http://www.asyura2.com/16/senkyo215/msg/576.html
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「今回も大手メディアの反応は驚くほど鈍い。これでさらに政権与党の国会軽視が酷くなる。:山崎 雅弘氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/21060.html
2016/11/7 晴耕雨読
https://twitter.com/mas__yamazaki
今日発売の『歴史群像』誌(12月号)に、私の担当記事「レッドパージ」が掲載されています。
敗戦から講和へと向かう中で、日本国内で起きた共産党員の弾圧事件がテーマですが、本文でも書いた通り、いつの時代のどこの国で起きてもおかしくない、今も一定のリアリティを持った異様な政治的事件です。
学研『歴史群像』誌は、戦史関係の雑誌ですが、今回の「レッドパージ」は、軍事や戦史に関心のない一般の人にもお薦めできる内容です。
吉田茂首相の下で、日本の戦後民主主義がスタート早々どのように変質させられたのか、あまり触れられることのない歴史の一ページを、様々な視点から解説しています。
『歴史群像』誌12月号の巻頭では、カラー4頁で映画『この世界の片隅に』が取り上げられ、片渕須直監督とのんちゃんのコメントも出ている。
記事には「見どころポイント」がいくつか挙げられているが、戦史雑誌ならではという視点と切り口。
しかし意外にも、監督は「そういう側面」も重視したという。
仕事の打ち合わせやFBのメッセージ交換で、時たま「戦史研究家なのに、安倍政権反対なんですね」と言われることがあり、え? と聞くと、どうも戦史研究=軍事オタク=安倍政権支持というイメージを持つ人が少なからずいる模様。
確かに、軍事や兵器に関心がある人で安倍政権支持の人は結構見かける。
その一方で、半藤一利さんや保阪正康さんはじめ、昭和の日本軍に造詣の深い「戦史研究」の人で、安倍政権支持の人は、あまり見かけない気がする。
日本軍ファンで軍事や兵器に関心を持つ人と、日本軍の構造的問題や暗部を嫌というほど知る人では、先の戦争に対する捉え方も微妙に、あるいは大きく違う。
先の戦争における日本軍の「良い面」を見たいという人は、日本軍礼賛で史実を歪曲した政治宣伝本ではなく、例えば私の書いた『樺太の戦い 1945』などを読んでみたらどうだろう。
ソ連軍の樺太侵攻に際し、居留民脱出の時間を稼いだ日本軍の防御戦。https://t.co/mzIKQgJJC3
1945年8月の日ソ戦は、日中戦争や太平洋戦争とは異なり、日本軍が「侵略する側」ではなく「侵略される側」だった。
沖縄戦とは異なり、南樺太の戦いでは、現地の市民を北海道へ船で脱出させられる望みがあったので、日本軍の部隊は「市民を救うために」奮闘した。
先の戦争では例外的な状況だった。
類似テーマで『満洲の戦い 1945』もあるが、こちらは状況がだいぶ違っていた。
日本軍の前線では、やはり居留民保護の観点から奮戦する部隊もあったが、関東軍司令部はソ連軍の侵攻が開始されると居留民を見捨てて、真っ先に安全な後方へと逃げた。https://t.co/fTxYXgwKMs
軍事や兵器に関心がある人の中には、結構な割合で、いわゆる「左翼」や朝日新聞、日教組に怨念のような敵意を抱く人がいる。
自らの趣味への無理解や皮相的な批判・糾弾の集団的記憶が心の奥底にあるのかとも思う(その心情は理解できる部分もある)が、反対側の極へハンドルを振るのは行きすぎだろう。
私を罵倒する人の中にも、根拠は不明だが「左翼」とか「中国の手先」呼ばわりする人がたまにいるが、左翼なら『樺太の戦い』のような原稿は書かないし、中国の手先なら中国共産党政府が今なお封印する『文化大革命』の暗部を暴くような原稿も書かない。https://t.co/CeQPytjG8N
安倍晋三首相を批判する人間を「左翼」や「中国」などの特定の「陣営の一員」としか見られない人は、自分が思想心情面でそれと対立する側の「陣営」に属していることを態度で告白している。
政治や社会の問題を、個別の問題として是々非々で判断できない。
自分の陣営か、敵の陣営かでしか認識できない。
韓国のメディアは、大統領の腐敗と汚職を情け容赦なく暴いていて、日本の「情報番組」は出てきた情報を丁寧に(娯楽ネタとして消費するために)日本の視聴者に解説しているが、その自分たちの姿を客観視してみたらどうだろう。
韓国のメディアの仕事ぶりと、自分たちの仕事ぶり、違いに気づくだろうか。
>buu 報道、本当に酷い 野党が農水相の辞任を求めて委員会が混乱し、あおりを食ってパリ協定を扱う本会議が流れた、という伝え方 違う 発端は農水相発言、それも国会軽視の一端だけど、その話し合いも蹴散らし先例も衆議院規則も踏み破って、委員会を開催して採決したという「国会崩壊」こそを伝えるべき
安保法制の採決時に、大手メディアが安倍政権による「国会のルール破り」を黙認してしまったので、安倍政権の国会軽視はますます増長し、議事進行の手続きすら勝手に飛ばして「採決」する状況になっている。
しかし今回も大手メディアの反応は驚くほど鈍い。
これでさらに政権与党の国会軽視が酷くなる。
内容の多くが黒塗りの雇用契約書を見せられて「悪いようにはしないから」と言われて、サインする人はいないだろう。
後で「そんな条件の契約とは知らなかった」と抗議しても「サインした」と言われて終わり。
大手メディア社員とその家族の生活にも影響する問題だが、国民を騙す片棒を担いで平気なのか。
>玉木雄一郎 支持率が高い内閣だから何をしてもいいのか。あの強行採決の最中、私は与党席をじっと見つめていた。本当に農業のことを考えている議員は苦悶の表情を浮かべながら時折下を向いていた。都会出身の議員やよく分からない1〜2回生はヤジを飛ばすだけだった。不安に真摯に寄り添う議員が死滅しつつある。
>キャオ 今回採決することは議会運営の責任者である議運委員長にも伝わっておらず、突如行われた。 記者「採決について委員長に事前の相談は?」 佐藤議運委員長「嘘を言ってもしょうがないので…全くありません。与党の筆頭理事にもなかったということで驚きを隠せないというのが現状。大島議長も激怒」
>ガイチ つまり官邸の思うがまま、全ては官邸のために。与党の連中さえ蚊帳の外。果たして、本当にこの国は議会制民主主義の国なのであろうか?
昨日の夕方、NHKで放送されていた『シブ5時』という情報番組の冒頭シーン。
国会での(手順無視という意味での)強行採決について軽く触れつつ、「米大統領選挙前に可決を」という「解説」を述べていたが、意味が全然わからない。
日本の国民の生活に関わる問題より「米大統領選」の方が大事なのか?
勝田龍夫『重臣たちの昭和史(上)』(文藝春秋)を開いたら、冒頭に「昭和12年4月15日 永田町の近衛邸での仮装パーティ」の写真が出ていた。
このヒトラーコスプレの二か月後(1937年6月4日)、近衛文麿は第34代内閣総理大臣に就任する。
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