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盛り土だけじゃない 東京都は「液状化対策」方針も“隠蔽” 解除できるのか 豊洲“時限爆弾”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/193188
2016年11月5日 日刊ゲンダイ
岸本良一市場長(左)と澤章次長(下は、日建設計との打ち合わせ資料)/(C)日刊ゲンダイ
豊洲新市場の“消えた盛り土”問題について、小池都知事が1日の会見で、処分の対象とする8人の責任者を特定した。第2次自己検証報告書とともに公表された分厚い「添付資料」を精査すると、新たな“隠蔽”が浮かび上がる。
全293ページに上る添付資料のうち、豊洲市場の設計を請け負った「日建設計」との打ち合わせ記録は254ページ、実に8割を占める。基本設計の契約を締結した2011年3月から、実施設計の完了直前、13年2月までの議論の中身が詳しくまとめられているのだが、問題は11年3月29日付の打ち合わせ記録だ。
時はまさに東日本大震災の発生直後。「豊洲新市場建設工事基本設計 構造打ち合わせ(臨時)」と題された記録には、豊洲市場の液状化対策を巡る都側と日建の担当者とのやりとりが克明に記されている。
都からの出席者は、新市場整備部、施設整備課、基盤整備担当課の3人。盛り土問題で処分を受けた責任者たちがトップを務めた部署と丸きり重なる。発言者は黒塗りとなっているが、まず、都の職員とおぼしき人物が「現在は、『建物周辺にのみ液状化対策を行い、建物直下には行わない』方針となっている」と発言。埋め立て地で地盤の緩い豊洲で、液状化対策を軽視するような「方針」は見逃せないが、さらに都の職員とおぼしき人物はこう発言を続ける。
「液状化・土壌汚染・既存躯体撤去については、改めて再整理するべきと考えている。ただし不安を煽らないよう、このような状況であることを市場関係者には漏らさないで欲しい」
要するに、「不都合なことは市場関係者に漏らすな」と、日建設計に“口止め”を求めているのだからトンデモナイ。
1日の報告書の説明会で、日刊ゲンダイがこの点を指摘すると、中央卸売市場の澤章次長は「私は返答する立場ではないが」と前置きした上でこう答えた。
「当時は、東日本大震災直後の時期に当たり、多くの方が不安を持っていた。隠蔽体質ではなく、余計な不安を与えないための発言だと思う」
震災の不安があればこそ、正確な情報を市場関係者に伝えるべきではないか。改めて、担当部署である新市場整備部に問い合わせると、こう返答があった。
「確かにそういった発言があったのは事実ですが、当時はまだ打ち合わせ段階で、決定事項ではない。未確定な情報を漏らしては混乱を招くとの判断です。現在は建物直下にも液状化対策がなされています」
盛り土だけでなく、液状化対策の方針まで――都の“隠蔽体質”は根が深い。
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