口先だけの人物でしかない。
今なお失敗を正視しようとせず、ひたすら緩和政策一本やりという危うい人物を重職に起用したのは、安倍首相その人だ。大胆な金融緩和こそアベノミクスの第1の矢とみなし、黒田総裁を経済立て直しの大黒柱に据えた。しかし実体の伴わない「アベクロサンバ」のド派手なリズムで、マーケットを踊らせてきたに過ぎない。
安倍首相に重大な任命責任が生じるのは言うまでもないし、黒田総裁もこのまま任期中に物価目標を達成できなければ、いずれ「石もて追われる」立場である。「本当にできすぎの野球人生だった」と言い残し、惜しまれながらチームを去る黒田投手とは雲泥の差だ。
同じ姓の人物の充実感あふれる姿をみて、黒田総裁も思うところは多々あるだろう。これ以上、みじめな思いを続けるくらいなら「今すぐ辞めたい」がホンネではないか。
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— マヤノトップ1995 (@saido8472) 2016年11月10日
広島カープ 黒田投手が「不言実行」の人物、黒田総裁は典型的な「有言不実行」の人物である。
前から思ってた事が記事になってたw
— 光太郎! (@kimushin0715) 2016年11月10日
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— 吉川 幸男 (@FP_Yoshikawa) 2016年11月10日
『…大胆な金融緩和こそアベノミクスの第1の矢とみなし、黒田総裁を経済立て直しの大黒柱に据えた。しかし…マーケットを踊らせてきたに過ぎない…』
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